オリエンタルショートヘアってどんな猫?
2022.02.25 作成

オリエンタルショートヘアの性格、特徴、飼い方は?飼いやすさ、しつけ方をご紹介

PNS編集部

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オリエンタルショートヘアは、ほっそりとした体、大きな耳、アーモンド形の目が特徴的な猫です、クールな見た目ではあるものの、とても人懐っこくて甘えん坊な性格のため、ペットとしても人気があります。これからオリエンタルショートヘアを家族に迎え入れたい人にとって、猫のしつけ方、特徴は気になるところ。本記事では、オリエンタルショートヘアの特徴、性格、しつけ方などを紹介していきます。

もくじ

    オリエンタルショートヘアってどんな猫?

    オリエンタルショートヘアってどんな猫?
    (Bildagentur Zoonar GmbH/shutterstock)

    オリエンタルショートヘアをペットとして迎え入れる前に、性格、特徴はチェックしておきたいポイント。オリエンタルショートヘアの特徴や性格について紹介します。

    オリエンタルショートヘアの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    オリエンタルショートヘアは、祖先であるサイアミーズの体の特徴を受け継いだ猫。ほっそりとした長い足、くさび型の顔、大きな耳、アーモンド形の瞳が特徴です。骨格が細く、筋肉質、優美ですらりとした体形で、体はとても引き締まっています。

    大きさ

    オリエンタルショートヘアの大きさは、体重3~6kgです。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さのこと。

    毛色

    オリエンタルショートヘアの毛色は種類が非常に豊富です。白、茶色、グレーなど、実に150種類以上もの毛色とパターンが認められています。

    オリエンタルショートヘアの性格

    オリエンタルショートヘアは、甘えん坊で家族に愛情深いため、ペットとしてもしつけしやすい猫種です。人懐っこい性格で、飼い主さんの肩やひざの上に乗るなどして、遊んでもらうことを好みます。

    遊ぶことが大好きなので、積極的にコミュニケーションをとってあげると喜びます。

    オリエンタルショートヘアの歴史

    オリエンタルショートヘアは、第二次世界大戦後の1950年代に絶滅の危機に瀕していたシャム猫の代わりに作り出されました。

    シャム猫のブリーダー達が、ポイントカラーのない白いシャム猫のようなタイプを開発したいと考え、ブリティッシュショートヘアアメリカンショートヘアロシアンブルーアビシニアンなどの猫を交配。

    そこで誕生した子猫のうち、ポイントカラーのない個体が元となってオリエンタルショートヘアは誕生しました。

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    オリエンタルショートヘアの飼い方のポイント

    オリエンタルショートヘアの飼い方のポイント
    (arthorse/shutterstock)

    次に、オリエンタルショートヘアの飼い方のポイントについて紹介していきます。

    オリエンタルショートヘアのしつけ方

    オリエンタルショートヘアは賢くしつけやすい猫種。人懐っこくフレンドリーな性格なので、コミュニケーションの一環として小さいうちからしつけを始めましょう。少しでも時間を作って、自分も猫と一緒の時間を取るようにすると絆が深まります。

    オリエンタルショートヘアの運動量

    オリエンタルショートヘアは筋肉質で活動的な性格のため、部屋中を駆け回る可能性が高いです。家の中でも充分運動できるように、部屋にキャットタワーなどを置く、または動き回れる広さを確保してあげると良いでしょう。

    お手入れ方法

    オリエンタルショートヘアは、短毛の猫種なため頻繁にお手入れを行う必要はありません。しかし、飼い主さんとのコミュニケーションにもなるため、2~3日に1回などの定期的にブラッシング、コーミングを行ってあげると良いでしょう。

    【関連記事】
    【獣医師監修】猫にシャンプーは必要ない?知っておきたい知識をご紹介

    オリエンタルショートヘアの平均寿命

    オリエンタルショートヘアの平均寿命
    (Nynke van Holten/shutterstock)

    オリエンタルショートヘアの平均寿命は13〜15歳。猫全体の平均寿命は15歳なので、平均と比較すると少し短めです。長く元気でいてもらうためにも、日頃から愛情を持って接してあげましょう。

    オリエンタルショートヘアの注意しておきたい病気

    オリエンタルショートヘアの注意しておきたい病気
    (Bildagentur Zoonar GmbH/shutterstock)

    オリエンタルショートヘアの注意しておきたい具体的な病気について紹介します。

    皮膚腫瘍

    皮膚腫瘍は、皮膚に腫瘍ができる病気です。皮膚がでこぼこしている、塊があるなどの症状がみられたら、病院で診てもらうことをおすすめします。

    慢性腎不全

    老齢期に発症することが多く、腎臓の機能が低下することで老廃物が上手く体内から排出できなくなる病気です。初期は多飲多尿といった変化が現れますが、進行すると食欲不振や体重の極端な減少など全身に症状が現れます。ゆっくりと進行することがほとんどで症状に気が付きにくく、老猫の死因の第1位とも言われています。

    大動弁狭窄症

     大動弁狭窄症は、心臓の大動脈弁の周囲が狭くなり、血流に異常が起こる病気です。疲れやすい、苦しそうな表情がみられるなど、異変を感じたらすぐ病院で診てもらいましょう。

    アミロイド症

    アミロイド症は、心臓、肝臓、腎臓、消化器、末梢神経などの臓器の動きが悪くなる病気です。病気になると食欲不振、痩せる、無気力になるなどの症状がみられるようになるので、気になったら病院でお医者さんに相談してみると良いでしょう。

    糖尿病

    糖尿病は、血液中の糖分をうまく体内に取り込めなくなる病気です。糖尿病になると脱水症状が起こり、尿の量が増えるようになります。尿の量が増える、または食欲が増幅されるなど、いつもと違う動きがみられたら病院で診察を受けましょう。

    また、肥満の猫は、そうでない猫よりも4倍も糖尿病になりやすいといわれています。肥満を招かないようおやつの与えすぎに注意しましょう。

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    オリエンタルショートヘアを家族に迎える方法と費用

    オリエンタルショートヘアを家族に迎える方法と費用
    (TalyaPhoto/shutterstock)

    オリエンタルショートヘアの子猫の価格は、約20万〜30円ほど(2022年1月現在)。値段は性別、血統、購入方法によって変動します。また、オリエンタルショートヘアを迎える具体的な方法は以下の通りです。

    ブリーダーからの紹介

    ペットショップでオリエンタルショートヘアを取り扱っているケースはあまりありません。迎え入れる際は、ブリーダーを利用しましょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する猫の繁殖を専門とする人のことです。猫種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから猫を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。猫の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親猫の様子を事前に確認することができるため、成猫時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。ただし、オリエンタルショートヘアのブリーダーも少ないため、根気強く探してみてください。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない猫、飼い主さんがいない猫を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況の確認しなければならないケースもあります。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    猫を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。2~3万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・キャットフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・猫砂
    ・消臭シート

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・爪とぎ
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、子猫が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    猫を迎える前に準備しておきたいもの
    猫を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    猫をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります。

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (SvetMedvedeva/shutterstock)

    猫の平均的な飼育費用は、1カ月あたり5,000~1万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で3,000~4,000円ほどかかります。

    日用品代

    猫砂や消臭シートなどの日用品が1カ月で500~1,500円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、その費用も必要になります。平均すると1回あたり、5,000~1万円ほどかかります。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で2万円ほど必要でしょう。1カ月にすると1,500円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて猫を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子猫がかかりやすい病気・ケガ

    子猫は、異物誤飲や環境変化によるストレス性の軟便や下痢が多いです。

    • 異物誤飲の平均治療費:3万1,372円*
    • 軟便や下痢の平均治療費:1万1,495円*

    ただし、どちらも場合によっては10万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防や体調の変化に気を付けることが大切です。

    お迎えしたばかりの頃は、環境変化によるストレスで軟便や風邪になりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    *ペット&ファミリー損保調べ(2020年4月~2021年3月 保険金支払い実績をもとに算出)

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、猫の1ヶ月の保険料は1,200~2,000円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように猫も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その猫種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など

    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_猫

    参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    著者・監修者

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