パグが下痢(軟便)になったときの対処法!原因・予防法・治療費を解説
2023.06.12 作成

パグが下痢(軟便)になったときの対処法!原因・予防法・治療費を解説

PNS編集部

PNS編集部

パグの下痢(軟便)にはさまざまな原因が考えられ、「パグの下痢や軟便は自然に治る?」「病院での治療は必要?」など、判断に困る飼い主さんは少なくないでしょう。本記事では、パグの下痢(軟便)の対処法や予防法を解説します。実際に、下痢(軟便)で動物病院を受診した際の治療費も紹介しますので、万が一に備えてぜひ参考にしてください。

もくじ

    愛犬が下痢をする原因

    パグが下痢(軟便)になったときの対処法!原因・予防法・治療費を解説
    (imageBROKER.com/shutterstock)

    愛犬が下痢をするにはさまざまな理由があります。主なものについて解説しましょう。

    病気によるもの

    コロナウイルス、パルボウイルスといったウイルス、コクシジウムのような寄生虫、食物アレルギーなど、病気が原因で下痢をすることがあります。

    また、免疫異常による炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)や、消化吸収に異常をきたす膵外分泌不全(すいがいぶんぴつふぜん)、リンパ腫などの腫瘍といった疾患が隠れている可能性も。

    愛犬の健康のために、「下痢くらいすぐおさまる」と安易に考えず、適切な対応を心がけましょう。

    異物誤飲や盗み食い

    小さなおもちゃやビニール、電池や植物などを誤飲することも下痢の原因となります。長く愛用しているおもちゃの部品が取れて誤飲につながることもあるため注意しましょう。

    また、飼い主さんの目を盗んで玉ねぎやチョコレートのように犬に害のある食べ物を食べてしまった場合も、下痢をすることがあります。

    誤飲・盗み食いしたものによっては命にかかわることもあるため注意しましょう。

    食事によるもの

    市販されているドッグフードは、一般的に犬が食べても大丈夫なもので作られています。しかし、年齢や体質、食の好みといった要因により、愛犬にあうフードとそうでないものもあります。

    愛犬の下痢が始まる前にフードを変えている場合は、それが原因となっている可能性も。以前のフードに戻してみて下痢がおさまるかどうか確認してみましょう。

    ストレスによるもの

    来客やトリミングなど嫌いなことや苦手なことに直面し、愛犬がストレスを感じることで下痢につながることもあります。検査などで下痢の原因を探ったものの異常がない場合、ストレスが下痢の原因となっているかもしれません。

    寒さによるもの

    体が冷えると免疫力が下がり、体調不良を引き起こしたり病気にかかったりすることがあります。寒さによる腸の冷えが下痢の直接的な原因になっていることもあれば、免疫力低下による病気が原因となっていることも。

    飼い主さんが判断することは難しいため、心配な場合は動物病院を受診しましょう。

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    パグは下痢になりやすい?パグの特徴

    パグは下痢になりやすい?パグの特徴
    (Ezzolo/shutterstock)

    性格や個体差もありますが、次のような傾向の強いパグは下痢に注意が必要です。

    食べ過ぎ・誤食に注意

    パグは食欲旺盛で食べ物への好奇心が強く、拾い食いや盗み食いをする傾向があります。どの犬種にも共通することですが、食欲が旺盛な犬は異物誤飲による下痢を起こすことがあります。

    食べ過ぎは消化機能に負荷も与えやすく、食欲のままに食事を与えすぎると下痢のリスクを高める可能性があります。

    フードを与えすぎたなど明確な原因がわからない場合は、重篤な症状につながる場合があるので、すみやかに動物病院を受診しましょう。

    寒さに弱い

    パグはダブルコートではあるものの短毛で、小柄な犬種です。短毛の犬種は体の熱を逃しやすく、寒さに弱いと考えられています。

    また、小柄な犬ほど体の体積に対して外気に触れる表面積が大きいため、防寒が苦手です。こうした特徴を持つパグは、散歩で外に出た際の気温差などで下痢になりやすいといわれています。

    スキンシップ不足がストレスに

    パグはしばしば、ストレスから下痢になることもあります。パグは陽気な性格である一方、寂しがり屋な一面ももっています。留守番が続きスキンシップ不足などになると、精神面だけでなく体調も不安定になります。

    このように、パグの下痢の原因は食生活や体温、その日の気分などを多角的にチェックし見極めることが大切です。

    パグの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント

    パグの危険な下痢の症状とは?受診するか判断するポイント
    (New Africa/shutterstock)

    愛犬の下痢が心配な場合は、動物病院で診てもらうのが一番ではありますが、場合によってはすぐに受診するのが難しいこともあるでしょう。

    その場合は、下痢の様子で判断してみてください。

    【今すぐ受診が必要な下痢】

    • 水のような便(水様便)
    • 赤や黒い便(血便、黒色便)、ゼリー状の便
    • 元気がない
    • 食欲がない
    • 下痢を繰り返す
    • 嘔吐がある

    【様子を見ていて大丈夫な下痢】

    • フードを変えた、ストレスがあったなど原因が明確
    • 元気で食欲もある

    ただし、様子を見ていても大丈夫な下痢でも、2~3日続いたりするようなら動物病院を受診しましょう。

    子犬や老犬は早めに受診を

    子犬の場合、「元気があるし大丈夫」と思っていても急速に病状が悪化することがあります。老犬の場合も、体力や抵抗力が落ちていて大事に至ってしまう可能性があるため、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

    早めに適切な処置をしてもらえれば、愛犬を危険に晒さずに済みます。

    下痢の症状で動物病院を受診する時のポイントや症状、治療方法について詳しくはこちらをご覧ください。

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    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    パグの下痢(軟便)を予防するポイント

    パグの下痢(軟便)を予防するポイント
    (Tanya Dol/shutterstock)

    パグが下痢(軟便)にならないよう、飼い主さんは次の点を心がけてみてください。

    胃腸に配慮した食事管理

    食事はパグに合ったフードを適正量だけ与え、食べ過ぎや腸内環境の乱れを予防しましょう。適正量を知るには体重の増減を見ることが肝要です。

    個体差はありますが、パグの成犬の体重は約6kg〜8kgといわれています。目安体重よりも体重が減り続けているならフード不足、逆に増え続けているのであれば与えすぎの可能性があります。

    食事のメニューにも十分配慮しましょう。新しいフードを与えたら、便の状態や体調を観察しパグにフードが合っているかを確認してください。

    食事にトッピングを取り入れる場合は、腸内環境の改善に役立つ食物繊維やオリゴ糖が豊富な食材、発酵食材を取り入れるのがおすすめです。

    ただし、食材の中には下痢を引き起こす恐れがあるものもあります。はじめて食べるものは犬に与えても問題ないかを調べてから与えましょう。

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    誤飲を防ぐしつけ・環境づくり

    食べることが好きなパグは、飼い主さんの目を盗んで思わぬものを口に入れることもあります。

    傷んだ食べ物、犬が食べると体を壊す恐れのある食材はパグの周囲に置かないようにしましょう。ケージを活用し、食品類からパグを遠ざけるのも有効です。

    食べていいもの・悪いものをしつけで教えることも大切です。拾い食いや盗み食いは悪いことだとしっかり伝え、誤飲につながる行動を抑制しましょう。

    冷え対策

    部屋の中はパグが過ごしやすい室温に保ちましょう。寒い日は暖房を適度に使用します。パグを留守番させる場合も暖房は消さないようにしましょう。

    ドッグウェアやブランケット、カーペットなどで防寒するのもよいでしょう。暑い夏も冷房で体を冷やさないよう適温管理を心がけましょう。

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    ストレスをためない

    日頃からパグのストレスの芽をつみ、精神的な原因による下痢を予防しましょう。

    ストレスの原因はさまざま考えられますが、特にパグは飼い主さんとのふれあいが不足するとナイーブになりがちです。散歩やスキンシップの時間はしっかり確保しましょう。

    長時間の留守番やペットホテルの利用は、飼い主さんがいない環境に慣れさせてからチャレンジするのがおすすめです。

    愛犬の下痢について、詳しくはこちらをご覧ください。

    【獣医師監修】犬はどんな時に下痢になるの?予防と原因や対処法、病院に行くべき症状を解説

    パグが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?

    パグが下痢(軟便)になったら…治療費はいくらかかる?
    (Marcelo Rodini/shutterstock)

     パグが下痢で動物病院を受診したという事例を紹介します。

    胃腸炎(8歳・男の子)    

    胃腸炎の治療のため、1日間の入院をしました。血液検査、甲状腺ホルモン検査、心電図検査、尿検査、レントゲン検査、内視鏡検査などの各種検査、注射、内服薬の処方などを行いました。    

    【治療期間】

    入院1日間    

    【治療総額】

    治療総額 243,188円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金168,132円
    自己負担額75,056円

    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    大腸炎(3歳・女の子)

    大腸炎・下痢のため1日間の通院で、糞便検査、犬下痢パネル、内服薬処方を行いました。    

    【治療期間】

    通院1日間    

    【治療総額】

    治療総額 25,525円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金15,768円
    自己負担額9,757円

    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    下痢(1歳・女の子)

    下痢のため1日間の通院で、糞便検査、内服薬処方を行いました。

    【治療期間】

    通院1日間

    【治療総額】

    治療総額 9,570円

    当社のペット保険、「げんきナンバーわんスリム プラン70」に加入していた場合、自己負担額例は以下の通りです。

    お支払い保険金4,599円
    自己負担額4,971円

    ※免責金額(3,000円×1日=3,000円)
    ※治療費全てが保険金の対象となる場合
    ※当社の保険金支払い事例に基づくデータであり、一般的な水準を提示するものではありません

    *2023年4月時点の内容です。今後の商品改定等により、変更となる場合があります。最新の内容はホームページよりご確認ください。

    パグの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心

    パグの治療費が心配なら、ペット保険に入っておくと安心
    (IMG Stock Studio/shutterstock)

    一口に下痢といっても原因はさまざま。ペットには公的な健康保険がなく治療費は、全額自己負担となります。

    愛犬がいつ大きな病気になってしまうかは、人と同じで予測することはできませんが、万が一のときに飼い主さんの負担を軽くすることができるのがペット保険です。

    ペット保険は健康でないと加入できず、加入可能な年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんどです。愛犬が健康なうちに高額な治療費に対応できるペット保険に加入しておきたいものです。

    ペット保険の選び方のポイント

    ペット保険にはたくさんの種類があり、保険商品によって補償内容は大きく異なります。「どれも同じようだから、保険料が安いものにしよう」と判断せず、補償内容をよく理解した上で選ぶようにしましょう。

    • その犬種・猫種が発症しやすい病気やケガが補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な治療費に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数の上限が十分か
    • 終身で更新が可能か
    • 更新時に条件変更がないか など

    親身に対応してもらえるかなどもチェックしておくと安心です。

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    「げんきナンバーわんスリム」は、契約後に発症した病気・ケガに対して、更新時の条件変更(発病部位を不担保とした更新など)をつけたり、契約更新の拒否などを行っていないので、安心して終身でご加入し続けて頂くことができます。

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    *出典:2019年10月 Vet’sEye調べ
    ※保険期間中に受けた病気・ケガの治療に対し保険金の支払い限度額はプラン70は年間70万円まで。プラン50は年間50万円まで。また、1日あたり3000円の免責金額(自己負担額)があります。
    ※今後の商品改定等により、保険料が変更となる場合があります。
    22D024-220804

    著者・監修者

    PNS編集部

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    ペットニュースストレージ編集部です。

    PNS編集部

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