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2018.06.20

【獣医師監修】 [犬の年齢]何歳からシニア?老化症状のサインは?

獣医師

堀江志麻

堀江志麻

愛犬とは一生一緒に、笑顔で暮らしていきたいですよね。飼い始めたころは小さかった愛犬も、あっという間に年を重ねていきます。ワンちゃんが年を取るスピードは、なんと、人の5倍と言われています。可愛い愛犬たちの心はいつまでも子供のようですが、愛犬の体は歳を重ねることで少しずつ老化していくのです。 もうすでにシニアに近づいてきた子も、まだまだ若い子も、シニアについて知ることで、今後一生を楽しく過ごせる準備をしていきましょう。

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もくじ

    犬のシニア(老化)って何歳から?

    Alex Mladek/shutterstock

    あるドッグフードの表示では、6歳以上をシニアと表現しています。しかし、別の本などでは小型犬は10歳からをシニアとするなどと表現されていたりします。果たして、シニアとはいったい、何歳の子の事を言うのでしょうか?

    答えは、「シニアの年齢に明確な定義があるわけではない」というのが現状です。要は、「シニア=何歳」とは言えないのです。犬種や大きさ、その子その子の様子を見ながら、判断していくことが大切です。

    例えば、小型犬の6歳は、人間の40~50歳くらいと言われています。40〜50歳を果たしてシニアと表現するかと言うと、何とも言えません…。

    人間でイメージしてみて下さい。50代の方で、趣味はマラソンと登山で日々のエクササイズは欠かせません!という方は、シニアどころか若者のようにピンピンしていることでしょう。

    しかし同じ50代でも、そもそも運動をせずに、腰痛と慢性疾患に悩まされて病院通いが多いという方もいるでしょう。

    要は、年齢だけで判断するのではなく、現在のその子の様子も加味して、シニアを判断してあげることが大切なのです。

    年齢だけで判断してしまい、良かれと思って「シニアだからお散歩は短くしなくちゃ!!」と決めつけてしまっては、まだ元気な子の運動の機会を奪ってしまうことになりかねません。

    では、どういったことでシニア期に入ってきたかを判断したらいいのでしょうか。

    犬のシニア期の変化と原因10個

    VlasovaIana/shutterstock

    あなたの愛犬はいくつ当てはまるでしょう?

    1. 睡眠時間が増えた→体力の低下
    2.段差の昇り降りを嫌がる・避ける→関節痛
    3.食欲の変化。嘔吐の増加→内臓機能低下
    4.口臭がきつくなった→口腔内の老化
    5.皮膚や毛質が前に比べると悪くなった→新陳代謝の低下
    6.壁や物にぶつかることがある→視覚やボディバランスの低下
    7.排泄中によろめくことがある→筋力低下
    8.刺激への反応が薄くなった→視覚聴覚機能の低下
    9.散歩の途中で帰ろうとしたり、歩かなくなる→活動量の低下
    10.眼の奥が白くなってくる・目ヤニが増える→眼関係の老化

    上記のようなことが思い当ったら、愛犬は少しずつシニアに近づいてきているのかも知れません。あくまで上記の10個は例にすぎず、大切なのは今までの愛犬との変化に気付くことです。

    シニアの要素が見受けられたら、その子が楽に過ごせるように家の環境や生活に手をくわえて、過ごしやすい環境を作ってあげましょう。若い頃と同じようにはいきませんが、適切なケアをしてあげることで、愛犬もご家族も日々を快適に過ごすことが出来ます。

    シニアワンコとの暮らしで、家の環境や生活での注意点

    Karo Sweden/shutterstock

    以下のようなことに気を付けながら生活していくと良いでしょう。

    ・定期健診の頻度を増やす
    年に一度の健康診断だった子も、シニア期に入ったら半年に一回ほどの頻度で健康診断を受けると良いでしょう。老化による様々な変化に早めに対処してあげられます。

    ・家の中の足元の管理
    フローリングで床が滑ったり、大きな段差があったりすると、筋力が低下している分、若いころよりも体に負担がかかります。滑らないようなマットを敷いたり、段差には小さな階段やスロープを付けたり、登らないようにしたりするなど、環境を整えましょう。

    ・温度環境に注意
    老化に伴い、体温調整もうまくいかなくなってきます。若いころは多少暑くても散歩に行けたからといっても、シニアになると体に熱がこもって体調を崩しやすくなります。寒い日のお散歩では、寒さで関節がかたくなっていることで歩きづらかったり、急に激しく遊んでしまうと体を痛めることもあります。さらに、クーラーや扇風機を浴びすぎて体温が低下し、お腹を壊すこともあります。

    シニアとなり、愛犬自身での温度管理が下手になってくる分、愛犬の快適な温度を飼い主さんが管理してあげる必要があります。

    ・食事の調整
    老化すると口の中の環境も変わります。歯や歯肉に痛みが出てきたリ、唾液が出づらくなってきたりすると、今まで食べていたドッグフードが食べづらくなることもあります。内臓機能も落ちてくることで、消化も若いころのようにいかないこともあります。一度にたくさん消化するのは体に負担がかかるようなら、1日2回ではなく、3回以上に分けて与えるのもGood。ドッグフードが湿る位に水をかけて、人間でいうお茶漬けのように食べやすくしてあげてもいいでしょう。

    ・日々一緒に遊ぶことでの体調チェック
    おもちゃで一緒に遊んでいると、視力が悪くなって投げたおもちゃが見えない角度があることに気付くことが出来ます。オスワリやフセの芸をする中で、後ろ足の動かし方から関節の痛みに気付くことも出来ます。お散歩の中で、歩き方やその日のコンディションを知ることも出来ます。遊びを通して体調チェックが出来ます。

    ・体中触って健康管理
    シニアになると、小さなイボが出来たり、脱毛があったり、赤くなってしまったところがあったりと、体にも小さな異変が起きやすくなります。1日1回は全身くまなく「見て」「触って」チェックすることで、毛皮に埋もれがちな異変にも、いち早く気づいてあげることが出来ます。

    おわりに

    LDWYTN/shutterstock

    いかがでしたか?
    シニアになっても愛犬と一緒に楽しく暮らすために私たちが出来ることは、たくさんあります。ワンちゃんは何歳になっても、楽しいことが大好きです。シニアになると、「長生きしてほしいから無理をさせたくない」「なるべくゆっくりさせてあげたい」と、思う方もいるのではないでしょうか。しかし、愛犬自身は自分が歳を取ったことを知りません。年を重ねて肉体は少しずつ衰えても、心は永遠に子供です。
    シニアになったからと言ってただいろいろなことを制限してしまうのでは、体は守れても、心の栄養は足りなくなってしまいます。体に気を使いながらも、日々刺激と楽しみを共有しながら、出来ることは楽しくやらせてあげられるように環境を作っていってあげましょう。

    プロフィール

    堀江志麻

    堀江志麻

    獣医師

    【所属】 往診専門動物病院「しまペットCLINIC」院長

    【略歴】 1979年 山口県宇部市に生まれる
    1986年~1992年 ドイツ・デュッセルドルフに滞在
    1998年 北里大学 獣医畜産学部・獣医学科に入学
    2004年 獣医師国家資格取得
    2004年~2007年 神奈川県 横浜市の動物病院に勤務
    2008年~2010年 同動物病院の分院(東京都大田区)の分院長を務める
    2010年 子供を出産し、一時お休み
    2011年 千葉県と東京都の2つの動物病院で勤務
    2011年11月11日 往診専門動物病院、しまペットCLINIC 開院 現在、東京都内を中心に千葉県、神奈川県にて往診をおこなっている。

    【資格】 日本小動物歯科研究会 (レベル1認定講習・実習 終了)
    日本メディカルアロマテラピー協会(JMAACV日本メディカルアロマテラピー動物臨床獣医部会認定ペットアロマセラピスト)
    日本ホリスティックケア協会(日本ホリスティック協会認定ホリスティックケア・カウンセラー)

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