トイ・プードルの下痢(軟便)!病院に行く基準や治療費、予防法を解説
2022.12.15 作成

トイ・プードルの下痢(軟便)!病院に行く基準や治療費、予防法を解説

PNS編集部

PNS編集部

トイ・プードルが下痢をしたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。下痢といっても軟便だったり元気があったりすると、すぐに病院を受診すべきなのか迷うものです。また、病院を受診すれば治療費がいくらくらいかかるのかも気になることでしょう。今回は、トイ・プードルの下痢や治療費について解説します。

もくじ

    愛犬が下痢をする原因

    トイ・プードルの下痢(軟便)!病院に行く基準や治療費、予防法を解説
    (bdtkong/shutterstock)

    愛犬が下痢をするにはさまざまな理由があります。主なものについて解説しましょう。

    病気によるもの

    コロナウイルス、パルボウイルスといったウイルス、コクシジウムのような寄生虫、食物アレルギーなど、病気が原因で下痢をすることがあります。

    また、免疫異常による炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)や、消化吸収に異常をきたす膵外分泌不全(すいがいぶんぴふぜん)、リンパ腫などの腫瘍といった疾患が隠れている可能性も。

    愛犬の健康のために、「下痢くらいすぐおさまる」と安易に考えず、適切な対応を心がけましょう。

    異物誤飲や盗食

    小さなおもちゃやビニール、電池や植物などを誤飲することも下痢の原因となります。長く愛用しているおもちゃの部品が取れて誤飲につながることもあるため注意しましょう。

    また、飼い主さんの目を盗んで玉ねぎやチョコレートのように犬に害のある食べ物を食べてしまった場合も、下痢をすることがあります。

    誤飲・盗食したものによっては命にかかわることもあるため注意しましょう。

    食事によるもの

    市販されているドッグフードは、一般的に犬が食べても大丈夫なもので作られています。しかし、年齢や体質、食の好みといった要因により、愛犬にあうフードとそうでないものもあります。

    愛犬の下痢が始まる前にフードを変えている場合は、それが原因となっている可能性も。以前のフードに戻してみて下痢がおさまるかどうか確認してみましょう。

    ストレスによるもの

    来客やトリミングなど嫌いなことや苦手なことに直面し、愛犬がストレスを感じることで下痢につながることもあります。検査などで下痢の原因を探ったものの異常がない場合、ストレスが下痢の原因となっているかもしれません。

    寒さによるもの

    体が冷えると免疫が下がり、体調不良を引き起こしたり病気にかかったりすることがあります。寒さによる腸の冷えが下痢の直接的な原因になっていることもあれば、免疫力低下による病気が原因となっていることも。

    飼い主さんが判断することは難しいため、心配な場合は動物病院を受診しましょう。

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保
     

    トイ・プードルはストレスや寒さに弱い?

    トイ・プードルはストレスや寒さに弱い?
    (im Tiaw Leong/shutterstock)

    性格的なものもありますが、トイ・プードルは人の感情に敏感な賢い犬だといわれています。飼い主さんの様子がいつもと違ったり、スキンシップが取れていなかったりすると、ストレスを感じてしまうことも少なくありません。

    また、シングルコートの小型犬であるトイ・プードルは、外気温や地面温度の影響を受けやすいです。寒さに弱いと考え、しっかり対策してあげるようにしましょう。

    トイ・プードル以外でも、地面温度の影響を受けやすい短足種や小型犬、毛の短い犬などは冷えやすい傾向があるため注意しましょう。

    トイ・プードルの異物誤飲や盗食は多い?

    誤飲や盗食の危険性は、犬種よりも性格によるものが大きいです。次のような特徴に当てはまる場合は基本的に気をつけておきましょう。

    • 食欲旺盛
    • 好奇心旺盛
    • 猟犬をルーツにもつ

    このような犬は、食べ物かどうかにかかわらず口に物を咥えやすく、誤飲につながりやすい傾向があります。

    また、トイ・プードルは水場で人の猟を手伝う作業犬をルーツにもつといわれています。そのため、誤飲・盗食に気をつけておいたほうがよいでしょう。

    【関連記事】
    トイ・プードルの性格とは?飼い方やおすすめのカットスタイルを紹介

    トイ・プードルの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント

    トイ・プードルの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント
    (ThamKC/shutterstock)

    愛犬の下痢が心配な場合は、動物病院で診てもらうのが一番ではありますが、場合によってはすぐに受診するのが難しいこともあるでしょう。

    その場合は、下痢の様子で判断してみてください。

    【今すぐ受診が必要な下痢】

    • 水のような便(水様便)
    • 赤や黒い便(血便、黒色便)、ゼリー状の便
    • 元気がない
    • 食欲がない
    • 下痢を繰り返す
    • 嘔吐がある

    【様子を見ていて大丈夫な下痢】

    • フードを変えた、ストレスがあったなど原因が明確
    • 元気で食欲もある

    ただし、様子を見ていても大丈夫な下痢でも、2~3日続いたりするようなら動物病院を受診しましょう。

    子犬や老犬は早めに受診を

    子犬の場合、「元気があるし大丈夫」と思っていても急速に病状が悪化することがあります。老犬の場合も、体力や抵抗力が落ちていて大事に至ってしまう可能性があるため、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

    早めに適切な処置をしてもらえれば、愛犬を危険に晒さずに済みます。

    下痢の症状で動物病院を受診する時のポイントや症状、治療方法について詳しくはこちらをご覧ください。

    【関連記事】
    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    トイ・プードルの下痢(軟便)を予防するポイント

    トイ・プードルの下痢(軟便)を予防するポイント
    (kotikov/shutterstock)

    トイ・プードルはシングルコートで寒さに弱いため、寒い時期の散歩はもちろん、室内でも温度や湿度の管理をしっかり行いましょう。また、ストレスをためないようにすることも大切。適度な運動をしたり、寂しい思いをしないよう一人で長時間お留守番させたりしないよう気をつけましょう。

    誤飲・盗食は、しつけで防ぐことが可能です。飼い主さんがリーダーであることを覚えさせた上で、いたずらは叱り、よいことは褒めるなど、メリハリをつけてしつけをしましょう。

    「可愛くて𠮟れない」「好きにさせてあげたい」と思う飼い主さんも見受けられますが、しつけは、愛犬の命を守ることにもつながります。

    愛犬の下痢について、詳しくはこちらをご覧ください。

    【関連記事】
    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    獣医師の88%が推奨するペット保険「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保
     

    トイ・プードルが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?

    トイ・プードルが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?
    (Varvara Serebrova/shutterstock)

    トイ・プードルが下痢で動物病院を受診した事例をご紹介します。下痢の原因となっていた病気や治療費について見ていきましょう。

    胃腸炎(10歳・女の子)

    胃腸炎とみられる嘔吐・下痢の症状がみられたため、2日間通院し点滴と血液検査などを行いました。症状が良くならないため、6日間入院。退院後に経過観察のため2日間通院し検査などを行い約58万円かかりました。 

    【治療期間】

    通院4日間、入院6日間、手術1回

    【治療総額】

    治療総額581,236円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金385,865円
    自己負担額195,371円
    ※免責金額(3,000円×10日=30,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。



    慢性炎症性腸疾患(6歳・男の子)

    下痢・嘔吐の症状が数か月ほど続き、定期的に通院検査を行うも症状の改善が見られませんでした。他院へ通院し、詳細の検査を行ったところ、1回の通院で約9万円の治療費が発生しました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療総額】

    治療総額91,230円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金61,761円
    自己負担額29,469円
    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。



    膵外分泌不全(12歳・女の子)

    数か月前から消化器症状が現れました。改善が見られないため詳細の検査を行ったところ、膵外分泌不全と判明しました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療総額】

    治療総額37,324円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金24,027円
    自己負担額13,297円
    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。



    トイ・プードルの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心

    トイ・プードルの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心
    (studio hoto/shutterstock)

    一口に下痢といっても原因はさまざま。ペットには公的な健康保険がなく治療費は、全額自己負担となります。

    愛犬がいつ大きな病気になってしまうかは、人と同じで予測することはできませんが、万が一の時に飼い主さんの負担を軽くすることができるのがペット保険です。

    ペット保険は健康でないと加入できず、加入可能な年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんどです。愛犬が健康なうちに高額な治療費に対応できるペット保険に加入しておきたいものです。

    ペット保険の選び方のポイント

    ペット保険にはたくさんの種類があり、保険商品によって補償内容は大きく異なります。「どれも同じようだから、保険料が安いものにしよう」と判断せず、補償内容をよく理解した上で選ぶようにしましょう。

    • その犬種・猫種が発症しやすい病気やケガが補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な治療費に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
    • 終身で更新が可能か
    • 更新時に条件変更がないか など

    親身に対応してもらえるかなどもチェックしておくと安心です。

    高額治療費の支払いに強いペット保険なら『げんきナンバーわんスリム』

    ペットの高額治療費の支払に強い「げんきナンバーわんスリム」ペット&ファミリー損保

    高額治療の支払いに強いペット保険を選ぶならペット&ファミリー損害保険株式会社のペット保険「げんきナンバーわんスリム」が1つの選択肢になります。

    「げんきナンバーわんスリム」3つの特長は以下のとおりです。商品の詳細は、WEBサイトをご覧ください。

    「高額治療・長期に渡る慢性疾患の治療」に強い

    通院で10万円の治療が発生し、1日あたりの保険金支払い限度額が1万円の保険に加入していた場合、9万円は自己負担となります。しかし、「げんきナンバーわんスリム」には、「1日あたり〇円まで」のような1日あたりの限度額がないので、通院でも最大で70万円の保険金を受け取ることができます。

    また、年間の利用回数にも上限はないので、慢性疾患で20回を超える通院が発生しても保険を利用することができます。

    一生涯続けられる価格、10歳以上の保険料は値上がりなし

    ペット保険はペットの年齢が上がるにつれて大きく値上がりするのが一般的ですが、「げんきナンバーわんスリム」はペット長寿化を見据えて、10歳以上の保険料は変動しません。ペットが高齢になってから、「保険料が高すぎて続けられない」といったトラブルがないので安心です。

    最後のときまで「終身補償」

    「げんきナンバーわんスリム」は、契約後に発症した病気・ケガに対して、更新時の条件変更(発病部位を不担保とした更新など)をつけたり、契約更新の拒否などを行っていないので、安心して終身でご加入し続けて頂くことができます。

    獣医師の88%が推奨!*
    ペット&ファミリー損保のペット保険
    「げんきナンバーわんスリム」

    *出典:2019年10月 Vet’sEye調べ
    ※保険期間中に受けた病気・ケガの治療に対し保険金の支払い限度額はプラン70は年間70万円まで。プラン50は年間50万円まで。また、1日あたり3000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
    22D024-220804

    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_小型犬

    著者・監修者

    PNS編集部

    ペットライフに新しい発見を。
    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

    ページトップに戻る