まるでぬいぐるみ!セルカークレックスと一緒に過ごすための飼い方、特徴、ポイントをご紹介
2022.04.11 作成

まるでぬいぐるみ!セルカークレックスと一緒に過ごすための飼い方、特徴、ポイントをご紹介

PNS編集部

PNS編集部

もこもこした印象の可愛らしい猫、セルカークレックス。あまり見かけない猫ですが、珍しいチリチリとした被毛がぬいぐるみのようなシルエットを作り、愛好家がたくさんいます。そんなセルカークレックスの魅力や特徴、飼い方などを詳しく解説します。

もくじ

    セルカークレックスってどんな猫?

    まるでぬいぐるみ!セルカークレックスと一緒に過ごすための飼い方、特徴、ポイントをご紹介
    (Eric Isselee/shutterstock)

    もこもこした猫、セルカークレックスとはどんな猫なのでしょうか。特徴的な巻き毛が誕生したきっかけなど、解説します。

    セルカークレックスの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    セルカークレックスの最大の特徴は、なんといっても天然パーマのような巻き毛です。この巻き毛が羊のように見えることから「羊の服を着た猫」「羊の皮をかぶった猫」などと呼ばれています。

    突然変異的にあらわれた被毛が、今となっては愛される大きなポイントとなっているのです。

    大きさ

    セルカークレックスの体重は4~6.5㎏。オスの方が大きくなりますが、セルカークレックスはもともと「セミコビータイプ」というがっしりした太めの体型なので、メスもそれなりに重さがあります。

    毛色

    セルカークレックスはあらゆる毛色が認められています。さまざまなパターンがあり、レッド、ブルー、ホワイトなど単色も多く存在しています。ブラウンのハチワレ模様などもいて、好みの毛色を探すことができるのも楽しみのひとつでしょう。

    また、被毛には短毛と長毛があります。さまざまな組み合わせのパターンがあるので、多頭飼いも楽しい猫です。

    セルカークレックスの性格

    甘えん坊で家族とべったりしたい性格のセルカークレックスは、家の中でも飼い主さんのそばにいたくて、ベッドにまでついてきてしまうほど。普段はあまり主張をしない性格で、辛抱強いところもあり、嫌なことがあっても我慢をしてしまいます。

    日頃からストレスを溜めないように、抱っこや遊びを嫌がる様子がないか観察をし、配慮してあげるとよいでしょう。

    セルカークレックスの歴史

    セルカークレックスの歴史は1987年のアメリカ・モンタナ州がはじまり。当時保護施設に預けられた一匹の巻き毛の猫が、ペルシャのブリーダーの目に留まります。気になったこの猫を連れて帰りペルシャと交配させると、やがてどの猫とも違う巻き毛の猫が産まれます。

    6匹中3匹が巻き毛を受け継いだことから、この巻き毛は遺伝によって受け継がれることが分かり、さらに交配を続け巻き毛を安定させていきます。その結果、猫種として登録が認められ、現在のセルカークレックスが誕生しました。

    ペルシャだけでなく、エキゾチックショートヘアも交配させることで、セルカークレックスは性格のよさや忍耐強さを得ました。このような経緯があることから「奇跡の猫」とも呼ばれています。

    セルカークレックスの飼い方のポイント

    セルカークレックスの飼い方のポイント
    (Jagodka/shutterstock)

    普段の過ごし方のポイントを紹介します。セルカークレックスには運動好き、遊び好きな一面があります。

    セルカークレックスのしつけ方

    温厚で家族が大好きなセルカークレックスは、飼い主さんのいうことをよく聞きます。問題行動があっても、丁寧に教えればすぐに従ってくれますので、しつけで苦労はしないでしょう。

    トイレのしつけはあまり問題なく、難しいことでない限り困ることはあまりないといわれています。

    セルカークレックスの運動量

    セルカークレックスは遊んでもらうことが大好き。若い時期は運動量もそれなりに要求されます。追いかけるようなおもちゃで遊んであげると特に喜んでくれるでしょう。

    そのほかにも自由に運動できるようにキャットタワーを設置し、上下運動をさせてあげるとストレスも溜まりにくくなります。キャットタワーは勢いをつけて飛び乗っても壊れないよう、丈夫でしっかりしたものを準備しましょう。

    セルカークレックスのお手入れ

    セルカークレックスの特徴である巻き毛は、ブラッシングすることで美しさを維持できます。もともと抜け毛が少ない体質ですが、さらに定期的にお手入れをすることで状態がよくなるため、ブラッシングは習慣化しましょう。

    セルカークレックスは短毛タイプと長毛タイプがいます。短毛タイプは汚れがつきにくく落ちやすいですが、長毛タイプは皮脂が多く汚れを拾いやすいため、まめなお手入れが必要です。

    シャンプーも定期的におこない、小さい頃からお手入れに慣らしていきましょう。

    セルカークレックスの平均寿命

    セルカークレックスの平均寿命
    (Andreas Krumwiede/shutterstock)

    セルカークレックスの平均寿命は13歳~15歳。猫の平均的な寿命です。

    セルカークレックスの注意しておきたい病気

    セルカークレックスの注意しておきたい病気
    (Cressida studio/shutterstock)

    セルカークレックスの注意しておきたい病気について紹介します。

    皮膚炎

    皮脂が多く、巻き毛に汚れを巻き込みやすいセルカークレックスは、皮膚炎の原因となる真菌症や脂漏性皮膚炎になりやすいといわれます。まめにお手入れをし「かゆみ」や「におい」に気を付けておきます。もし異常が見られなくても、普段から定期健診を受けておきましょう。

    外耳炎

    犬猫には頻繁に起こる炎症で、特にセルカークレックスは皮脂が多く外耳炎になりやすいです。外耳炎は強いかゆみや違和感が出るため、頭を頻繁に振るようになったり、耳を何度も掻いたりして悪化させてしまうことがあります。

    放置するとかき壊して耳血腫(じけつしゅ)ができてしまうことも。かゆみの他にも赤みやフケ、ニオイなどに気付いたらすぐに動物病院で治療を受けましょう。

    流涙症(涙やけ)

    目の周りが常に涙で濡れて毛が変色している状態です。涙やけとも言われ、マイボーム腺の異常や鼻涙管の閉塞、感染症や体質が原因で起こります。鼻の低い短頭種に多い病気です。

    肥大型心筋症

    心臓の筋肉が肥大し、心室が狭くなることで血液をうまく送れなくなる病気です。代表的な心疾患で遺伝性の要因もあると言われていますが、明確な原因は判明していません。

    生後6か月以上から老猫まで、様々な年齢の猫に発症する可能性があります。目に見える症状が出る頃には進行が進んでいるため、定期的な検査が必要です。運動を嫌がり疲れやすくなった場合は、高齢でなくても検査に行きましょう。

    慢性腎不全・尿石症

    猫の場合、腎不全から尿石症を発症するケースが多くあります。特に尿道の狭いオスに多い病気です。

    猫はもともと水分摂取量が少なく、尿量を増やすことで結石を流すのは難しいことが多いです。ですが尿石症は療法食で緩やかに体質をコントロールすることで良くなりますので、子供の頃からのフード選びが重要です。

    良質なプレミアムフードを与え病気になりにくい体質を目指しましょう。

    多発性のう胞腎

    猫に多い遺伝性疾患です。腎臓に水が貯留した袋(嚢胞)ができ、徐々に増大することで、正常な組織が減少してしまう病気です。腎臓機能が徐々に低下していき、回復できなくなり、命を落とすこともあります。

    早期発見のためにも定期的に健康診断をしましょう。

    セルカークレックスを家族に迎える方法と費用

    セルカークレックスを家族に迎える方法と費用
    (Andreas Krumwiede/shutterstock)

    セルカークレックスを迎える方法について具体的に紹介していきます。

    ブリーダーからの紹介

    ペットショップでセルカークレックスを取り扱っているケースはあまりありません。迎え入れる際は、ブリーダーを利用しましょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する猫の繁殖を専門とする人のこと。猫種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから猫を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。猫の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親猫の様子を事前に確認することができるため、成猫時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない猫、飼い主さんがいない猫を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。

    ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況の確認しなければならないケースもあります。また、セルカークレックスは数が少ない猫種なので出会うには運やタイミングが必要です。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    猫を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。2~3万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・キャットフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・猫砂
    ・消臭シート

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・爪とぎ
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、子猫が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    猫を迎える前に準備しておきたいもの
    猫を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    猫をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    ワクチン接種・健康診断の費用として1万円~1万5,000円ほどがかかります。

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Utekhina Anna/shutterstock)

    猫の平均的な飼育費用は、1カ月あたり5,000~1万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で3,000~4,000円ほどかかります。

    日用品代

    猫砂や消臭シートなどの日用品が1カ月で500~1,500円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、その費用も必要になります。平均すると1回あたり、5,000~1万円ほどかかります。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で2万円ほど必要でしょう。1カ月にすると1,500円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて猫を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子猫がかかりやすい病気・ケガ

    子猫は、異物誤飲や環境変化によるストレス性の軟便や下痢が多いです。

    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~5万円
    • 軟便や下痢の平均的な治療費:6,000~1万5,000円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては10万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防や体調の変化に気を付けることが大切です。

    お迎えしたばかりの頃は、環境変化によるストレスで軟便や風邪になりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、猫の1ヶ月の保険料は1,200~2,000円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように猫も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その猫種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_猫

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」

    愛猫と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする猫の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

    ページトップに戻る