猫を飼うための準備まとめ!必要なモノ・コトは?飼い主さんとしての心構え
2023.06.19 作成

猫を飼うための準備まとめ!必要なモノ・コトは?飼い主さんとしての心構え

PNS編集部

PNS編集部

これから猫を飼う人が知っておきたい準備について解説します。猫の飼育は「何を、どこまで」準備すべきかなど、飼い主さんが迷いがちなポイントを紹介。猫を飼うはじめの一歩から、猫を自宅へ迎え生活するまでにやるべきことがわかります。本記事を読めば、はじめて猫を飼う不安や疑問も解消できるはず。ぜひ参考にしてください。

もくじ

    猫を飼う前に、まずやるべき準備

    猫を飼うための準備まとめ!必要なモノ・コトは?飼い主さんとしての心構え
    (Happy monkey/shutterstock)

    「猫を飼いたいな…」と思い始めたとき、どんな準備から始めるとよいのでしょうか。

    「猫との生活は楽しいことも大変なこともある」ことを心得る

    定期的な散歩が欠かせない犬に比べ、1日中部屋でのんびりしているイメージがある猫。「猫を飼うのは楽そう」「お世話は簡単そう」と思えるかもしれません。しかし、猫との生活は楽なことばかりではありません。

    猫は気の向くままに家具やカーテンで爪とぎをすることもあり、覚えてもらうまでには部屋が傷だらけになる覚悟が必要かもしれません。抜け毛の手入れ、トイレ掃除も欠かせず、お世話には手間がかかります。

    「それでも猫と一緒に暮らしていけるか」から考えてみることが大切です。

    猫の成長過程や寿命を知っておく

    猫の成長過程は人よりもずっと早く、生後1年で大人になり、7歳ごろには高齢期を迎えます。平均寿命は15歳前後で、20年以上生きる猫もいます。

    飼い猫の寿命は年々伸びており、医療の発達などとともに猫を介護する期間が伸びていくかもしれません。

    愛くるしい子猫の時期はあっという間に過ぎ、いつかは介護が必要になる可能性があることを心得ておきましょう。

    猫の飼育にかかる費用を把握しておく

    毎月の食費(主食、おやつ)が3,000~4,000円、猫砂などの日用品代として500~1,500円前後など、猫の飼育には月5,000〜1万円ほどかかります。

    さらに病気やケガ、事故による治療が必要になれば、医療費も発生します。ペットには公的な医療保険がないため動物病院での治療費は全額自己負担となり、費用は人の医療費に比べて高額になる傾向があります。

    たとえば、子猫が起こしやすい異物誤飲は、手術や入院をともなうと10万円以上の治療費がかかる場合があります。歯周病など歯の治療だけでも平均3~5万円かかり、高額になると20万円を超えます。

    こうした治療費には、貯蓄とペット保険で備えておきましょう。

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保

    猫をお迎えする日までにやるべき準備

    猫をお迎えする日までにやるべき準備
    (Yarkovoy/shutterstock)

    猫と暮らすイメージが固まったら、お迎えする準備を進めましょう。

    自分にあう猫を探す

    猫と楽しく暮らすために、自分にあった猫を探すことが大切です。猫には、異なる猫種の交配から生まれた雑種・ミックスと、1種類の猫種のみを繁殖して生まれる純血種があります。

    雑種・ミックスは、両親の特徴をどのように受け継ぐかはその子次第。被毛や性格に個性があり、成長過程での変化を楽しめます。

    対して純血種は、猫種特有の特徴を引き継いでいるため、性格や個性を予測しやすい魅力があります。

    好きな猫種があるなら純血種がおすすめですが、猫種によってはケアに手間がかかる場合があることを考慮しておきましょう。

    たとえば長毛種は定期的な被毛のケアが必要です。マズルの短いいわゆる「鼻ぺちゃ」の猫種は、目元に汚れがたまりやすいため、常に顔を清潔に保たなくてはなりません。

    猫のお世話に時間がかけられない人は、短毛種などのできるだけケアが簡単な猫種を選ぶとよいでしょう。

    また、純血種はペットショップやブリーダー、雑種は動物愛護センターや保護団体による譲渡会などを利用して迎え入れられることが多いです。

    お世話グッズを揃える

    キャットフード

    猫のライフステージに合わせた総合栄養食を用意しましょう。

    猫は好き嫌いがあり、食べ慣れていないフードは食いつきが悪いこともあります。好んで食べてくれるかは与えてみないとわからないため、数種類のフードを用意しておきましょう。

    お迎えする以前に食べていたフードと同じものも用意しておくと安心です。

    食器

    安定感があり倒れにくい食器を用意しましょう。高さのあるスタンド付きの食器を選ぶと、無理のない姿勢で食事をしやすく、猫に多い吐き戻しも予防しやすいです。

    フード用のほか、飲み水用も別に準備しましょう。

    トイレ

    猫のトイレ容器に、尿を吸収し消臭するための猫砂を入れてトイレをつくります。紙や木、粘土などさまざまな素材の猫砂があるため、消臭力や扱いやすさを比較しながら選びましょう。

    トイレ容器は猫の体の大きさにあったものを選びます。バスケットのように囲いが高いものを選ぶと、猫砂の飛び散りを最小限にできます。

    お手入れを簡単に済ませたいなら、自動清掃機能を備えたトイレを取り入れてみるのもよいでしょう。

    【関連記事】
    【獣医師監修】猫が喜ぶトイレの場所やおすすめの砂は?不満がある場合の仕草も解説

    ベッド

    猫の居場所となるベッドも用意しましょう。ベッドは一般的なクッションを代用しても構いません。猫は毛布のようなやわらかな素材を好むため、肌触りを確認し心地よい素材を選びましょう。

    移動時のキャリーケースになるクレートを寝床にするのもおすすめ。隠れ場所がわりにもなり、猫が落ち着きやすいでしょう。

    また、普段からキャリーケースに慣らせておくと、病院へ行くときや災害で非難する際にもスムーズです。

    爪とぎ

    猫の本能的な習性で、生きる上で欠かせない爪とぎ。家具や壁などさまざまなもので爪とぎを始めるため、猫用の爪とぎを準備しましょう。爪とぎのデザインや素材は多種多様です。

    消耗品なので購入しやすい価格の商品から試し、猫が気に入るものを探してみてください。

    ブラシなどのお手入れグッズ

    定期的なブラッシングで、抜け毛の散らばりを防げます。長毛種はもちろん、短毛種でも猫用ブラシがあると便利でしょう。

    また、爪とぎでは爪の先端部分を整えられないため、飼い主さんが定期的にカットしてあげるための爪切りも必要です。爪切りに苦手意識をもつ子もいるため、できるだけ早く慣れるよう準備しておきましょう。

    このほか、首輪や猫のおもちゃなども少しずつ揃えていきましょう。お迎えに必要なアイテムを一通り揃えるには、2〜3万円の予算が必要です。

    猫が過ごしやすい環境を整える

    猫のために自宅の環境も見直しましょう。猫は上下運動を好みます。自宅に猫がうまく使えるステップがないか探してみましょう。

    猫は窓辺も好きなため、窓の近くにくつろげるスペースを作るのもおすすめです。ただし、窓から猫が脱走しないよう対策してください。

    猫を迎え入れたら、誤飲につながる小物類は放置せず、お部屋の中は整理整頓を心がけましょう。

    近所へ挨拶する

    自宅に猫を迎えたことを近所に報告しておきましょう。特にメスは発情期などに大きな鳴き声を出し「うるさい」と思われることもあります。

    トラブルに発展させないために、日頃から近隣住民との関係性を築き、猫を飼うことへの理解と信頼を得るようにしましょう。

    猫を多頭飼いするときにやるべき準備

    猫を多頭飼いするときにやるべき準備
    (Switlana Sonyashna/shutterstock)

    すでに猫を飼っている家庭に新しく2匹目以降の猫を迎え入れる場合は、既存の猫との距離感を保つことが大切です。最初のうちは新しい猫のためにケージやサークルを準備して生活空間を分け、少しずつ猫同士を近づけていきましょう。

    トイレや食器も共有ではなく、それぞれ専用のものを準備してください。

    【関連記事】
    猫の多頭飼いに必要な準備や上手くいくコツは?

    シニア世代が猫を飼うときにやるべき準備

    シニア世代が猫を飼うときにやるべき準備
    (Lia_Tsvet/shutterstock)

    飼い主さんが高齢になってから猫を飼う場合は、病気などで万が一飼育できなくなったときのことも考えておきましょう。

    近年は、飼い主さんが不在になった際にペットのその後を引き継いでくれる「ペット後見」が定着し始めています。

    どのように猫を引き渡すか、次の飼い主さんをどのように探すかなどをあらかじめ設定できるため、飼い主さんの将来の不安を軽減できます。

    特にひとり暮らしの人は、後見制度の利用を検討してみましょう。

    【関連記事】
    【獣医師監修】保護猫を引き取る前に!里親になるための準備や確認しておきたいことを解説

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保

    猫の病気・体調不良で慌てないための準備

    猫の病気・体調不良で慌てないための準備
    (Maria Sbytova/shutterstock)

    猫をお迎えした後、猫の体調管理はどのように進めればよいのでしょうか。

    かかりつけの動物病院を見つけておく

    気軽に相談できるかかりつけの動物病院をもちましょう。

    愛猫の体調の変化を見極め、対処方法を判断するのは難しいものです。「何となく」「よくわからないから」と飼い主さんの判断で受診を先延ばしにしてしまうと、結果的に病気を悪化させてしまうことがあります。

    些細なことでも質問できる病院をつくり、毎日の健康管理を実践しましょう。

    休診日が重ならない動物病院をいくつかリストアップし、複数のかかりつけ動物病院があると安心です。

    猫の体調をよく観察し、定期的に健康診断を受ける

    猫の様子をよく観察し、体調変化にいち早く気づける目を養いましょう。活動の様子や食事量、体重、便やおしっこの状態など、さまざまな角度からチェックすると変化に気づきやすくなります。

    定期的に健康診断も行い、病気の早期発見に努めましょう。

    【関連記事】
    【獣医師監修】ペットの健康診断とは?費用や必要性を解説
    【獣医師監修】 愛猫のための健康診断Q&A

    避妊・去勢手術をするか検討する

    避妊・去勢手術は、子宮や卵巣、精巣などの生殖器を摘出する手術です。過剰な繁殖を防ぎ、生殖器に関する病気を予防することができます。

    メスの発情期の鳴き声、オスのスプレー行動やマウンティングなどの防止も期待できます。ただし、術後は肥満になりやすくなるため、フード量を減らすなど注意するようにしましょう。

    ペット保険へ加入する

    ペットには公的な医療保険はないため、動物病院での治療費は全額自己負担です。また、自由診療となるため動物病院によって治療費は異なります。

    入院や手術などを伴う病気の治療には、10~50万円以上の費用がかかることもあります。

    ペット保険では、健康診断などの予防医療や避妊去勢などの「治療に該当しない費用」は補償の対象外となることが一般的ですが、保険に加入していれば、病気やケガの治療費の自己負担額を減らすことができます。

    突然の治療費に対応できるよう、日頃から貯蓄と保険の両方で備えておくとよいでしょう。また、持病があると加入が難しくなるため、若く健康なうちからペット保険に加入することをおすすめします。

    【関連記事】
    【獣医師監修】猫の避妊手術についてもっと知ろう
    【獣医師監修】オス猫の去勢手術は時期を逃すと大変!?去勢のメリットと注意点を解説

    高額治療費の支払いに強いペット保険なら『げんきナンバーわんスリム』

    ペットの高額治療費の支払に強い「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保

    高額治療の支払いに強いペット保険を選ぶならペット&ファミリー損害保険株式会社のペット保険「げんきナンバーわんスリム」が1つの選択肢になります。

    「げんきナンバーわんスリム」3つの特長は以下のとおりです。商品の詳細は、WEBサイトをご覧ください。

    「高額治療・長期に渡る慢性疾患の治療」に強い

    通院で10万円の治療が発生し、1日あたりの保険金支払い限度額が1万円の保険に加入していた場合、9万円は自己負担となります。しかし、「げんきナンバーわんスリム」には、「1日あたり〇円まで」のような1日あたりの限度額がないので、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。

    また、年間の利用回数にも上限はないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても保険を利用することができます。

    一生涯続けられる価格、10歳以上の保険料は値上がりなし

    ペット保険はペットの年齢が上がるにつれて大きく値上がりするのが一般的ですが、「げんきナンバーわんスリム」はペット長寿化を見据えて、10歳以上の保険料は変動しません。ペットが高齢になってから、「保険料が高すぎて続けられない」といったトラブルがないので安心です。

    最後のときまで「終身補償」

    「げんきナンバーわんスリム」は、契約後に発症した病気・ケガに対して、更新時の条件変更(発病部位を不担保とした更新など)をつけたり、契約更新の拒否などを行っていないので、安心して終身でご加入し続けて頂くことができます。

    獣医師の88%が推奨!*
    ペット&ファミリー損保のペット保険
    「げんきナンバーわんスリム」

    *出典:2019年10月 Vet’sEye調べ
    ※保険期間中に受けた病気・ケガの治療に対し保険金の支払い限度額はプラン70は年間70万円まで。プラン50は年間50万円まで。また、1日あたり3000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
    22D024-220804

    まとめ

    かわいい猫をお迎えするためには、さまざまな準備が必要です。どんな猫を飼うのか考えるだけでなく、長く続く猫との暮らしに備えてさまざまなアイテムを揃え、心の準備を整える必要があります。

    これから猫を飼う予定の方は、ぜひ準備を万端にして猫との暮らしを楽しくスタートさせてください。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

    ページトップに戻る