大きな家庭犬グレート・デーンの飼い方や特徴
2021.12.22 作成

大きな家庭犬グレート・デーンの飼い方や特徴

PNS編集部

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大きな体格でありながら、人気ランキング上位に君臨するグレート・デーン。堂々とした性格や優雅さをあわせもつ姿が人気の秘密でしょう。その王者のような風格から、神話の神にたとえられ「犬の中のアポロン」と呼ばれたこともあります。グレート・デーンの飼い方、歴史、特徴、病気について紹介します。

もくじ

    グレート・デーンってどんな犬?

    大きな家庭犬グレート・デーンの飼い方や特徴
    (belu gheorghe/shutterstock)

    世界有数の特大犬(超大型犬)、グレート・デーン。犬好きが憧れる犬種でもありますが、どのような飼育環境や注意点があるのでしょうか。大きさや模様、毛色のバリエーションを紹介します。

    グレート・デーンの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    「優しい巨人」と呼ばれる、特大犬(超大型犬)という分類のグレート・デーン。子犬の頃から足先が大きく、皮膚がたるんでいますが、成長するにつれてすらりとした体型になります。

    大きさ

    体高は70~80cmが平均的なものですが、オスは85㎝を超えることも。体重は45~55㎏と人とほぼ同じであり、後ろあしで立ち上がると我々の身長をゆうに超えてしまいます。

    JKCの基準にも「整っていれば大きいほうが良い」とされ、大きな体が認められています。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さ

    毛色

    グレート・デーンの毛色は、ゴールドに黒の差し毛が混ざったフォーン、肋骨に向かってブラックのしま模様が入ったブリンドル、ブラック、ホワイトに黒い班が入ったハールクイン、青みがかった灰色のブルーなどがあります。

    色や模様の出方は様々で、好みの毛色を探すことができます。被毛は短く、防寒対策ができないため、寒さに弱い一面があります。

    グレート・デーンの性格

    グレート・デーンは体格こそ驚くような大きさですが、とてもフレンドリーでやんちゃな性格です。家庭に子どもがいれば楽しく遊んでくれますし、小型犬や猫なども攻撃せず、仲良く過ごすことができます。スペースの問題さえクリアできれば家庭内で十分に良い役割をこなす、穏やかな犬種です。

    グレート・デーンの歴史

    グレート・デーンはドイツ原産の超大型犬です。ドイチェン・ドッゲが正式名であり、ジャーマン・マスティフとも呼ばれています。マスティフやグレーハウンドなどが掛け合わされて作出され、1880年にドイツで正式に登録されました。日本では土佐犬の改良に使われたこともあります。

    グレート・デーンの飼い方のポイント

    グレート・デーンの飼い方のポイント
    (Alexandra Morrison Photo/shutterstock)

    グレート・デーンの大きな体格や長いあしは、魅力的であると同時に、飼育にも気を付けなければなりません。また、この体型を維持するためのポイントもあります。基本的な飼育のポイントを押さえておきましょう。

    グレート・デーンのしつけ方

    力が強く体が大きい犬種ですから、しつけは必須です。しかし、物覚えが良いため教えるのは楽な犬種といえます。甘えたがりで、ぴったりくっついてばかりの子犬もいますから、早いうちに留守番を教えておきましょう。

    事故防止のため、力加減を教えることも大切。散歩の引っ張りや飛び出し、歩いている最中の「待て」はしっかりと教えましょう。特大犬(超大型犬)ですから訓練所に出すのも方法のひとつです。

    グレート・デーンの散歩の仕方と運動量

    たくさんの運動量を必要とするグレート・デーン。室内の運動量では足りませんので、毎日2回、外で1時間以上運動する時間をとりましょう。

    そのためには飼い主さんの体力もある程度必要となります。運動時に制御するためのしつけも同時に必要ですので、子犬の頃から同時に進めていきましょう。

    お手入れは全身拭きで

    グレード・デーンは、シングルコートで抜け毛は少なめ。濡らして固く絞ったタオルで全身拭きをすることが基本のお手入れとなります。柔らかい獣毛ブラシでのブラッシングも良いでしょう。

    断耳をしていない場合は大きな耳が垂れて蒸れやすい状態です。耳の内側もお手入れし、定期的に病院やトリミングサロンなどでプロにクリーニングをしてもらいましょう。

    【関連記事】
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    成長ステージに合わせたフードを

    大きい体格ゆえに、関節や内臓の病気になりやすい一面があります。成長ステージに合わせたフードで、しっかり体調を管理してください。病気の予防や成長に必要な栄養が含まれた、大型犬用のフードを選ぶと良いでしょう。

    グレート・デーンの平均寿命

    グレート・デーンの平均寿命
    (Liliya Kulianionak/shutterstock)

    他の犬種よりも短く、5年程度であった時代もありました。現在は少し延びましたが、それでも7年前後といわれています。中には10年以上生きる犬もいますが、10年未満と想定しつつ健康管理を心がけましょう。

    グレート・デーンの注意しておきたい病気

    グレート・デーンの注意しておきたい病気
    (Holger Nesselberger/shutterstock)

    グレート・デーンの注意しておきたい病気について紹介します。

    股関節形成不全

    成長期の大型犬に多い股関節の異常です。関節部分に変形が起こり、噛み合わなくなることで炎症を起こします。痛みが出るため次第に動けなくなってしまいますが、歩行異常がみられたらすぐに治療を開始しましょう。

    若齢の犬によく見られますが、発症した場合はその後長期間の治療やケアが必要となります。

    胃拡張・胃捻転

    大型犬や特大犬(超大型犬)は体型の特性上、胃や腸に負担をかけやすいです。特に運動時には十分に注意しましょう。食後すぐの運動は避けるのが望ましいです。

    重篤になると命を落とす危険もありますので、エサはゆっくり取らせ食後の休憩時間を長めに取りましょう。もし、吐こうとしても吐けないといった症状があれば、緊急性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。

    拡張性心筋症

    グレート・デーンにとって心臓の病気は珍しくないといわれています。遺伝病の一種であり、特に大型犬に多く発症します。拡張性心筋症は、心筋が肥大して心臓内を圧迫し循環が悪くなることで様々な症状が出る病気です。普段の生活の中で予防しにくい病気のひとつですから、早期発見を心がけましょう。

    ウォブラー症候群

    頸椎の脊髄圧迫を引き起こす病気です。大型犬に多く、頚椎すべり症とも呼ばれています。初期では足がふらつき、後ろあしが踏ん張れなくなるなど、明らかな歩行異常がみられます。

    症状のできるだけ初期のうちに発見して治療を始めましょう。

    甲状腺機能低下

    体の代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの不足により起こる病気です。性差はありませんが、高齢になるほど増える傾向があります。症状としては疲れやすさ、急激な体重増加、色素沈着など、観察していなければ分かりにくいかもしれません。普段との違いに気付いたらすみやかに受診しましょう。

    グレート・デーンを家族に迎える方法と費用

    グレート・デーンを家族に迎える方法と費用
    (Guy J. Sagi/shutterstock)

    グレート・デーンの子犬は45万円程度(2021年11月現在)。毛色によって前後しますが、全体の流通数が少ないため、生後日数に関わらず高価になる傾向があります。

    ブリーダーからの紹介

    ペットショップでグレート・デーンを取り扱っているケースはあまりありません。迎え入れる際は、ブリーダーを利用しましょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    ただし、グレート・デーンのブリーダーも少ないため、根気強く探してみてください。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない犬、飼い主さんがいない犬を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。

    ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況を確認しなければならないケースもあります。また、グレート・デーンは飼育環境が限られるために数が少なく、出会うには運やタイミングが必要です。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Lorentaylor87/shutterstock)

    特大犬(超大型犬)の平均的な飼育費用は、1カ月あたり3万~4万5,000円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で1万1,000~1万5,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で5,000~1万2,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、特大犬(超大型犬)の場合1回1万円以上かかるでしょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で4~6万円ほど必要でしょう。1カ月にすると4,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均的な治療費:7万~15万円
    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~3万円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、特大犬(超大型犬)の1ヶ月の保険料は2,300~5,400円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_特大犬

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合1歳時のおおよその体重で加入タイプが決まります。

    愛犬と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

     

    著者・監修者

    PNS編集部

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