犬を迎える前に知っておきたい事のひとつに、メス犬の「ヒート」があります。 ヒートとはいわゆる生理のことで、受胎の準備として通常生後6~10か月頃から始まるといわれています。 これから犬を迎える方々にとって、ぜひ覚えておきたい知識のひとつです。また、現在避妊をしないメス犬と暮らす飼い主さんも、改めてヒート(生理)について学んでおきましょう。
犬を迎える前に知っておきたい事のひとつに、メス犬の「ヒート」があります。 ヒートとはいわゆる生理のことで、受胎の準備として通常生後6~10か月頃から始まるといわれています。 これから犬を迎える方々にとって、ぜひ覚えておきたい知識のひとつです。また、現在避妊をしないメス犬と暮らす飼い主さんも、改めてヒート(生理)について学んでおきましょう。
今は健康なペット(わんちゃん・猫ちゃん)でも病気やケガは突然訪れるかもしれません。特に近年では動物医療の進化に伴い、治療費が思った以上に高額になるケースも。大切な家族のために、あなたも最適な選択ができるようにしてみませんか?
もくじ
(Maximilian100/shutterstock)
犬も私たち人間と同じように、身体の中で赤ちゃんを産むための準備が始まります。そのひとつが、メス犬のヒート(生理)です。ヒート(生理)とは、犬の「発情前期・発情期・発情後期」の期間を表す言葉で、避妊をしていない健康なメス犬に訪れます。
通常生後6~10か月頃から始まるといわれていますが、個体差があり、遅い子では生後1年後に始まる子も。
発情前期には陰部からの出血が見られ、短い子では8日前後、長い場合は2〜3週間ほど続きます。同時に、陰部がふくらみ始めるのも特徴のひとつ。
1か月を超えても出血がおさまらない場合は子宮の病気である可能性も考えられますので、ただちに動物病院で受診するようにしましょう。
ヒート(生理)の時期については、従来「春(3-5月)」と「秋(9-11月)」の年2回訪れると言われてきましたが、近年では季節に関係なく発情するという事がわかってきました。
また、犬のヒート(生理)はそもそも人間の生理とはメカニズムが異なり、避妊をしなければ高齢になっても一生続きます。
ただし、その子によっては出血量が少なかったり、犬が自分で舐めてしまい飼い主が気づかないといったケースも考えられますので、しっかり観察するようにしましょう。
(Eve Photography/shutterstock)
犬のヒート(生理)は、いわば発情している状態。一般的にオス犬よりも大人しいといわれるメス犬ですが、ヒート(生理)中には様々な症状が訪れます。
(Grisha Bruev/shutterstock)
ヒート(生理)中のメス犬は、オス犬にとって大変魅力的な存在。お散歩中にオス犬に遭遇すると、オス犬が興奮をしてトラブルにつながることがあります。
さらにヒート(生理)中のメス犬は精神的にデリケートな状態なので、興奮したオス犬につきまとわれると、立ち向かってケンカをしてしまうことも。
お散歩は他の犬とすれ違わない場所や時間帯に行くか、自宅の庭でリフレッシュするようにするなど、工夫するようにしましょう。
同様にドッグランやドッグカフェ、ペットと泊まれる宿へのお泊まりにも気をつけたいところ。
オス犬とのトラブルに発展する可能性があるので、場合によってはヒート(生理)中の犬をお断りする施設もあります。
事前に調べ、当日は細心の注意を払えば問題ありませんが、できればヒート(生理)中には連れていかない方が無難です。
(Steve Heap/shutterstock)
個体差はありますが、ヒート(生理)中は陰部からの出血を伴います。ソファや絨緞(じゅうたん)を汚してしまう可能性がありますので、オムツやマナーパンツの着用すると良いでしょう。
オムツを利用する場合、人間の赤ちゃん用は吸収性が高くて丈夫、さらにリーズナブルな点でおすすめです。
柴犬などの中型犬の子にはサイズがぴったり。尻尾の部分を十字にカットし”尻尾穴”を作ってあげればOKです。
また最近では、小型犬や大型犬まで各サイズかわいいマナーパンツなども販売されていますので、せっかくですから可愛く楽しく過ごせるように工夫できると良いですね。
アクティブな子でオムツやマナーパンツがすぐに脱げてしまう子には、犬用のサスペンダーを使用すると良いでしょう。
(Grigorita Ko/shutterstock)
避妊をすると、ヒート(生理)が訪れなくなると同時に乳腺腫瘍や子宮蓄膿症といった怖い病気を未然に防ぐことができます。
愛犬がヒート(生理)によってストレスを感じる場合や、子どもを産ませる予定がない場合は、避妊手術を行うのもひとつの手です。
家族とよく話し合い、信頼できる獣医師のもとで行うようにしましょうね。
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