
眠っている猫がピクピク動く「寝ピク」。「夢を見ているのかな」と微笑ましく感じつつも、病気だったらと不安になることもあるでしょう。今回は、愛猫がピクピクしているときに考えられる原因、眠っているとき以外のピクピクした動き、部分痙攣が見られるときの対処法などを解説します。
もくじ

眠っている愛猫の手足が動いたり、背中がピクピクと動いたりしている原因として次のことが考えられます。
猫にもノンレム睡眠・レム睡眠のサイクルがあります。浅い眠りの際に夢を見て寝言を言ったり、ヒゲや耳がピクピクしたり、手足やしっぽが動いたりすることがありますが、ほとんどが数秒でおさまります。
猫が起きたときに混乱している様子がなくいつも通りであれば、夢をみていたと考えてよいでしょう。
痙攣ではないかと不安になり、確認のために寝ている猫を何度も起こすことはストレスになります。動画を撮影しながら、ピクピクしているときの前後の様子をよく確認します。かかりつけ医に動画を確認してもらっておくとより安心です。
音や匂いなどの刺激があると、眠っていても反応して耳やヒゲを動かすことがあります。ノミが寄生しているなど、皮膚への刺激で動く場合もあります。
といった場合は、病気の可能性もあります。
起きているときの痙攣(ピクピク)がおさまると普段と変わらない様子に戻ることも多いです。ぐったりした様子がないからと、安易に受診を先延ばしにしないようにしましょう。
愛猫のピクピクが問題ないものなのか、病気なのかは簡単に判断できません。動画を撮影してかかりつけ医に見てもらえるようにしておきましょう。

痙攣には、全身にあらわれるものと部分的なものがあります。
音や匂いなどの刺激があるときや、夢を見ているだけではなさそうな時にピクピクしている場合は、下記のポイントを参考にしてみてください。
全身にあらわれるものはすぐに受診が必要ですが、部分的な痙攣と混ざって判断しにくいことがほとんどです。心配な場合は、動物病院を受診しましょう。
動物病院を受診する際にタイミングよく痙攣が起こることは少なく、かかりつけ医に様子を伝えることが難しかったり、見落としがあったりする可能性もあります。
愛猫が痙攣しているときに、次の点を記録しておくと治療に役立ちます。

愛猫が痙攣しているときに、落ち着かせようと抱きしめたり身体を揺らしたり、声をかけたりすることは、刺激を与えて悪化させることに繋がります。また、飼い主さんに噛みついたり、予測不能な動きをしたりもします。
猫が落下しうる場所に居ないか、ぶつかるものがないかなどを確認しつつ、愛猫も飼い主さんも安全を確保しましょう。
痙攣のほとんどは、数十秒~数分で落ち着きます。落ち着いてきたら受診しましょう。速やかな処置が必要な場合も多いため、事前に電話で痙攣の可能性があると連絡してから受診することをおすすめします。

などが考えられます。遺伝的な要因があることもあります。
【体の代謝異常】
【感染症】
といったものが痙攣の原因となることもあります。
猫に有害なものを摂取し、中毒症状を起こした場合も痙攣の原因になります。
人間用の風邪薬や植物など、猫にとって危険な物が家の中にはたくさんあります。直接口にせずとも、空間に漂っていたり、体に触れたりしたものを毛づくろいの際に摂取してしまう可能性もあります。
愛猫の生活空間に置くもの、使用するものは、猫にとって有害になる可能性がないかを確認し選びましょう。

皮膚が波を打つようにピクピクとしたり、その場所を気にして舐めたり噛んだりする、自分のしっぽを追いかけて自傷するといったときは、知覚過敏症の可能性もあります。
などさまざまな原因が考えられ、原因をひとつずつ丁寧に除外していきながら、効果のある方法を探していく必要があります。治療までに時間がかかることも多いですが、かかりつけ医とよく相談しながら細やかにケアしていきましょう。

日常生活で愛猫のことをじっくり観察していると、さまざまなことが気になってくると思います。どんなに些細なことでも、気軽に相談できる関係をかかりつけ医と築いていきましょう。
診察室に入ると飼い主さんも緊張したり、診察台の上の愛猫の姿が気になったりして上手く会話ができないこともあるでしょう。痙攣の様子は伝えることが難しいため、動画の記録がとても役に立ちます。