シー・ズーってどんな犬?
2021.11.16 作成

シー・ズーが家庭犬として人気の理由は性格!飼い方で注意する点を紹介

PNS編集部

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毛に覆われたぬいぐるみのようなシー・ズーは、小型犬の中でも飼いやすく人気の高い犬種です。誰にでも懐いて甘えるフレンドリーな性格が人気の愛玩犬ですが、毛が多いため、手入れをマメにする必要があり、気を付けるべき病気もあります。このページでは、シー・ズーの性格や特徴、飼い方をご紹介します。

もくじ

    シー・ズーってどんな犬?

    シー・ズーってどんな犬?
    (chaoss/shutterstock)

    働く犬たちとは違い、その可愛らしさで愛玩犬として人に愛されてきたシー・ズー。日本でも長く人気が高い犬種です。そんなシー・ズーの特徴や歴史をご紹介します。

    シー・ズーの特徴・大きさ・毛色

    特徴

    長い豊かなダブルコートといつもご機嫌な表情が可愛いシー・ズーは、世界中で愛玩犬として愛されている小型犬です。鼻ぺちゃで、ややアンダーバイトの愛嬌ある顔と垂れた耳は愛らしさが特徴です。

    大きさ

    シー・ズーの大きさは、体高は20cm~28cm、体重は4kg~7kgほど。小柄でありながら四肢はしっかりとしており、しっぽを高く上げて歩きます。全身を覆う艶やかで長い被毛は美しく、アレンジすることに夢中になる愛犬家も後を絶ちません。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さのこと。

    毛色

    シー・ズーの毛色は、日本ではゴールド&ホワイトやブラック&ホワイトなどのパーティカラーが人気ですが、海外では単色も珍しくなく、様々な表情で楽しませてくれる犬種です。

    シー・ズーの性格

    シー・ズーは「愛玩犬らしい」愛らしさと優しさをもち合わせた犬種です。愛情深く家族のことが大好きで、一人でいることをあまり好みません。そのため留守番が続くと、寂しさからいたずらをしてしまうことも。好奇心旺盛で遊ぶことも大好きですが、スキンシップを十分にとっていれば、雨などで散歩に行けない日が続いてもストレスで問題行動を起こすことも少ないでしょう。


    あまり神経質ではなく、友好的なので、他のペットや小さな子どもがいる家庭でも落ち着いて暮らせます。場所や環境に合わせて上手に過ごせる柔軟性も持ち合わせています。

    シー・ズーの歴史

    シー・ズーはチベットのラサアプソと中国のペキニーズが混血して誕生したと言われています。親密な関係にあった両国の間で、魔除けの効果があると信じられてきたラサアプソの血を引くシー・ズーは、神聖な犬として中国宮廷のシンボルとして寵愛され、一般庶民は飼育することさえできませんでした。

    そのため、革命の時代には大量虐殺の憂き目にあうことになりましたが、イギリスに渡っていたシー・ズーが丁寧に繁殖され、シー・ズーの基礎として確立し、やがて世界各国へと広まっていきました。

     

    室内飼育が原則のシー・ズーを上手にしつけるには?

    室内飼育が原則のシー・ズーを上手にしつけるには?
    (Pattarit S/shutterstock)

    シー・ズーはとても賢い犬です。可愛いからといって何でも許していると、わがままで手がつけられなくなってしまうかもしれません。長い毛のお手入れも必要なため、室内で快適に暮らせるよう小さな頃から上手にしつけることが大切です。

    触られるのに慣らす

    シー・ズーの長い毛はトリミングが必須なため、小さいうちから触られることに慣れさせましょう。トリミングせずにいると、絡まってしまったり毛玉ができたりと美しさを損ねるだけでなく、口や目の周りが不潔になり病気の原因になる可能性があります。

    上手にトリミングされるためにも、まずは体のどの部分でも触らせてくれるように少しずつ慣らしていきましょう。そうすれば人といるのが大好きなシー・ズーは、あなたの手がとても優しいものだとすぐに気がつくでしょう。

    甘え上手から出る甘噛み対策

    シー・ズーと遊んでいると、興奮して甘嚙みをすることがあります。子犬の時は特にその傾向が強いので、痛みを感じるほど強く噛んできた時には遊びをやめ、落ち着かせるようにしましょう。激しく怒る必要はなく、落ち着いた態度をとることが大切です。

    成長期で歯がかゆくて噛んでいる場合は、噛んでも良いおもちゃを与え、噛んで良いものといけないものを根気強く教えましょう。

    かまってほしい無駄吠えのしつけ

    甘えん坊のシー・ズーは、飼い主さんの注意を引くために無駄吠えをする場合があります。特に留守番の時間が長いことで分離不安に陥ってしまうと、鳴き声はひどくなっていきます。そう大きな鳴き声ではありませんが、放置していれば都会ではトラブルの元になる可能性があります。

    シー・ズーが無駄に吠えているときは反応せず無視をする、静かにしているときにたくさん褒めることを繰り返し、無駄吠えをやめさせるようにしましょう。

    【関連記事】
    犬に「無駄吠え」はない!?なぜあなたの愛犬は吠えるのか

    トイレのしつけ

    室内で暮らすためにはトイレのしつけは必須です。とても綺麗好きなシー・ズーは、トイレと寝る場所をはっきり分ける習性があります。そのため、トイレと寝床をはっきりと分けてあげることが、トイレのしつけを成功に導く鍵です。トイレでちゃんと用をたすことができたらたくさん褒め、失敗したら必要以上に騒がず綺麗に片付けることを繰り返しているうちに、トイレの場所を覚えてくれるでしょう。

    シー・ズーの散歩の仕方・運動量

    1日1回30分を目安に、好奇心を満たせるような質の良いお散歩を意識しましょう。外に出たがらないようであれば、無理に散歩させる必要はありません。

    シー・ズーの平均寿命

    シー・ズーの平均寿命は14〜15歳です。犬の平均寿命としてはやや長めで、国内最高齢は23歳と、とても長生きです。日頃の健康管理や飼育環境によって犬の寿命は変化すると言われています。日頃からよく観察して、異常があればすぐに獣医師に相談しましょう。

    シー・ズーの注意しておきたい病気

    シー・ズーの注意しておきたい病気
    (sanjagrujic/shutterstock)

    シー・ズーとの暮らしをイメージすると、病気に関する心配も浮かぶはず。いざという時に慌てないためにも、ここではシー・ズーの注意しておきたい病気についてお伝えします。

    皮膚炎

    日本の高温多湿の気候は長毛種であるシー・ズーにとっては過ごしにくいものです。普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。体をかゆがっている様子が見られたり、体を地面に擦り付けている場合には特に注意が必要です。

    尿石症

    尿の中に結晶や結石ができ、膀胱や尿道の粘膜を傷つけて炎症を起こす病気です。頻尿や血尿が初期症状で、悪化すれば尿が出なくなってしまいます。普段から尿の回数や色を観察し、気を配るようにしましょう。

    ドライアイ

    長い毛と大きな目を持つシー・ズーで、最も注意したいのは目のトラブルです。大きな目は長い被毛で傷つけられることも多く、ドライアイになることも多いと言われています。目が充血していたり、目やにが酷い場合などは一度受診して、適切な処置をするようにしましょう。

    気管虚脱

    シー・ズーは鼻の低い動物に見られる気管虚脱の好発犬種でもあります。空気の通り道である気管が潰れガーガーと苦しそうな呼吸や咳をします。高齢になると特に発症しやすくなるので、注意しましょう。

    熱中症

    夏の暑さはシー・ズーにとっても辛いものです。散歩の時間はもちろん、夏の室温には特に気をつけて管理をしましょう。よだれが多くなったり、荒い呼吸や心拍数の上昇、舌や口の色が赤い、フラフラしているなどの症状は熱中症が疑われます。重篤化しないよう、早めの対処が大切です。

    【関連記事】
    【獣医師監修】 熱中症は愛犬の命を瞬時にうばう!病気のサイン、対策、応急処置を知っておこう

    外耳炎

    垂れ耳で毛の長いシー・ズーは耳の通気が悪く、外耳炎になりやすい犬種です。耳を気にしている様子があったり、耳が臭うなどの症状がみられたら、すぐ病院に行きましょう。

     

    シー・ズーを家族に迎える方法と費用

     シー・ズーを家族に迎える方法と費用
    (boyphare/shutterstock)

    シー・ズーと一緒に暮らすことを決意したら、いよいよお迎えです。シー・ズーの価格は、およそ10~40万円(2024年7月時点)。ただし、値段は性別、血統、購入方法によって変動します。人気の高いチャンピオン犬の子となれば、非常に高額になることもあります。

    それでは早速、運命の出会いを探しに出かけてみましょう。

    ペットショップで探す

    小型犬で人気のあるシー・ズーは、ペットショップで出会える可能性が高いです。店員さんに相談すれば飼育に関するアドバイスをもらうこともでき、必要なものをその場で購入することも可能です。ペットを初めて飼育する場合でも、安心してシー・ズーを迎え入れられるでしょう。

    ブリーダーからの紹介

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。

    劣悪な環境で繁殖している業者もいるため、飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない犬、飼い主がいない犬を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況の確認しなければならないケースもあります。

    人気犬種のコーギーの里親になる機会はそう多くないでしょう。子犬ではなく成犬でも構わない場合には、良いご縁がつながるかもしれません。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    シー・ズーを迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。おおよそ4〜5万円をみておくと良いでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    また、危険なものを取り除き、噛まれたら困るものは片付けるなどの準備も必要です。愛されることが大好きなシー・ズーなので、家族が集まる場所に安心できる居場所を作れば、寂しがることなく安心して過ごすことができるでしょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

    その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2~3万円ほどがかかります。

    1カ月にかかる飼育にかかる費用は?

    1カ月にかかる費用は?
    (Sabuhi Novruzov/shutterstock)

    小型犬の平均的な飼育費用は、1カ月あたり1~2万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で3,000~5,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で1,000~3,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、小型犬の場合1回3,000~1万円程度をみておきましょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で3~5万円ほど必要でしょう。1カ月にすると3,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。犬猫の骨折、異物誤飲の平均治療費は以下の通りです。

    • 骨折の平均治療費:11万6,704円*
    • 異物誤飲の平均治療費:3万4,655円*

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    *ペット&ファミリー損保調べ(2023年4月~2024年3月 保険金支払い実績をもとに算出)

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、小型犬の1ヶ月の保険料は1,500~4,400円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    * 犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合「犬種分類表」を参考に、1歳時のおおよその予測体重で加入タイプが決まります。 *2024年7月時点の内容です。今後の商品改定や保険料率の見直し等により、変更となる場合があります。

    愛犬と楽しく暮らそう

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

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