ゴールデン・レトリーバーが下痢・軟便になる原因とは?対策を解説
2023.06.01 作成

ゴールデン・レトリーバーが下痢・軟便になる原因とは?対策を解説

PNS編集部

PNS編集部

ゴールデン・レトリーバーの下痢や軟便の原因・対処法を解説します。犬の下痢や軟便の原因は一つではなく、病気やストレスなどさまざまな可能性が考えられます。愛犬の健康を守るために原因を正しく理解し、適切な判断や対処ができるようになりましょう。病院を受診するか判断するポイント、下痢の治療で実際にかかった費用も紹介します。

もくじ

    愛犬が下痢をする原因

    ゴールデン・レトリーバーが下痢・軟便になる原因とは?対策を解説
    (shymar27/shutterstock)

    愛犬が下痢をするにはさまざまな理由があります。主なものについて解説しましょう。

    病気によるもの

    コロナウイルス、パルボウイルスといったウイルス、コクシジウムのような寄生虫、食物アレルギーなど、病気が原因で下痢をすることがあります。

    また、免疫異常による炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)や、消化吸収に異常をきたす膵外分泌不全(すいがいぶんぴつふぜん)、リンパ腫などの腫瘍といった疾患が隠れている可能性も。

    愛犬の健康のために、「下痢くらいすぐおさまる」と安易に考えず、適切な対応を心がけましょう。

    異物誤飲や盗み食い

    小さなおもちゃやビニール、電池や植物などを誤飲することも下痢の原因となります。長く愛用しているおもちゃの部品が取れて誤飲につながることもあるため注意しましょう。

    また、飼い主さんの目を盗んで玉ねぎやチョコレートのように犬に害のある食べ物を食べてしまった場合も、下痢をすることがあります。

    誤飲・盗み食い したものによっては命にかかわることもあるため注意しましょう。

    食事によるもの

    市販されているドッグフードは、一般的に犬が食べても大丈夫なもので作られています。しかし、年齢や体質、食の好みといった要因により、愛犬にあうフードとそうでないものもあります。

    愛犬の下痢が始まる前にフードを変えている場合は、それが原因となっている可能性も。以前のフードに戻してみて下痢がおさまるかどうか確認してみましょう。

    ストレスによるもの

    来客やトリミングなど嫌いなことや苦手なことに直面し、愛犬がストレスを感じることで下痢につながることもあります。

    検査などで下痢の原因を探ったものの異常がない場合、ストレスが下痢の原因となっているかもしれません。

    寒さによるもの

    体が冷えると免疫力が下がり、体調不良を引き起こしたり病気にかかったりすることがあります。

    寒さによる腸の冷えが下痢の直接的な原因になっていることもあれば、免疫力低下による病気が原因となっていることも。

    飼い主さんが判断することは難しいため、心配な場合は動物病院を受診しましょう。

    ゴールデン・レトリーバーの下痢(軟便)はなぜ起こる?疑うべき原因

    ゴールデン・レトリーバーの下痢(軟便)はなぜ起こる?疑うべき原因
    (Chendongshan/shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーは、どんな時に下痢や軟便になりやすいのでしょうか。特性や性格から考えられる原因を解説します。

    悪性腫瘍(ガン)

    ゴールデン・レトリーバーの下痢は、悪性腫瘍のサインである可能性があります。悪性腫瘍はゴールデン・レトリーバーがなりやすい病気のひとつです。

    悪性腫瘍の中でもリンパ腫は体全体のリンパ組織に発症し、消化器官を脅かすことがあります。発症すると、下痢だけでなく嘔吐や食欲不振が見られ、命を落とすこともある重大な病気です。

    下痢のほかにも気になる症状があれば、早めに病院を受診しましょう。

    おもちゃなどの誤飲・誤食

    ゴールデン・レトリーバーはおもちゃを使って遊ぶことが大好きな犬種です。投げたボールやフリスビーを拾ってとってくる遊びはゴールデン・レトリーバーの定番の遊びでしょう。

    しかし、夢中になって遊ぶあまりおもちゃが壊れ破片や部品を飲み込み、下痢を起こすことがあります。身の回りへの好奇心が高くおもちゃ以外のものも口に入れやすいため、誤飲・誤食による下痢になりやすいといえます。

    旺盛な食欲による早食い・盗み食い・拾い食い

    ゴールデン・レトリーバーは非常に食欲旺盛な子が多い傾向にあります。食欲が全開になると、丸呑みや早食いになることがあります。早食いは消化不良による下痢につながるため注意が必要です。

    空腹が我慢できず、食べてはいけないものを口にすることもあります。人の食べ物の盗み食い、散歩中の拾い食いで中毒性のあるものを食べ、下痢になる確率も高いといえるでしょう。

    運動不足・欲求不満によるストレス

    ゴールデン・レトリーバーは定期的な運動が欠かせません。鳥猟犬として活躍した歴史もあり、作業意欲が高い犬種といわれています。そのため、散歩や遊びの時間が不足するとストレスがたまり、下痢を起こしやすくなります。

    飼い主さんへの愛情も深く、孤立すると不安を感じます。長時間の留守番やペットホテルの利用が原因でストレス性の下痢を起こすこともあるでしょう。

    子犬・老犬期の体温調節機能の未発達・衰え

    子犬期のゴールデン・レトリーバーは体温調節機能が未発達のため、寒さに弱く真冬は下痢になりやすいといえます。高齢期も体温調節機能が衰え、急激な温度変化にできず下痢のリスクが高まります。

    ゴールデン・レトリーバーの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント

    ゴールデン・レトリーバーの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント
    (Elnur/shutterstock)

    愛犬の下痢が心配な場合は、動物病院で診てもらうのが一番ではありますが、場合によってはすぐに受診するのが難しいこともあるでしょう。

    その場合は、下痢の様子で判断してみてください。

    【今すぐ受診が必要な下痢】

    • 水のような便(水様便)
    • 赤や黒い便(血便、黒色便)、ゼリー状の便
    • 元気がない
    • 食欲がない
    • 下痢を繰り返す
    • 嘔吐がある

    【様子を見ていて大丈夫な下痢】

    • フードを変えた、ストレスがあったなど原因が明確
    • 元気で食欲もある

    ただし、様子を見ていても大丈夫な下痢でも、2~3日続いたりするようなら動物病院を受診しましょう。

    子犬や老犬は早めに受診を

    子犬の場合、「元気があるし大丈夫」と思っていても急速に病状が悪化することがあります。

    老犬の場合も、体力や抵抗力が落ちていて大事に至ってしまう可能性があるため、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

    早めに適切な処置をしてもらえれば、愛犬を危険に晒さずに済みます。下痢の症状で動物病院を受診する時のポイントや症状、治療方法について詳しくはこちらをご覧ください。

    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    ゴールデン・レトリーバーの下痢(軟便)を予防するポイント

    ゴールデン・レトリーバーの下痢(軟便)を予防するポイント
    (Tatyana Vyc/shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーの下痢(軟便)を予防するポイントは、次の4点です。

    口に入れると危険なものを近づけない

    犬が口にすると中毒性のある食品や健康に害を及ぼす日用雑貨は、ゴールデン・レトリーバーから遠ざけておきましょう。お気に入りのおもちゃは定期的にメンテナンスし、壊れる前に交換しておくと安心です。

    ゴールデン・レトリーバーは学習意欲が高いため、しつけも合わせて行うことで誤飲や盗み食い、拾い食いは防ぎやすくなります。

    腸に負担をかけない食事

    しっかり咀嚼して食べる習慣を身につけさせ、早食いによる消化不良を防ぎましょう。

    フードは粒の大きいものを選ぶと丸呑みを防ぎやすくなります。フードをくわえにくい早食い防止用の食器を活用するのもよいでしょう。

    十分な運動量・スキンシップの時間を確保する

    毎日散歩を行い、運動不足にならないようにしましょう。散歩以外の時間もできるだけスキンシップをとり、ストレスを発散させてあげます。

    ゴールデン・レトリーバーが安心できる居場所をつくり、環境要因による下痢を防ぎましょう。

    子犬・老犬は寒さ対策を

    体温調節が苦手な子犬期・高齢期は、防寒対策に気を配りましょう。寒い日は暖房を適切に使い、室内を適温に保ちます。

    ドッグウェアなども活用し、外出時の気温差で体を冷やさないことも大切です。夏は冷房による冷えにも注意しましょう。

    愛犬の下痢について、詳しくはこちらをご覧ください。

    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    ゴールデン・レトリーバーが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?

    ゴールデン・レトリーバーが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?
    (Nan Liu/shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーが下痢で動物病院を受診したという事例を紹介します。

    異物誤飲(6歳・女の子)    

    異物誤飲のため、手術を伴い1日間の入院治療を行いました。

    【治療期間】

    入院1日間    

    【治療総額】

    治療総額 327,258円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金226,981円
    自己負担額100,277円

    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    慢性炎症性腸疾患(0歳2ヵ月・女の子)

    慢性炎症性腸疾患の疑いのため、検査と内服薬の処方などの治療を行いました。

    【治療期間】

    通院2日間

    【治療総額】

    治療総額 108,449円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金71,714円
    自己負担額36,735円

    ※免責金額(3,000円×2日=6,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    下痢(1歳・女の子)

    下痢の治療のため、1日間の通院治療を行いました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療総額】

    治療総額 8,910円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金4,137円
    自己負担額4,773円

    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    ゴールデン・レトリーバーの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心

    ゴールデン・レトリーバーの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心
    (Dmytro Zinkevych/shutterstock)

    一口に下痢といっても原因はさまざま。ペットには公的な健康保険がなく治療費は、全額自己負担となります。

    愛犬がいつ大きな病気になってしまうかは、人と同じで予測することはできませんが、万が一の時に飼い主さんの負担を軽くすることができるのがペット保険です。

    ペット保険は健康でないと加入できず、加入可能な年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんどです。愛犬が健康なうちに高額な治療費に対応できるペット保険に加入しておきたいものです。

    ペット保険の選び方のポイント

    ペット保険にはたくさんの種類があり、保険商品によって補償内容は大きく異なります。「どれも同じようだから、保険料が安いものにしよう」と判断せず、補償内容をよく理解した上で選ぶようにしましょう。

    • その犬種・猫種が発症しやすい病気やケガが補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な治療費に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
    • 終身で更新が可能か
    • 更新時に条件変更がないか など

    親身に対応してもらえるかなどもチェックしておくと安心です。

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    また、年間の利用回数にも上限はないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても保険を利用することができます。

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    *出典:2019年10月 Vet’sEye調べ
    ※保険期間中に受けた病気・ケガの治療に対し保険金の支払い限度額はプラン70は年間70万円まで。プラン50は年間50万円まで。また、1日あたり3000円の免責金額(自己負担額)があります。
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    著者・監修者

    PNS編集部

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    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

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