水をはじくドレッドヘアが個性的。ユニークな姿で人気上昇中のプーリー犬とは?
2022.02.25 作成

水をはじくドレッドヘアが個性的。ユニークな姿で人気上昇中のプーリー犬とは?

PNS編集部

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「走る姿がまるでモップ!」だと、SNSを中心に人気急上昇中のプーリー犬は、日本ではまだほとんど見かけることのないハンガリー生まれの中型犬です。しかしその歴史は古く、古代から人間と共存してきた痕跡がある歴史ある犬だと言われています。ここではプーリー犬の性格や特徴、歴史、そして飼い方について解説します。

もくじ

    プーリー犬ってどんな犬?

    水をはじくドレッドヘアが個性的。ユニークな姿で人気上昇中のプーリー犬とは?
    (Csanad Kiss /shutterstock)

    ユニークなドレッドヘアが特徴的なプーリー犬は、歴史があるものの日本ではほとんど見かけない犬種です。まずはプーリー犬の特徴や性格、歴史について紹介します。

    プーリー犬の特徴・大きさ・毛色

    特徴

    地面につくほど長いドレッドヘアをもつプーリー犬は、足が早く運動能力が高い犬種です。長い毛に隠れてわかりにくいものの、アーモンド型のつぶらな瞳と長く垂れた耳をしています。

    細身ながら筋肉質な体をしており、しっぽは背中にしっかりと巻かれています。歩幅が狭く、弾むような特徴的な歩き方をします。

    大きさ

    オスの体高は41~43cm、メスは38~40cmが理想的と言われています。メスよりオスの方がやや大きく、体重は10〜15kgほどです。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さ

    毛色

    縄のような毛は「コーデッドヘア」と呼ばれ、オーバーコートはウエーブがかかったカーリーヘア。アンダーコートは密集しています。代表的な毛色は、ブラック、ホワイト、シルバーで、ブリンドル、クリーム、ブラウンも存在します。

    ちなみにブリンドルとは厳密には毛色のことではなく、ベースの色に黒や茶色などの毛がトラのしま模様に入った柄のことを指します。

    プーリー犬の性格

    プーリー犬はとても明るく、好奇心旺盛な性格です。賢く物覚えがよいので、訓練をすればさまざまなことをすぐ覚えます。どんな環境にも順応し、他のペットや子どもとも仲良く過ごせます。飼い主さんや家族のよきパートナーになってくれるでしょう。

    ただし、寂しがりやのため留守番は苦手。いつも家族と一緒に過ごせるような環境が向いています。

    また、作業意欲も高く、自分に与えられた仕事をこなす忠実さもあります。高い運動能力と合わせれば、ドッグスポーツなどを楽しむこともできるでしょう。

    プーリー犬の歴史

    プーリー犬は、古代ハンガリーで牧羊犬として活躍していたと考えられています。その歴史は古く、メソポタミア文明時代の墓から出土した絵にもその姿が認められているほど。

    長い間、遊牧民と共に移動しながら暮らしてきたプーリー犬ですが、16世紀にはフランスの牧羊犬と交雑されたことで絶滅の危機に陥ります。しかし、1912年になると復元の取り組みがされ、2015年にはスタンダードが設定されました。

    第二次世界大戦時には、激しい戦火でブリーダーが壊滅状態になりましたが、現在もアメリカのブリーダーを中心にそのユニークな姿が守られています。

    プーリー犬の飼い方のポイント

    プーリー犬の飼い方のポイント
    (BORINA OLGA /shutterstock)

    賢く好奇心旺盛なプーリー犬はトレーニングしやすい犬種です。ここではプーリー犬と上手に暮らすための、飼い方のポイントについて解説します。

    プーリー犬のしつけ方

    プーリー犬は警戒心が強く、吠えぐせが出やすい犬種。小さな頃から家族以外の人や動物に出会い、多くの経験をして社会性を身につけることが大切です。頑固でプライドが高い面があるため、怒られることは大嫌いです。

    しつけの際には、できたことを褒めるようにしましょう。そうすれば高い学習能力を活かして、すぐに理解してくれるはずです。

    プーリー犬の散歩の仕方と運動量

    プーリー犬は活動的なので、毎日の散歩の時間をしっかりと確保する必要があります。1日2回、1回あたり最低30分〜1時間程度の散歩に出かけましょう。

    平坦な道はもちろん、坂道や駆け足など工夫をすることで満足度の高い散歩ができるでしょう。水遊びも大好きなので、夏にはプール遊びなども喜びますが、水に濡れると毛が乾くまでには時間を要するので注意が必要です。

    また、長い毛には汚れがつきやすいです。落ち葉や草むらで遊ぶ際には服を着せるなど工夫をすると良いでしょう。帰宅後にはお手入れを忘れないようにしたいものです。

    脱走しないように注意しよう

    運動能力の高いプーリー犬は、多少の障害物なら軽々と飛び越えることができます。ベランダや庭で遊ばせるのであれば、脱走対策が必要です。

    また、室内の危険な場所に入れないように対策することも大切。水回りや台所、食卓などには注意を払い、危険がないように注意しましょう。

    部屋の温度と湿度を整えよう

    全身を覆うドレッドヘアがプーリー最大の魅力ですが、通気性が悪く皮膚病の原因にもなります。そのため、部屋の温度や湿度を適切に管理することが大切となります。

    ベッドは風通しの良い場所に設置し、通気性の良い素材のものを選ぶようにしましょう。また、除湿機やエアコンを活用し、快適に過ごせる環境を作ることが大切です。

    【関連記事】
    【プロドッグトレーナー監修】犬にとっての「適温」とは?愛犬に快適に暮らして欲しいから

    被毛の手入れは慎重に

    プーリー犬の被毛は、埃などの汚れがつきやすいです。ブラッシングは毎日行い、週に1回は特に時間をかけて丁寧にケアをしましょう。

    縄状になっている毛を丁寧にほどき、中に入った汚れを取り除き、ほぐした毛を再び手で巻けば縄状に戻ります。時間のかかる作業ですが、放っておくと悪臭や皮膚病の原因になってしまいます。

    シャンプー後は、しっかり洗ったら被毛を手で絞り、タオルドライしましょう。特に冬場は乾き切るまでに1週間かかるとも言われています。丸一日かかることもあるため、時間の余裕や体調を見ながら行いましょう。

    プーリー犬の平均寿命

    プーリー犬の平均寿命
    (Csanad Kiss /shutterstock)

    プーリー犬の平均寿命は12歳〜16歳程度ですが、飼い主さんが健康状態に注意し、適切に管理することで寿命は変化するとも言われています。

    日頃から食事の量や運動量、表情や行動などよく観察し、おかしいなと感じることがあればできるだけ早く獣医師に相談するように心がけましょう。

    プーリー犬の注意しておきたい病気

    プーリー犬の注意しておきたい病気
    (Cvetkova Elina /shutterstock)

    プーリー犬の注意しておきたい病気について解説します。

    股関節形成不全

    股関節がうまく発育せず、関節に異常を起こす病気です。足を引きずって歩く、腰を左右に振って歩く、つまずく、運動を嫌がるなどの様子が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう。

    皮膚炎

    日本の高温多湿の気候は、皮膚炎の原因となります。普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。体をかゆがっている様子がみられたり、体を地面に擦り付けていたりする場合には特に注意が必要です。

    進行性網膜萎縮症

    目の奥にある網膜が変性し、視力が徐々に低下して失明する遺伝性疾患です。多くの犬種で見られ、残念ながらこの疾患に関する治療法はありません。

    ブドウ膜炎

    目の中に炎症を起こす病気です。原因は感染、外傷、免疫性、腫瘍(しゅよう)、他の目の病気など多岐に渡り、治りにくいのが特徴です。目が充血したり、眩しそうな様子を見せたり、痛みによって痙攣を起こすようになります。目がしょぼしょぼしている様子や、痛がっている様子が見られたら注意が必要です。

    プーリー犬を家族に迎える方法と費用

    プーリー犬を家族に迎える方法と費用
    (Lunja/shutterstock)

    プーリー犬は希少種なため、ブリーダーもしくは輸入が主な方法になるでしょう。輸入の場合はその分費用がかります。

    ブリーダーからの紹介

    国内のブリーダーはそう多くはありませんが、まずはコンタクトを取ってみるとよいでしょう。

    ブリーダーは、全国各地に存在する犬の繁殖を専門とする人のこと。犬種の知識、飼育経験が豊富なブリーダーから犬を譲り受けることができるため、事前に飼い方、注意点を教わることができます。犬の飼い方がわからないペット初心者でも安心して迎え入れることができるでしょう。

    また、実際に親犬の様子を事前に確認することができるため、成犬時のサイズ感などを予測する助けになります。飼育環境などの質問にもきちんと答えてくれる、信頼できるブリーダーを見つけましょう。

    里親になる

    里親制度は、保護団体、保健所など引き取り手のいない犬、飼い主さんがいない犬を迎え入れて里親になる制度です。ペットショップ、ブリーダーと比べると費用が掛からないメリットがあります。

    ただし、里親募集によっては譲渡、引取後も必要に応じて飼育状況を確認しなければならないケースもあります。プーリー犬は数が少ないため、出会うには運やタイミングも必要です。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (Natalia Fedosova /shutterstock)

    中型犬の平均的な飼育費用は、1カ月あたり1万5,000~3万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で5,000~6,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で2,000~5,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、中型犬の場合1回3,000~1万円程度をみておきましょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で3~5万円ほど必要でしょう。1カ月にすると3,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均的な治療費:7万~15万円
    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~3万円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、中型犬の1ヶ月の保険料は1,500~3,000円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術・入院に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に上限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_中型犬

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合1歳時のおおよその体重で加入タイプが決まります。

    愛犬と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

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