バセット・ハウンドってどんな犬?詳しい飼い方・特徴・しつけをご紹介!
2022.02.23 作成

バセット・ハウンドってどんな犬?詳しい飼い方・特徴・しつけをご紹介!

PNS編集部

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穏やかでとぼけた表情のバセット・ハウンド。ブランドのキャラクターとしても採用され、世界中で愛されている犬種といっても過言ではありません。実際にバセット・ハウンドを飼う時はどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。バセット・ハウンドと楽しい毎日が過ごせるよう、飼い方やしつけの仕方、性格や特徴を解説します。

もくじ

    バセット・ハウンドってどんな犬?

    バセット・ハウンドってどんな犬?詳しい飼い方・特徴・しつけをご紹介!
    (Mary Swift/shutterstock)

    個性的な顔立ちのバセット・ハウンド。その愛嬌で世界中に愛されています。そんなバセット・ハウンドの特徴をみていきましょう。

    バセット・ハウンドの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    バセット・ハウンドは、ビーグルと間違われることもしばしば。しかし、ブランドやアニメのキャラクターのモデルになっていることもあり、一度は見たことがある人が多いでしょう。

    長い耳、短い四肢、垂れた口元、全身しわの寄った特徴的な姿は、バセット・ハウンドの大きなポイントです。

    垂れ下がった皮膚のせいで物悲しく見えることもありますが、そこが愛される理由でもあります。この特徴的な体のために、バセット・ハウンド専用の洋服も販売されており、個性的なバセット・ハウンドとの生活を楽しめるでしょう。

    大きさ

    バセット・ハウンドの体高は33~36cm程度。全体的に筋肉質でがっしりした体型で、オスのほうが大きい傾向があります。体重は26~35kg程度ですが、体高が低いせいで軽いと思われることも。

    猟犬として活躍してきた歴史があり、筋肉や骨格のずしっとした質感がある犬種です。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さ

    毛色

    ブラック・ホワイト・タン(茶)の色のトライカラーと、レモン&ホワイトの2色が一般的です。他のハウンドドッグに認められるカラーなら何色でも良いとされています。

    バセット・ハウンドの性格

    マイペースで、見た目どおり温厚でのんびりした性格です。足が短く活発に動くのは苦手な犬種です。

    運動は必要ですが常に動き回るようなことはありません。興奮しやすい性格ではありませんが、嗅覚が鋭く、気になる匂いがある時は追いかけていくこともあります。

    バセット・ハウンドの歴史

    バセット・ハウンドの歴史は、セント・ヒューバートという昔の狩猟犬に端を発します。当時の一般的な狩猟犬であったセント・ヒューバートの突然変異としてバセット・ハウンドが生まれました。

    セント・ヒューバートの繁殖をおこなっていた司祭がバセット・ハウンドの繁殖もし始めて、世間に広まったといわれています。

    天才的な狩猟犬をとして知られたセント・ヒューバートを祖先犬に持つ、バセット・ハウンドも狩猟能力に長けており、特に野ウサギなどを追いかける森での猟に力を発揮したことで、犬種が固定化されました。

    発祥のフランスでは王侯貴族にも愛され、貴族のたしなみであった狩猟に同行していました。食料確保のために狩りを行う庶民にも広まりました。

    その後、植民地時代のアメリカに渡り、1885年にアメリカのケネルクラブに正式に登録されました。

    バセット・ハウンドの飼い方のポイント

    バセット・ハウンドの飼い方のポイント
    (Billion Photos/shutterstock)

    狩猟の才能のあるバセット・ハウンド。家庭犬としてはどのような点に気を付けて生活すると良いのでしょうか。

    バセット・ハウンドのしつけ方

    賢い犬種なので物覚えはよいですが、マイペースな点と頑固な気質が邪魔をすることがあります。しつけには時間が必要という前提で根気よく教えていきましょう。

    のんびり屋なので、おもちゃで遊んでもらうことが必ずしも報酬とはなりません。しつけたことがきちんとできたときには、褒めて大好きなおやつやフードを与えると、より理解が早くなるでしょう。

    バセット・ハウンドの散歩の仕方と運動量

    バセット・ハウンドの散歩時間は、1日1時間程度が理想的です。それほど激しくない運動を、30分ずつ2回に分けておこなってください。

    もともと猟犬であるため体力はありますが、体型の特徴から運動があまり得意ではありません。太りやすい犬種のため、普段からまめに動く生活スタイルを心がけましょう。

    温度管理を徹底する

    バセット・ハウンドは暑さに弱い犬種です。夏は涼しい時間帯に歩かせるようにし、地面が熱い場合は無理に外出せず、できる範囲の運動をおこないましょう。

    散歩のあとは体を冷やせるよう、クールマットやシャワーなどで、快適な環境を作ってあげてください。

    抜け毛とお手入れ

    バセット・ハウンドの被毛は短毛で毛量もシングルコートで厚みもないため、お手入れは毎日のブラッシング程度です。皮膚を傷つけない柔毛ブラシでお手入れしてあげましょう。

    シャンプーは簡単にできますが、汚れをはじく被毛なのでそもそも大きく汚れることはありません。

    普段はブラッシングと耳のケアをおこなうのが基本です。皮膚の隙間や閉じた外耳などは蒸れやすく、細菌が繁殖しやすいため、ケア用品を使いながら手入れしましょう。

    バセット・ハウンドの平均寿命

    バセット・ハウンドの平均寿命
    (praneem79/shutterstock)

    バセット・ハウンドの平均寿命は10歳~13歳程度。大型犬の中では短命といえます。

    バセット・ハウンドの注意しておきたい病気

    バセット・ハウンドの注意しておきたい病気
    (ILIA NEZNAEV/shutterstock)

    バセット・ハウンドの注意しておきたい病気について紹介します。

    皮膚病

    バセット・ハウンドの密集した被毛や皮膚にある大きなたるみは、皮膚病を招きやすいです。

    大きな耳の裏側の外耳炎、指の隙間が炎症を起こす膿皮症(のうひしょう)、皮膚のたるみに入り込む真菌症、油性脂漏症が悪化した脂漏性皮膚炎などが起きやすいです。赤みや発疹、かゆみなどがないか全身を入念にチェックし予防に努めましょう。

    椎間板ヘルニア

    背骨(脊椎)に挟まれた椎間板が飛び出してしまうことで背骨の中の神経(脊髄)を圧迫し、様々な神経障害が起こる病気です。胴が長く脚が短い犬種に多く見られ、最悪の場合には下半身が麻痺してしまいます。

    若いうちから適度な運動をさせ、太り過ぎないように管理するとともに、滑らないように床に敷物を敷いたり、抱っこの仕方を工夫したりするなど、背骨に負担をかけないよう気を付けて生活させます。

    眼疾患

    目の周りの皮膚が垂れ、まぶたの内側を露出しやすいバセット・ハウンドは、目の病気にも気を付けましょう。

    白内障や緑内障、目頭の瞬膜(しゅんまく)が飛び出して真っ赤に腫れるチェリーアイ、まぶたが外側にめくれてしまう眼瞼外反症(がんけんがいはんしょう)などが起こりやすいです。目の周りのケアと定期的な検査で予防しましょう。

    血小板障害

    血管壁が損傷し、出血があった時に傷口に集合して、止血したり傷口を塞いだりする役割を持つのが血小板。この血小板が基準値よりも著しく増えてしまうのが血小板増加症、減りすぎてしまうのが血小板減少症です。

    出血後に起こることもありますが、血小板を処理する内臓の機能低下の影響もあり、見た目には分かりにくいことが多くあります。血液検査や画像診断などをおこなって診断されます。

    バセット・ハウンドを家族に迎える方法と費用

    バセット・ハウンドを家族に迎える方法と費用
    (Daniel Myjones/shutterstock)

    バセット・ハウンドの子犬の価格は50万円ほど(2022年1月時点)となっています。頭数はかなり少なく、価格は不安定でほとんどが時価となる傾向です。

    ブリーダーからの紹介

    ペットショップでバセット・ハウンドを取り扱っているケースはあまりありません。迎え入れる際は、ブリーダーを利用しましょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    ただし、バセット・ハウンドのブリーダーも少ないため、根気強く探してみてください。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない犬、飼い主さんがいない犬を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。

    ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況を確認しなければならないケースもあります。また、バセット・ハウンドは飼育頭数が限られるため、出会うには運やタイミングが必要です。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Ksenia Raykova/shutterstock)

    大型犬の平均的な飼育費用は、1カ月あたり1万5,000~3万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で5,000~6,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で5,000~1万2,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、大型犬の場合1回1万円以上かかるでしょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で4~6万円ほど必要でしょう。1カ月にすると4,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均的な治療費:7万~15万円
    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~3万円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、大型犬の1ヶ月の保険料は1,800~3,500円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_大型犬

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合1歳時のおおよその体重で加入タイプが決まります。

    愛犬と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

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