ハチワレの由来は「鉢」から?!縁起が良いといわれるハチワレ猫の特徴!
2022.02.24 作成

ハチワレの由来は「鉢」から?!縁起が良いといわれるハチワレ猫の特徴!

PNS編集部

PNS編集部

在宅時間が増え、さまざまな猫に注目が集まっていますが、中でも人気なのがハチワレ柄の猫。猫種を問わず、縁起が良いと評判です。ハチワレ猫に惹かれたあなた、一度飼ったら虜になるかもしれません。ハチワレ猫の特徴や、ハチワレ柄のある猫種、上手な飼い方など、知りたい情報を詳しく紹介します。

もくじ

    ハチワレ猫ってどんな猫?

    ハチワレの由来は「鉢」から?!縁起が良いといわれるハチワレ猫の特徴!
    (Seattle Cat Photo/shutterstock)

    「ハチワレ」は猫種の名前ではなく、額から頬に向かって広がる柄のバリエーションのことをいいます。日本で2番目に多い猫の模様のため、目にすることも多いでしょう。長らく人気を集めるハチワレ柄について紹介します。

    ハチワレ猫のカラーバリエーション

    ハチワレ模様はどんな猫に多いのでしょうか。猫種別にご紹介します。

    ハチワレ猫が出やすい猫種は?

    スコティッシュフォールド

    スコティッシュフォールド
    (Eric Isselee/shutterstock)

    常に人気上位のスコティッシュフォールド。ソリッドと呼ばれる模様のない単色のタイプも人気ですが、より個性的なハチワレ模様はとても人気があります。ハチワレの色はレッドやブラックの他、タビーと呼ばれるしま様や、3色が混ざったキャリコなどもあります。

    【関連記事】
    スコティッシュフォールドってどんな猫?性格・飼い方・特徴を紹介

    マンチカン

    マンチカン
    (SV_zt/shutterstock)

    短足が可愛らしいと人気のマンチカン。日本では特に人気上位の猫種です。マンチカンは同じ色柄の個体がふたつと存在しないと言われるほど、バリエーションは多岐に渡ります。クリーム、レッド、ブラウン、ブラックの他、ブルーが混じる場合もあり、同じハチワレでも色々な柄を楽しむことができます。

    【関連記事】
    【獣医師監修】マンチカンってどんな猫?特徴・性格・飼い方を解説

    ノルウェージャンフォレストキャット

    ノルウェージャンフォレストキャット
    (Linn Currie/shutterstock)

    大型でどっしりとした印象のノルウェージャンフォレストキャット。大人びた表情が魅力的なこの猫種は、長毛種ということもあり、同じハチワレ模様でも少しエレガントな印象。ホワイトがベースですが、ハチワレ部分はシルバーやブラウンがあります。また同じ色が背中やしっぽにも入り、色の印象を強く残します。

    【関連記事】
    ノルウェージャンフォレストキャットは大変?性格・正しい飼い方・大きくなるまでの成長速度を解説

    スノーシュー

    スノーシュー
    (nevodka/shutterstock)

    雪のように真っ白なあし先が名前の由来となったスノーシュー。この足と共に顔のはっきりとしたハチワレ模様も大きな特徴です。仮面をかぶったようなハチワレ模様の濃い色と、口の周りの白色がコントラストとなり印象的な顔立ち。日本では頭数があまり多くありませんが、愛好家にはたまらない模様でしょう。

    ミックス猫

    ミックス猫
    (Ondacaracola/shutterstock)

    ハチワレ模様のバリエーションが一番富んでいるのは、やはりミックス猫。ハチワレ具合も固定化されず、兄弟でも大きく異なることもしばしばあり、ハチワレ模様だけでもかなりの種類がみられます。色は、一般的な白と黒、そこにキジトラやサバトラ、茶トラなど他の色が混ざることもあります。

    さらに、ハチワレ具合のバリエーションも実に華やか。固定化された純血種は、模様の良い遺伝子を残すため、鼻筋から美しく分かれることが多いですが、ミックス猫はハチワレの深さもさまざまです。たとえば目をすべて覆うくらいに深いハチワレもいれば、小さな帽子をかぶったような、額だけのハチワレも。

    また、ハチワレ模様に加えて鼻に模様があるものや、ハチワレが片方に寄っているアンバランスなものも多く存在します。左右対称のキレイな模様の猫もいますが、純血種のような改良がないためミックス猫においては均等な模様は少ないようです。

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保
     

    ハチワレ猫の性格

    ハチワレ猫の性格
    (Esin Deniz/shutterstock)

    ハチワレ猫の性格は種類によって実にさまざまです。猫種それぞれの性格をご紹介します。

    スコティッシュフォールド系

    初めて猫を迎えるのに向いているといわれるスコティッシュフォールドはとても甘えん坊。人と一緒に居ることを好みます。気持ちが優しく、子供とも仲良く遊びます。

    マンチカン系

    マンチカンも初めて飼う猫としておすすめとされる猫種。人懐っこく元気な猫が多く、好奇心旺盛で遊び好きなところが人気です。

    ノルウェージャンフォレストキャット系

    エレガントな雰囲気のノルウェージャンフォレストは、実は運動好きで活発。元気いっぱいの猫種です。しかし、人に対して鳴くことは少ないといわれています。

    スノーシュー系

    甘えん坊で孤独に弱いスノーシュー。賑やかな家庭が好きで、家族が多くても平気で色々な人に懐いてくれます。人だけでなく猫同士でもフレンドリーで、多頭飼いでもおおらかに受け入れます。

    ハチワレ猫の由来

    ハチワレ猫の由来
    (Sarah McGraw/shutterstock)

    ハチワレ猫の由来についてご紹介します。

    ハチワレは縁起がいい?

    「ハチワレ」という不思議な響きの由来は「鉢」から。しかし昔は「鉢=兜」となり、頭をあらわしていたことから「頭が割れるなんて縁起でもない」という風潮がありました。そのため漢字を避けて読み方だけ「ハチワレ」となって残っています。

    まるで富士山のように美しいハチワレ模様は、漢字の「八」に似ています。八は末広がりになる縁起の良い数字であることから、「八の模様がある猫は縁起が良い」といわれるようになりました。そのため多くの日本人に愛され、現在のように二番目に多い模様となるほど、ハチワレ猫を増やしてきたのでしょう。

    ハチワレを英語でいうと?

    ハチワレ猫は、「マスク&マント」といわれることがあります。これはハチワレを仮面である「マスク」と「マント」に見立てた表現です。また、「ブラックタキシード」と呼ばれることも。これは黒のタキシードを着ているように見立てた表現です。

    特にスノーシューのような、はっきりとした黒や濃い色のハチワレ猫をよくあらわしています。他にもカラーバリエーションとして「バイカラーキャット」や 「ブラック&ホワイト」という言い方が一般的です。

    ハチワレ猫の平均寿命

    ハチワレ猫の平均寿命
    (Mary Swift/shutterstock)

    ハチワレ猫だからと言って平均寿命に差が出ることはありません。猫の平均寿命は15歳くらいといわれていますが、猫種によって違いがあり、日本猫の混じった猫やミックス猫は長寿だといわれています。

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保
     

    ハチワレ猫を家族に迎える方法と費用

    ハチワレ猫を家族に迎える方法と費用
    (patronestaff/shutterstock)

    ハチワレ模様は日本で2番目に多い猫の模様で、探すのは難しくありません。ペットショップやブリーダー、保護ボランティアなど、ハチワレ模様を探していることを伝えておくことで、出会いは難しくないでしょう。子猫の場合は、成長の過程で多少模様が変化する場合もあります。

    ペットショップで探す

    ペット初心者でも迎えやすいのがペットショップです。ハチワレ模様の猫が欲しい時、しつけで困った時にお店に行けば相談に応じてもらえるため、ペット初心者におすすめです。

    月齢がある程度いった子猫ならばワクチン接種、簡単なしつけが済んでいるケースもあります。ハチワレ模様の多いスコティッシュフォールドやノルウェージャンフォレストキャットなどを探してみましょう。

    ブリーダーからの紹介

    ブリーダーは、全国各地に存在する猫の繁殖を専門とする人のこと。猫種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから猫を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。猫の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親猫の様子を事前に確認することができるため、成猫時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    里親になる

    こちらは、ミックスのハチワレ猫を探す場合に有効です。里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない猫、飼い主さんがいない猫を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。

    ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況の確認しなければならないケースもあります。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    猫を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。2~3万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・キャットフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・猫砂
    ・消臭シート

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・爪とぎ
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、子猫が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    猫を迎える前に準備しておきたいもの
    猫を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    猫をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります。

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Casey Elise Christopher/shutterstock)

    猫の平均的な飼育費用は、1カ月あたり5,000~1万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で3,000~4,000円ほどかかります。

    日用品代

    猫砂や消臭シートなどの日用品が1カ月で500~1,500円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、その費用も必要になります。平均すると1回あたり、5,000~1万円ほどかかります。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で2万円ほど必要でしょう。1カ月にすると1,500円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて猫を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子猫がかかりやすい病気・ケガ

    子猫は、異物誤飲や環境変化によるストレス性の軟便や下痢が多いです。

    • 異物誤飲の平均治療費:3万1,372円*
    • 軟便や下痢の平均治療費:1万1,495円*

    ただし、どちらも場合によっては10万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防や体調の変化に気を付けることが大切です。

    お迎えしたばかりの頃は、環境変化によるストレスで軟便や風邪になりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    *ペット&ファミリー損保調べ(2020年4月~2021年3月 保険金支払い実績をもとに算出)

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、猫の1ヶ月の保険料は1,200~2,000円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように猫も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その猫種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など

    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_猫

    参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

    ページトップに戻る