猫を自転車に乗せるときに気をつけること
2021.09.28 作成

猫を自転車に乗せるときに気をつけること

PNS編集部

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自転車で猫と旅をする飼い主さんが話題になったこともありますが、基本的に猫と自転車に乗る機会は少ないもの。しかし、病院に行くときなど、「自転車で行けたら便利なのになぁ」と思うときはありますよね。今回はその方法や注意点をお伝えします。

もくじ

    まずは愛猫を守るために法律をチェック

    猫を自転車に乗せるときに気をつけること(makieni/shutterstock)

    犬と違って外出する機会が少ない猫ですが、病院への通院などでどうしても外出することはありますよね。移動手段として便利なのは車ですが、特に都市部などでは車を持っていないご家庭も多いもの。

    そんなときにうってつけなのが「自転車」。でも、どうやって?そもそも猫を自転車に乗せてもいいの?

    まずは法律(道路交通法)を確認しておきましょう。

    法律ではNGではないが、乗せ方には注意が必要

    「猫や犬を自転車に乗せてはいけない」という法律はありませんが、道交法には次の条文があります。

    「車両等の運転者は『道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項』を守らなければならない。」(道交法第71条6号)
    「これに違反した者は、五万円以下の罰金に処する。」(道交法120条1項9号)

    これを受けて、各都道府県の公安委員会が「視野を妨げたり、安定を失うおそれのある方法での運転」を禁止する事項を規定しています。具体的には、傘差し運転などが該当するようです。

    猫や犬を前かごにリードだけで乗せると、突然動いたり、かごから飛び降りたりするかもしれないため、「安定を失うおそれ」があると判断される可能性があります。

    キャリーなどに入れれば問題はないようですので、猫を自転車に乗せるときはキャリーなどに入れるようにしましょう。

    キャリーを自転車の前かごに入れる方法

    キャリーを自転車の前かごに入れる方法(De Jongh Photography/shutterstock)

    多くの方が思いつく方法は「猫をキャリーに入れ、自転車の前かごに入れる」という方法でしょう。

    ハードキャリーであれば「荷台にくくりつける」という方法もありますが、キャリーのふたが開いてしまった場合のことを考えると、目が届く前かごのほうが安心です。

    ソフトキャリーがおすすめ

    ここで問題になるのが、「キャリーが前かごに入るか」ということ。猫用のキャリーは小ぶりなものが多いですが、ハードキャリーだとさすがに入らないことが多いので、ソフトキャリーのほうが良いでしょう。

    キャリーを自転車に固定する

    このとき、前かごにキャリーをただ入れるのではなく、ひもやマジックテープ式のベルトなどでキャリーを前かごに固定するようにしてください。

    万が一自転車で転んでしまったとき、キャリーが車道に放り出されてしまったら一大事です。100円ショップなどで売っている安価なもので十分ですので、必ず対策をしておきましょう。

    振動対策をする

    また、前かごにキャリーを入れて道路を走ると、段差などの衝撃が直接猫まで届いてしまいます。平らな場所をゆっくり走ることはもちろんですが、キャリーの下にタオルやクッションを挟むと、多少でも衝撃をやわらげられますね。

    子供乗せ自転車をはじめとして、かなり大きな前かごがつけられる自転車もあります。多くは重心が低く、安全性や安定性を重視した作りになっているので、これから自転車を買おうと考えている飼い主さんはチェックしてみるといいかもしれません。

    リュックorショルダータイプのキャリーを使う

    リュックorショルダータイプのキャリーを使う(21MARCH/shutterstock)

    自転車で猫を運ぶとき、最もおすすめなのはリュックタイプかショルダータイプのキャリーを使う方法。手提げタイプを持っての片手運転は非常に危険な上、道交法違反になる可能性がありますので、絶対にやめましょう。

    リュックタイプのキャリーが1番おすすめ

    肩ひもがついてショルダータイプにできるキャリーは多いですが、おすすめはリュックタイプ。自転車に乗ったときに重心が安定し、周囲を通行する車や自転車と接触する可能性もぐっと低くなるので、安心して運転することができます。

    前かごに入れたときのように、走行中の衝撃が直接猫に伝わることもありません。

    形状は縦長タイプがおすすめ

    また、横長なキャリーよりも縦長なキャリーがおすすめ。リュックとして背負いやすいこと、周囲とぶつかりにくいことはもちろん、猫が丸まったときにリュックの内側と体がほどよく触れるので、猫にとっても安心感を得られるというメリットがあります。

    「リュックだとサッと移動したいときに不便そう…」と心配な方には、ショルダーや手提げタイプとしても使える2way・3wayタイプがおすすめ。キャリーケースに乗せられる機能がついているものもありますよ。

    猫を自転車に乗せるときはここにも注意!

    猫を自転車に乗せるときはここにも注意!(Pixel-Shot/shutterstock)

    猫を自転車に乗せる前(キャリーに入れる前)や走行中には、いくつか注意したほうがいいポイントがあります。

    <キャリーに入れる前>

    ・猫が安心できる対策
    室内飼いの猫から見ると、家の外は未知の世界。少しでも安心できるよう、キャリーの中には自分や飼い主さんの匂いがついたタオルや毛布などを入れてあげましょう。

    緊張から乗り物酔いを起こす場合がありますので、嘔吐の予防のためにも食事は1時間前までにしておくといいですね。

    ・飛び出し防止対策
    多くのキャリーには、内側に飛び出し防止のリード(ベルト)やリードを繋ぐための金具がついています。万が一を考えて、必ずリードに繋ぐようにしましょう。リードの長さは座れる程度の長さがあれば十分ですので、短めに固定します。

    また出掛ける前には、ふたがしっかり閉まっていること、ファスナーなどが壊れていないことを確認してください。

    <走行中>

    ・騒音を避けたルートを選ぶ
    性格にもよりますが、多くの猫は騒音が苦手なもの。交通量が多い道や人混みは出来るだけ避けたほうが無難でしょう。

    外出の緊張から酔ってしまったり、粗相をしてしまう場合も。異変を感じたときにすぐ停車して様子を見られるような道を選んでおくと、もしものときに安心です。

    ・安定した運転を心がける
    乗り物に慣れていない猫の場合は、スピードは抑えめにしつつ、ハンドルがグラグラしないように安定した運転を心がけましょう。
    段差のある場所を走るときは、出来るだけ衝撃を受けないようにゆっくりと。路面の状況が悪い場合は、無理に乗り続けずに降りて歩くなど、猫のストレスが軽くなるように工夫してあげたいですね。

    おわりに

    気軽に使えて小回りの利く自転車は、とても便利な交通手段。あくまで車両であり、交通ルールや注意すべきことを意識しつつ、上手に活用していきましょう。

    今回おすすめしたリュックタイプのキャリーは、自転車移動のときだけでなく災害時にも役立つアイテムです。この機会にぜひ検討してみてくださいね。

    著者・監修者

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