シャルトリューはグレーの毛皮を着たフランスの宝物。その魅力と飼い方をご紹介
2022.03.28 作成

シャルトリューはグレーの毛皮を着たフランスの宝物。その魅力と飼い方をご紹介

PNS編集部

PNS編集部

グレーの毛が美しいシャルトリューは、フランス生まれの猫です。元フランス大統領シャルル・ド・ゴール氏をはじめ、多くの著名人に愛されたその美しさは、世界の愛猫家に高い人気を誇っています。今回は、シャルトリューの性格や特徴、歴史、そして飼い方について解説しましょう。

もくじ

    シャルトリューってどんな猫?

    シャルトリューはグレーの毛皮を着たフランスの宝物。その魅力と飼い方をご紹介
    (davide bonaldo/shutterstock)

    美しいグレーの毛がまるで貴婦人のような高貴さを感じさせるシャルトリュー。まずは、シャルトリューの特徴や性格について紹介します。

    シャルトリューの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    フランス生まれのシャトルリューは、「フランスの宝物」「生きたフランスの記念碑」と呼ばれる美しい猫です。丸い頭に柔らかなラインの頬、微笑みを称えているような口元がかわいらしいのが特徴です。

    瞳の色は赤みを帯びた茶色のカッパーかゴールド、オレンジで、成長に合わせて色が変化することがあります。体はがっしりしており、手足は短くほっそりとしています。熊のように後ろあしで立ち上がるのが得意で、前あしで上手に手招きする仕草はコミカル。大きな体に反して鳴き声がとても小さいのも特徴の一つです。

    大きさ

    シャルトリューの体重はオスが4.3〜6.5kg、メスが2.8〜4.0kg程度。猫としては中〜大型に分類されます。

    毛色

    光沢感のあるブルーグレーの毛色が、シャルトリューの特徴です。柔らかで豊かなダブルコートは、なめらかで水を弾く毛質をしています。

    ロシアンブルーやコラットとの違いは?

    ロシアンブルーやコラットは、シャルトリューと同じく美しいブルーグレーの被毛をもち、「ブルー御三家」と呼ばれています。一見するとよく似ていますが、実はそれぞれに特徴があります。

    3種の中で一番スマートなのがロシアンブルーです。グリーンの瞳にほっそりした体型は、まるでロシア貴族のような優雅さです。逆にコラットは一番筋肉質な体をしています。抱き上げるとずっしりした重さを感じるでしょう。

    毛もコラットだけシングルコートのため、光の加減によってシルバーに見えることがあります。

    シャルトリューの性格

    高貴な雰囲気のあるシャルトリューは、聡明で落ち着いた性格をしています。忍耐強く温和なので、他の動物や子どもとも仲良く過ごすことができるでしょう。人懐っこく、飼い主さんにも非常に忠実で従順です。飼い主さんと遊ぶことも大好きなので「犬のような猫」と称されることもあります。

    シャルトリューの歴史

    シャルトリューは、古くからフランスで愛されてきた猫です。起源には諸説あり、シャルトリュー派の修道士が連れて帰ってきた説や十字軍が持ち込んだ説、シリアやマルタ島から商人が連れてきた説などがあります。

    その美しすぎる被毛が愛され、20世紀初頭まで毛皮を取るために飼育されていましたが、高いハンティング能力が評価されるようになり、ワーキングキャットとしてフランス全土で活躍するようになりました。20世紀半ばにはアメリカに公認猫種として認定され、日本には1970年代に輸入されています。

    シャルトリューの飼い方のポイント

    シャルトリューの飼い方のポイント
    (Bildagentur Zoonar GmbH/shutterstock)

    従順で美しいシャルトリューと一緒に暮らすとなったら、どんなことに気をつければよいのでしょうか。ポイントをチェックしてみましょう。

    シャルトリューのしつけ方

    聡明なシャルトリューは、しつけがしやすい猫です。子猫だからと自由にさせすぎるのではなく、いたずらなどしてほしくないことをした場合には、叩いたりするのではなく短く叱るようにしましょう。繰り返していくうちに、しっかりと覚えてくれます。

    シャルトリューの運動量

    ワーキングキャットだったこともあり、運動量は豊富。飼い主さんと遊ぶことも大好きなので、おもちゃなどを使って一日に最低でも10分ほどは遊んであげるようにしましょう。また、タンスや棚の上にのぼれるよう室内の危険物を片付けたり、キャットタワーを置いたりして、自由に遊べるように工夫することも大切です。

    温度管理を徹底しよう

    シャルトリューは豊富な被毛を持っているため、暑さに非常に弱い猫種です。部屋の中でも熱中症になる場合があるので、室内だからと油断することなく、温度管理を徹底しましょう。いつでも水分補給ができるように、新鮮な水をたっぷり用意しておくことも忘れないでください。

    【関連記事】
    猫にとっての「適温」とは?快適な猫生活を目指そう!
    猫も熱中症にご用心!症状と対策、応急処置の方法を解説!

    匂いが気になったらシャンプーを

    シャルトリューの被毛は密度のあるダブルコートのため、毎日のお手入れが大切です。換毛期には特に気をつけて、ブラッシングしましょう。匂いが気になった場合には、シャンプーが必要です。基本的なお手入れは子猫の頃から始め、慣れさせておくと楽にできます。

    【関連記事】
    【獣医師監修】猫にシャンプーは必要ない?知っておきたい知識をご紹介

    シャルトリューの平均寿命

    シャルトリューの平均寿命
    (Meteoritka/shutterstock)

    シャルトリューの平均寿命は10~15歳。猫全体の平均寿命が15歳程度のため、平均的といえます。

    遺伝的な疾患が少ないので、日頃から運動量や食事に気をつけるなど健康管理をしっかりすれば、パートナーとしてより長い時間一緒に居られる可能性も上がるでしょう。

    シャルトリューの注意しておきたい病気

    シャルトリューの注意しておきたい病気
    (Sheila Fitzgerald/shutterstock)

    シャルトリューの注意しておきたい病気について紹介します。

    皮膚疾患

    日本の高温多湿の気候は、皮膚疾患の原因となります。普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。

    体を痒がっている様子がみられたり、体を地面に擦り付けていたりする場合は特に注意が必要です

    熱中症

    室内の温度が30度を超えると、熱中症になる可能性が高くなります。高齢や長毛の猫は30度以下の場合でも熱中症になる可能性があります。春先から夏にかけて気温が上昇してきたら室温に気を配るようにしましょう。

    尿石症(尿路結石)

    尿の中に生じた結晶が次第に大きくなり結石ができる病気で、膀胱や尿道の粘膜を傷つけて炎症を引き起こしたり、結石が尿路を閉塞し尿がでにくくなったりします。猫は水分摂取量が少なく、尿の排出量も少なめであるため、結晶が尿と一緒に出ていきにくく、症状が悪化しやすいです。

    尿のphをコントロールするための療法食や投薬で治療をしますが、再発しやすい病気の一つです。

    多発性のう胞腎

    猫に多い遺伝性疾患です。腎臓に液体が貯留した袋(嚢胞)ができ、徐々に増大することで、正常な組織が減少してしまう病気です。腎臓機能が徐々に低下していき、回復できなくなり、命を落とすこともあります。

    早期発見のためにも定期的に健康診断をしましょう。

    シャルトリューを家族に迎える方法と費用

    シャルトリューを家族に迎える方法と費用
    (Gosha Georgiev/shutterstock)

    シャルトリューの子猫の価格は30〜50万円(2022年3月時点)で、性別や色柄、血統によってはさらに高い値段が付けられます。シャルトリューを迎える方法、費用について具体的に紹介していきます。

    ブリーダーからの紹介

    ペットショップでシャルトリューを取り扱っているケースは少ないようです。迎え入れる際は、ブリーダーを探すことで見つかる可能性があります。

    ブリーダーは、全国各地に存在する猫の繁殖を専門とする人のこと。猫種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから猫を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。猫の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親猫の様子を事前に確認することができるため、成猫時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    ただし、シャルトリューのブリーダーも少ないため、根気強く探してみてください。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない猫、飼い主さんがいない猫を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況の確認をしなければならないケースもあります。また、シャルトリューは数が少ない上、人気猫種なので出会うには運やタイミングが必要です。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    猫を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。2~3万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・キャットフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・猫砂
    ・消臭シート

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・爪とぎ
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、子猫が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    猫を迎える前に準備しておきたいもの
    猫を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    猫をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります。

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Katniss studio/shutterstock)

    猫の平均的な飼育費用は、1カ月あたり5,000~1万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で3,000~4,000円ほどかかります。

    日用品代

    猫砂や消臭シートなどの日用品が1カ月で500~1,500円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、その費用も必要になります。平均すると1回あたり、5,000~1万円ほどかかります。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で2万円ほど必要でしょう。1カ月にすると1,500円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて猫を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子猫がかかりやすい病気・ケガ

    子猫は、異物誤飲や環境変化によるストレス性の軟便や下痢が多いです。

    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~5万円
    • 軟便や下痢の平均的な治療費:6,000~1万5,000円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては10万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防や体調の変化に気を付けることが大切です。

    お迎えしたばかりの頃は、環境変化によるストレスで軟便や風邪になりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、猫の1ヶ月の保険料は1,200~2,000円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように猫も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その猫種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_猫

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」

    愛猫と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする猫の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

    ページトップに戻る