ボルゾイはどんな性格?飼い方・歴史・特徴を紹介
2021.12.08 作成

ボルゾイはどんな性格?飼い方・歴史・特徴を紹介

PNS編集部

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犬が身近にいない人でも、ボルゾイという犬種名は比較的知られています。細身で優雅な見た目と優しい目。一度走り始めたら颯爽と風を切るような動きをするのが特徴です。ボルゾイを飼いたいと考える人や、飼い始めてこれからの飼育方法を知りたい人、ボルゾイに興味がある人に、性格や特徴、ボルゾイという犬種の歴史を紹介します。

もくじ

    ボルゾイってどんな犬?

    ボルゾイはどんな性格?飼い方・歴史・特徴を紹介
    (Grisha Bruev/shutterstock)

    ボルゾイは美しい姿と優れた運動能力を持つ大型犬です。富裕層を中心に人気の高い犬です。その大きさとは裏腹に、温厚で家庭犬としても最高のパートナーになってくれる犬種です。

    ここではそんなボルゾイの特徴や性格、歴史について紹介します。

    ボルゾイの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    ボルゾイの特徴は何といってもその優美なたたずまい。すらりと長い足と細く流線型の顔、ツヤツヤと輝く被毛がとても高貴な雰囲気の大型犬です。スマートな体型と品のある身のこなしのせいか「大きくて怖い」といった雰囲気はありません。走るととても足が速く、最高速度は50kmにも及びます。

    大きさ

    オスの体高は75~85cm、メスは68~78cmが理想的とされており、体重は25~45キロ。

    子犬の時はわずか500gと、一般的な小型犬や中型犬の子犬に比べれば大きいものの、可愛らしい子犬として生まれてくるボルゾイですが、立ち上がれば2mを超えるほどの大きさにあっという間に成長します。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さ

    毛色

    毛色は、ホワイト、ブラックの単色や、ホワイトにレッド、シルバー、レモン、ゴールド、セーブルのどれかが組み合わさったもの、ホワイトとブラックにタン(黄褐色)が組み合わさったトライカラーなどがあります。

    ボルゾイの性格

    ボルゾイはとても落ち着いた性格で、無駄吠えをすることもなく従順です。しかし、遊びとなればその高い運動神経を生かして風のように駆け回る俊敏さも持ち合わせています。

    頭が良く繊細な面もあるので、しつけを行う際には注意が必要ですが、愛情深いので他の犬や子どもとも仲良く暮らせるでしょう。

    独立心も旺盛で、飼い主さんとベタベタ過ごすというよりも。そっとそばにいるタイプですが、飼い主さんのことが大好です。ブラッシングなど日々のケアを通して、コミュニケーションをとるとよいでしょう。

    ボルゾイの歴史

    ボルゾイはロシア原産の犬で、13世紀頃にロシア土着の狩猟犬とサイトハウンドを交配したことから誕生したといわれています。ロシア貴族たちの間でうさぎ狩り用の猟犬として活躍していましたが、15世紀に入ってオオカミ狩りもできる大型犬へと改良されました。

    貴族と共に過ごしてきたボルゾイはロシア革命の際に絶滅の危機に陥りましたが、イギリスやアメリカで繁殖に成功し絶滅の危機を乗り越えることができました。現在では欧米を中心に、ショードッグやモデルとして愛され続けています。

    ボルゾイの飼い方のポイント

    ボルゾイの飼い方のポイント
    (Grisha Bruev/shutterstock)

    温厚で賢く、飼い主さんに従順なボルゾイ。しかし、その賢さや繊細さゆえ、しつけるには注意が必要です。ここではそんなボルゾイのしつけのポイントをお伝えします。

    ボルゾイのしつけ方

    ボルゾイはしつけが難しいといわれることが多い犬です。もともと優れた視覚と脚力で獲物を追跡し捕獲する犬として活躍していたボルゾイは、一方的に命令に従うのではなく自分で考え行動することを求められてきました。そこで培われた独立心がしつけを難しくしている側面があります。

    ボルゾイと暮らすには、まずは飼い主さんがボルゾイにとって信頼できる人物になることが大切です。

    神経質で繊細な面に注意してしつける

    ボルゾイには繊細で神経質な一面があります。そのため、初めて行く場所や知らない場所があまり得意ではありません。頭ごなしに叱られることも嫌いますので、しつけの際には落ち着ける場所で褒めることを中心に、一緒に楽しみながら行いましょう。

    また、しつけの際はコマンドを統一し、落ち着いた態度で臨むことが大切です。

    信頼関係が結べればしつけはしやすい

    ボルゾイは、大好きな飼い主さんに褒められれば、もっと喜ばせようと頑張る健気な一面を持っています。そのためボルゾイのしつけは、主従関係というよりも信頼関係を結べるよう何度も根気よく教えていくことが大切です。

    ボルゾイの従順で優しい性格をよく理解し、我が子を育てるような気持ちでボルゾイに寄り添う事がとても重要なポイントになります。

    子犬時代は元気でいたずらも多い

    優れた運動神経を持つボルゾイは、足も速く噛む力もとても強い犬です。もともとは猟犬として活躍してきた彼らは、子犬の頃はとにかく元気でやんちゃです。大きくなれば力で人間が勝つことは難しくなっていきます。

    子犬の頃からしっかりとしつけを行い、飼い主さんとの信頼関係を築き社会化を行うことがとても重要になってきます。

    ボルゾイの散歩の仕方と運動量

    ボルゾイは、運動量が必要な犬種です。1回1~2時間の散歩を1日2回程度行い、運動不足の解消に努めましょう。

    また非常に賢い犬種なので、単純な運動だけでなくボール遊びやフリスビーなどを取り入れるのもおすすめです。公園やドッグランなどで自由に走り回れる時間を持つとストレス解消にも役立ちます。

    ボルゾイの平均寿命

    ボルゾイの平均寿命
    (Julia Shepeleva/shutterstock)

    ボルゾイの平均寿命は7~10年ほど。大型犬としては、やや短い寿命といえます。

    ロシア原産のボルゾイは、日本の高温多湿な環境は苦手。繊細な性格なので、環境によってストレスが溜まりやすいのも原因の一つかもしれません。

    ボルゾイの注意しておきたい病気

    ボルゾイの注意しておきたい病気
    (Sara Borbala Balogh/shutterstock)

    ボルゾイは遺伝性疾患が少ないため、病気には強いといわれている犬種ですが、飼う上で注意しておきたい病気についても知っておきましょう。

    胃捻転

    大型犬によく見られる病気で、大量のガスによって胃が拡張したり、ねじれたりする病気です。症状がひどければ胃の周りの血管を圧迫するため、重篤な症状を引き起こします。落ち着きがなくなった、吐こうとしても吐けない、大量のよだれが出るといった症状があらわれたら胃捻転を疑ってみましょう。

    この病気は緊急を要することがあるため、怪しいと思ったらすぐに動物病院へ連絡してください。

    非加齢性白内障(若年性白内障)

    水晶体の中のタンパクが変性することで白く濁り、視力が低下する病気を白内障といいます。加齢が原因で発症することが多いため、シニア犬特有の病気だと思われがちですが、遺伝性の場合は若年でも発症します。初期は目薬で進行を抑え、重症になれば手術を行います。

    進行性網膜萎縮症

    目の奥にある網膜が変性し、視力が徐々に低下して失明する遺伝性疾患です。多くの犬種で見られ、残念ながらこの疾患に関する治療法はありません。

    外耳炎

    垂れ耳で毛の長いボルゾイは耳道内の通気が悪く、外耳炎になりやすい犬種です。耳を気にしている様子があったり、耳が臭ったりするような症状がみられたら、すぐ病院に行きましょう。

    皮膚疾患

    日本の高温多湿の気候は、皮膚疾患の原因となります。体を痒がっている様子が見られたり、体を地面に擦り付けていたりする場合には特に注意が必要です。普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。

    ボルゾイを家族に迎える方法と費用

    ボルゾイを家族に迎える方法と費用
    (Kim Christensen/shutterstock)

    ボルゾイの子犬の価格は20~30万円(2021年10月時点)ほどです。犬の値段は性別、血統、チャンピオン犬かどうか、購入方法によって変動します。

    ブリーダーからの紹介

    日本のペットショップで、ボルゾイを見かけることは少ないです。国内のブリーダーもそう多くはありませんが、ボルゾイを迎えたいと思ったらブリーダーからの紹介が主な方法となるでしょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Anastasiia Cherniavskaia/shutterstock)

    大型犬の平均的な飼育費用は、1カ月あたり1万5,000~3万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で5,000~6,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で5,000~1万2,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、大型犬の場合1回1万円以上かかるでしょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で4~6万円ほど必要でしょう。1カ月にすると4,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均的な治療費:7万~15万円
    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~3万円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、大型犬の1ヶ月の保険料は1,800~3,500円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_大型犬

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合1歳時のおおよその体重で加入タイプが決まります。

    愛犬と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

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