グレート・ピレニーズの性格や特徴 飼い方やしつけのコツを知ろう!
2021.12.13 作成

超大型犬のグレート・ピレニーズの性格や寿命は?飼い方やしつけのコツを解説

PNS編集部

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グレート・ピレニーズは大型犬の中でも、見た目や動作が穏やかで、飼いやすいイメージが強い犬種です。攻撃性も少なくしつけやすい犬が多いグレート・ピレニーズですが、家族と家族以外を見分けて警戒する部分もあるため、その縄張り意識を把握した上でしつける必要があります。グレート・ピレニーズの性格、身体的な特徴、しつける方法を含めた飼い方を理解しておきましょう。

もくじ

    グレート・ピレニーズってどんな犬?

    グレート・ピレニーズの性格や特徴 飼い方やしつけのコツを知ろう!
    (Trong Nguyen/shutterstock)

    大きな真っ白の体と優しい表情が魅力のグレート・ピレニーズは、その大きさから日本で家庭犬として飼われている姿を見かけることは少ない犬種です。しかし世界での人気は高く、ドラマや映画の中で活躍する姿を見ればどんな犬種か気になってしまう人も多いはず。

    ここではそんなグレート・ピレニーズの特徴や性格、歴史について紹介します。

    グレート・ピレニーズの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    グレート・ピレニーズの特徴はその大きな体。雪山で番犬として活躍していたため骨太でがっちりしており、その迫力ある姿はどこか威厳を感じさせるほどです。

    後ろあしに狼爪が残っているのも特徴の一つですが、近年では家庭犬には必要がないと切り落とされることも増えています。

    大きさ

    オスのは体高70~80cm、メス65~75cmを標準とし、体重には規定がありませんがオス50~54 kg、メス36~41kg程度です。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さ

    毛色

    豊富なダブルコートの被毛に覆われており、毛色は白、グレー、薄いイエロー、ウルフカラー、白を基本に、オレンジ色の斑が頭部、耳、尾の付け根にあるものも認められています。

    グレート・ピレニーズの性格

    白熊を思わせる大きなグレート・ピレニーズですが、素直で優しく非常に穏やかな犬種です。番犬として活躍してきた歴史を持つため警戒心が強い一面もあり、初めての人や動物に攻撃的になる場合もあります。

    一方で信頼している飼い主さんには非常に従順で甘えん坊。家族や仲間に対して忍耐強いため、喧嘩も好まず、しっかりとしつけを行えば子どもにとっても最高の友人になってくれるでしょう。

    ただし、賢く、自分で判断する独立心も持ち合わせているため、しつけには注意が必要です。

    グレート・ピレニーズの歴史

    グレート・ピレニーズの歴史は古く、紀元前6世紀ごろにチベタン・マスティフを祖先として誕生したといわれています。その後、ピレネー山脈で牧羊犬として活躍したことでその優秀さが評判になり、17世紀にはフランス王室の護衛犬として王妃マリーアントワネットにも愛されたのだとか。

    その優秀な血統は、後にニューファウンドランドと呼ばれる犬の基礎を作り、セントバーナード復活にも用いられました。番犬や護衛犬としての需要が低下するとともに、一時は絶滅の危機に陥りましたが、愛好家たちの尽力によって絶滅の危機を脱出。現在は欧米で家庭犬としても人気を博しています。

     

    グレート・ピレニーズの飼い方のポイント

    グレート・ピレニーズの飼い方のポイント
    (Anne Richard/shutterstock)

    グレート・ピレニーズは超大型犬(特大犬)なので、子犬の時からしっかりしたしつけを行うことが大切です。信頼関係を築くことを基本に、他の犬や人と触れ合うことで社会化に努めることが大切になります。

    グレート・ピレニーズのしつけ方

    グレート・ピレニーズは体が大きいため、力もとても強い犬種。散歩の際など、飼い主さんがコントロールを失えば思わぬ大事故に発展することも考えられます。そのため、体が本格的に大きくなる子犬の頃から、忍耐強くしつけていくことが大切です。

    また非常に頭がよいため、教えたことはよく覚え忠実に実行してくれます。しかしそれは相手が信頼できる飼い主さんの時だけ。最初はコマンドトレーニングなどを中心に、よく褒め、一緒に楽しみながら信頼関係を構築することからスタートしましょう。

    グレート・ピレニーズの散歩の仕方と運動量

    グレート・ピレニーズは活発に運動することはそんなに好みません。子犬の頃には無邪気に遊びますが、大きくなればどちらかというとゆったり気ままに過ごすことが好き。そのため、激しい運動よりも、飼い主さんとのんびりお散歩するような運動を好みます。

    ただし、超大型犬のためそれなりの運動量は必要になります。運動不足などでストレスが溜まった時の問題行動は大きいだけに大変。30分~1時間程度を基本に毎日2回、散歩の時間はしっかりと確保しましょう。

    飼育環境を整えよう

    超大型犬のグレート・ピレニーズと一緒に暮らすのであれば、飼育環境を整える必要があります。体が大きいグレート・ピレニーズには広い飼育スペースが必要になります。室内で飼育する場合にはかなり広い空間が必要になるでしょう。

    トイレの準備についてもよく考えなくてはいけません。体が大きいということは排泄の量もそれなりに多くなります。毎日の散歩やしつけ、食事の準備や手入れなど、手間も時間も必要です。病気や老犬になった時には、その大きな体の介護の必要も出てくるかもしれません。

    可愛いというだけで気軽に飼えるタイプの犬種では決してないので、一緒に暮らすことを決意するにはそれなりの覚悟が必要だといえます。

    健康な体を維持する食事を準備しよう

    体の大きなグレート・ピレニーズは食欲旺盛なので、肥満には注意が必要です。肥満になれば病気や怪我のリスクも上がってしまいます。健康な体を維持するために、エサは体重に合った量を与えるようにしましょう。

    運動量や年齢、体質など、バランスを見ながら食事内容や食事量を決定することが大切です。

    グレート・ピレニーズの平均寿命

    グレート・ピレニーズの平均寿命
    (Paolo Seimandi/shutterstock)

    グレート・ピレニーズの平均寿命は10〜12歳程度です。超大型犬ということを考えれば平均的といえます。グレート・ピレニーズは比較的丈夫な犬で、15~17歳まで生きた例もあったといわれています。

    グレート・ピレニーズの注意しておきたい病気

    グレート・ピレニーズの注意しておきたい病気
    (everydoghasastory/shutterstock)

    グレート・ピレニーズの注意しておきたい病気について紹介します。

    骨肉腫

    犬の骨や軟骨にできる癌を骨肉腫といいます。中~老犬の大型犬に好発し、転移が速く死亡率が高いがんとして知られています。

    前あしに発生することが多く、日を追うごとに足の痛みが強くなり、痛みに強い犬も痛がるほどです。足を引きずっていたり、激しく痛がったりする様子が見られたら注意が必要です。

    股関節形成不全

    股関節がうまく発育せず、関節に異常を起こす病気です。足を引きずって歩く、腰を左右に振って歩く、つまずく、運動を嫌がるなどの様子が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう。

    皮膚病

    日本の高温多湿の気候は長毛種であるグレート・ピレニーズにとっては過ごしにくいものです。普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。

    体を痒がっている様子が見られたり、体を地面に擦り付けていたりする場合には特に注意が必要です。

    白内障

    加齢に伴い起こりやすい目の病気で、水晶体が白く濁って視力が落ちてしまいます。目が白くなる、壁や物にぶつかるようになったら注意が必要です。

     

    グレート・ピレニーズを家族に迎える方法と費用

    グレート・ピレニーズを家族に迎える方法と費用
    (DTeibe Photography/shutterstock)

    グレート・ピレニーズの子犬の価格は、40万円前後(2024年7月時点)。ただし、値段は性別、血統、購入方法によって変動します。

    グレート・ピレニーズを迎える方法、費用について具体的に紹介していきます。

    ブリーダーからの紹介

    日本のペットショップで、グレート・ピレニーズを見かけることは少ないです。国内のブリーダーもそう多くはありませんが、グレート・ピレニーズを迎えたいと思ったらブリーダーからの紹介が主な方法となるでしょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Perry Correll/shutterstock)

    特大犬(超大型犬)の平均的な飼育費用は、1カ月あたり3万~5万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で1万~2万円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で5,000~1万4,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、特大犬(超大型犬)の場合1回1万円以上かかるでしょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で4~6万円ほど必要でしょう。1カ月にすると4,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均治療費:11万6,704円*
    • 異物誤飲の平均治療費:3万4,655円*

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    *ペット&ファミリー損保調べ(2023年4月~2024年3月 保険金支払い実績をもとに算出)

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、特大犬(超大型犬)の1ヶ月の保険料は3,000~9,100円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合「犬種分類表」を参考に、1歳時のおおよその予測体重で加入タイプが決まります。
    *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    愛犬と楽しく暮らそう

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

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    ペットニュースストレージ編集部です。

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