2018.06.20

一番長く生きた猫!ギネスに載った猫の年齢

とっても可愛い愛猫には長生きしてもらいたい…それが飼い主の夢ですよね。猫の寿命の平均は15歳程度と言われています。それではギネスブックに載るほどの世界最高齢の猫は、何歳まで生きたのでしょうか。

ギネス認定されたシャム猫、スクーター

Daria Chichkareva/shutterstock

有名なところではシャム猫の「スクーター」がいます。アメリカのテキサス州で暮らしていた彼は1986年生まれ。

飼い主であるゲイルさんと仲むつまじく過ごしていたスクーターですが、30歳の誕生日を迎えて数日後に天に召されました。

スクーターを人間の年齢に換算すると、なんと136歳!4月8日にギネス記録に認定され、世界中から注目される猫になりましたが、その時にはすでに亡くなっていたということです。

(参考URL)
http://www.guinnessworldrecords.com/news/2016/5/guinness-world-records-announces-30-year-old-scooter-as-oldest-living-cat-428117

世界が驚愕した最長寿猫は、クレームパフ

スクーターと同じテキサス州に住んでいたシュークリームという意味の名前を持つ猫「クレームパフ」は、1967年に生まれて、年齢としてはなんと38歳まで生きました。現在もギネス最高齢の猫として君臨しています。

38歳といえば、人間の年齢換算では168歳!しばらくは破られそうにもないこの記録ですが、なんと飼い主のジェイクさんはもう一匹の長寿猫とも暮らしていたのです。

1964年生まれのその子の名前は「グランパ・レックス・アレン」。無毛が特徴のスフィンクス種でした。

yari2000/shutterstock

グランパは34歳で天に召されました(人間年齢換算で150歳!)が、同じ飼い主のもとでクレームパフと同時期に育てられていたわけで、ギネスブックの担当編集者はその「秘密」が彼らの「食」にあるのではないかと考え、飼い主に聞き取り調査を行いました。

長生きの秘訣は「人間の食べもの」?

shymar27/shutterstock

その結果、彼ら長寿猫が食べていたものは、ベーコン&エッグ、アスパラガス、ブロッコリー。さらにはクリームたっぷりのコーヒーなどを与えていたことがわかりました。

人間の食べものとしてポピュラーなものを「そのまま」猫に与えたりしたら、彼らの体に悪影響を及ぼすことは、現在ではもはや常識でしょう。けれども、彼らが最高齢の猫だったことはまぎれもない事実です。

猫たちの食と長寿の因果関係はわからないままですし、正しい知識がとても大切であることはもちろんですが、クレームパフとグランパが美味しそうにそれを食べていた姿を、わたしたちは想像することができます。

日本でギネス記録に認定された長寿猫は?

Suphaksorn Thongwongboot/shutterstock

では、日本でギネス認定された長寿猫はいるのでしょうか。

ギネスブックに掲載されはしませんでしたが、申請すれば載ったであろうと思われる子がいます。

それはあいちゃん。1988年生まれ、2015年の10月27日にお空へ。彼女は27歳の天寿をまっとうしたのです。

飼い主さんのちゃーパパさんは、彼女が亡くなる前日にツイッターでこうつぶやきました。

「最後の抱っこになると思います。 肛門や尿道口が弛みっぱなしになってきました。
おそらく今夜が峠になると思います。
幸い痛みや苦しみは一切感じません。 よう頑張ってくれました。 今夜も徹夜します」

「いまあいちゃんに27年間のお礼を言いました。
私の願望でもうこれ以上あいちゃんが辛がることはしません。
寿命です。無理やりに水分補給したり
栄養補給したりすることはこの子の苦痛です。
そっと眠らせてあげるのが一番と気付きました」

(Twitter URL)
https://twitter.com/charkun9/status/658616994892132352/photo/1?tfw_creator=shunkannews&tfw_site=shunkannews&ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fnews.biglobe.ne.jp%2Ftrend%2F1028%2Fblnews_151028_5468889458.html

愛猫家ならよくわかる、心にしみる言葉だと思います。

そして、共に生きた27年間の強さ、重さを考えたら飼い主さんは胸が張り裂けそうな思いだったに違いありません。

27歳の子が、自分より先に逝く事実が、ペットと暮らすということなのです。

愛猫を長生きさせたい人たちへ

Xiaojiao Wang/shutterstock

さて、それではわたしたちが愛猫に求めていることとは、何でしょう。
なんの役に立たなくてもいい、ただそばにいて、生きてくれているだけでいい。

一分一秒でも長くいっしょにいてほしい。みなさんそう思っているのではないでしょうか。

ギネスブックに載るのもすてきですが、それよりも最高な毎日、年齢を忘れてしまうような充実した日々。猫と暮らしている人たちは、そんなことを夢見ているのだと思います。

そもそも「家猫」として猫を飼うことも、わたしたちの選択であり、選んだ以上は責任というものが生まれます。愛猫を自分の生活に欠かせない存在として迎え、命をまるごと引き受ける重さを引き受けること……。その気持ちこそが愛猫の「長寿」につながるのです。

具体的に愛猫にしてあげられることを考えましょう。室内飼いだとストレスがたまるのではないかと心配する方もいますが、そんなことはありません。猫は縄張り意識がとても強く、家の中の縄張りが守られていれば、かえって安心感を得ることができます。

たとえば上下運動がたっぷりできるようにタワーを設置するのもよいでしょう。さらには健康的な体重を維持するための良質な食事、定期的な健康診断、愛情たっぷりのスキンシップも大切です。

愛猫を看取ることがわたしたちの使命

andrewpotter4/shutterstock

「100万回生きたねこ」(1977年・佐野洋子/著・講談社)という絵本があります。これは100万回生まれ変わっては、様々な飼い主のもとで死んでゆく主人公の猫が、ほんとうに好きな存在を見つけ、真実の悲しみを知り、終には完全に死ぬ、というストーリーです。

わたしたちは愛猫より先に死んではいけません。この子たちをきちんと看取らなければならないのです。

きっとさみしい気持ちになるでしょう。悲しい思いをするのは間違いありません。

猫たちがいなくなったそのずいぶん後に、ようやく安らぎがやってくるのであれば、それはわたしたちも年齢を重ね、最高の人生がまっとうされる時です。もしかしたら、100万回生きた気持ちになるかもしれません。