犬を飼うのに必要な年収は?犬との暮らしに必要なお金について解説!
2023.06.27 作成

犬を飼うのに必要な年収は?犬との暮らしに必要なお金について解説!

PNS編集部

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犬との暮らしは楽しいけれど、想像以上にお金がかかるもの。特に病気の際の出費はなかなかのものです。可愛い子犬を目の前にして、見切り発車で飼い始めてしまうと、自分自身の暮らしが立ち行かなくなることもあります。そこで、「犬を飼うには実際にどのくらいのお金がかかるのか」「どの程度の年収があれば安心して暮らせるのか」など、お金に関する目安を解説します。

もくじ

    犬を飼うのに必要なお金

    犬を飼うのに必要な年収は?犬との暮らしに必要なお金について解説!
    (ORION PRODUCTION/shutterstock)

    犬を飼う際、ペットショップやブリーダーから迎え入れる場合は生体費用、保護犬を譲り受ける場合は、保護の間にかかった費用など団体ごとに定められた譲渡費用がかかります。そのほかに、犬用品を購入するといった初期費用と、毎月の飼育費用もかかります。

    まずは、それぞれについて詳しく解説します。

    家族に迎え入れるまでに準備したいもの

    犬を迎え入れるまでに、準備しておきたいものは、以下の通りです。約4~5万円ほどをみておくとよいでしょう。

    【寝床の準備】
    ・ペットサークル
    ・クレート(ペット用キャリー)
    ・ベッド

    【日用品の準備】
    ・ドッグフード
    ・フードボウル
    ・水飲みボウル

    【トイレ用品の準備】
    ・トイレトレー
    ・トイレシーツ

    【ケア用品】
    ・ブラシ
    ・爪切り
    ・ペット用シャンプー
    ・歯磨きグッズ

    【その他】
    ・首輪
    ・リード

    事前に飼育環境を整えておく必要もあります。危険なもの、噛まれては困るものは片づけるなどしておきましょう。

    夏場はクーラーなど空調設備のできるものも備えておくと安全です。余裕があれば、犬が遊べるおもちゃなども買っておきましょう。

    【関連リンク】
    犬を迎える前に準備しておきたいもの
    犬を迎える前に整えておきたい室内のポイント
    犬をペットとして迎える時の心構え

     その他の初期費用

    役所への登録料やワクチン接種・健康診断の費用として2万~3万円ほどがかかります。 

    1ヶ月にかかる費用

    犬の平均的な飼育費用は以下の通りです。

    小型犬の場合1カ月あたり1~2万円ほど

    内訳(目安)
    食費 3,000~5,000円ほど
    日用品代 1,000~2,500円ほど
    シャンプー・トリミング代 3,000~1万円ほど
    医療費 3,000円(年間で3~5万円)ほど
    ペット保険料 1,300~2,800円*ほど


    中型犬の場合1カ月あたり1万5,000~2万5,000円ほど

    内訳(目安)
    食費 5,000~6,000円ほど
    日用品代 2,000~5,000円ほど
    シャンプー・トリミング代 3,000~1万円ほど
    医療費 3,000円(年間で3~5万円)ほど
    ペット保険料 1,500~3,000円*ほど

    大型犬の場合1カ月あたり1万5,000~3万円ほど

    内訳(目安)
    食費 5,000~6,000円ほど
    日用品代 5,000~1万2,000円ほど
    シャンプー・トリミング代 1万円以上
    医療費 4,000円(年間で4~6万円)ほど
    ペット保険料 1,800~3,500円*ほど

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合1歳時のおおよその体重で加入タイプが決まります。

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

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    知っておきたい、ペットの医療事情

    知っておきたい、ペットの医療事情
    (FamVeld/shutterstock)

    初めて犬を飼う際に盲点となるのが、ペットの医療費です。ペットには公的な健康保険がなく、自由診療のため病院によって料金が異なる点が人とは違います。

    そのため、民間のペット保険に加入していない場合、全額自己負担となり、突然高額な治療費が発生してしまうことも少なくありません。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    お迎えしたばかりの子犬は環境の変化から下痢や軟便などの体調不良が多くなります。軽い症状であれば特別な治療の必要はなく、治療費も数千円で済むでしょう。

    一方で、好奇心旺盛な子犬は、骨折や異物誤飲も多くなります。

    骨折の平均的な治療費:9万2,986万円
    異物誤飲の平均的な治療費:3万1,372円

    ※当社調べ(2020年4月~2021年3月 保険金支払い実績をもとに算出)

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防をすると同時に、万が一に備えてペット保険の加入や貯蓄があるかを確認しておくと安心です。

    具体的な治療費の事例はこちらをご覧ください。
    げんきナンバーわんスリム「犬の保険金お支払い事例」

    いざという時に備えるペット保険の保険料とは?

    ペットの保険料は、年齢と体重、もしくは年齢と犬種によって決まるのが一般的です。

    ペットの年齢で保険料も変わるため、加入時の保険料だけで比較せず、ペットの平均寿命を踏まえた上で、数年単位での保険料の違いにも注目しましょう。

    【1カ月あたりのおおよその保険料*1,2】

    • 小型犬(7.2kg以下):1,300~2,800円ほど
    • 中型犬(19.8kg以下):1,500円~3,100円ほど
    • 大型犬(39.6kg以下):1,800円~3,600円ほど
    • 特大犬(39.6kg超):2,300~5,400円ほど
    • 猫:1,200~2,100円ほど
    *1参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」
    *2 犬の加入タイプ(小型犬・中型犬・大型犬・特大犬)は、ご加入時・ご継続時の体重で 決まります。ただし、1歳未満の幼犬の場合「犬種分類表」を参考に、1歳時のおおよその予測体重で加入タイプが決まります。

    ペット保険の選び方のポイント

    ペット保険にはたくさんの種類があり、保険商品によって補償内容は大きく異なります。「どれも同じようだから、保険料が安いものにしよう」と判断せず、補償内容をよく理解した上で選ぶようにしましょう。

    • その犬種・猫種が発症しやすい病気やケガが補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な治療費に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
    • 終身で更新が可能か
    • 更新時に条件変更がないか など

    親身に対応してもらえるかなどもチェックしておくと安心です。

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    犬を飼うために必要な年収とは?

    犬を飼うために必要な年収とは?
    (Jacob Lund/shutterstock)

    犬の飼育にかかる年間費用は、小型犬で12〜24万、中型犬で18~30万、大型犬では18〜36万ほど。これに自身の生活費をプラスし、いざというときに備える貯金などを考えると必要な年収が見えてくるでしょう。

    ただし、ここで参考にした費用は一例であり、犬種や生活環境によって必要な費用は前後します。病気やケガをした場合には別途医療費も必要になります。若い頃はそれほど費用がかからなくても突発的な病気やケガの可能性はゼロではありませんし、高齢になれば医療費も増えていく傾向にあります。

    一概にこの金額があれば安心ということはできませんが、自己負担額が3割のペット保険に加入していれば、仮に100万円の治療費がかかったとしても、自己負担は約30万円程度(年間や日額の支払上限金額が70万円以上の保険に加入していた場合)に抑えることができるでしょう。

    いざというときに後悔しないためにも、愛犬の万が一にどう備えるかは必ず考えておきましょう。

    安心できる暮らしのために、お金のこともしっかり考えよう

    安心できる暮らしのために、お金のこともしっかり考えよう
    (RedThinkHead/shutterstock)

    犬を迎えるということは「家族が増える」ということでもあります。小さな子犬はまるでぬいぐるみのような可愛らしさですが、犬が寿命を迎えるまでの間、毎月お金がかかるということを忘れてはいけません。

    自分のライフスタイルの変化にともなって、引っ越し費用が発生したり、飼い主さん自身が入院や通院をしたりする可能性もあります。あらゆる事態を想定しておくことが愛犬との暮らしを守ることにつながります。

    もしも費用面で不安があるのなら、無理をして飼うのではなく、よいタイミングを待つことが大切です。

    著者・監修者

    PNS編集部

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