
猫のペット保険は病気になってからでは入れないと思われがちですが、場合によっては病気になってからでも入れる可能性があります。ただし、加入はできても特定の病気や部位が補償対象外になることもあるため、ペット保険への加入は猫が若く健康なうちがおすすめです。
今回は、猫がペット保険に加入できるケースとできないケースについて詳しく解説します。また、猫がかかりやすい病気やケガ、加入する際に知っておくべき注意点なども紹介します。
もくじ

ペット保険は、原則として健康体で加入することが前提であり、病気を発症している間は基本的に加入できません。ただし、完治後の健康状態や過去に発症した病気の種類によっては加入できる可能性もあります。
ここでは、猫がペット保険に加入できるケースと条件付きの加入になるケース、加入できないケースの3つを紹介します。
猫のペット保険は、健康体の猫であれば加入が可能です。病気になってからでも、完治後であればペット保険が定める「過去に発症していると加入できない傷病(疑いを含む)」に該当せず、加入時の審査で健康体であると判断されれば加入できる可能性があります。
ただし、猫は犬と違って触れられることを避けることも多く、体調不良を見逃してしまうケースも珍しくありません。猫に次のような症状や行動がみられ、体調不良が疑われる場合は、まずは動物病院での受診を優先しましょう。
ペット保険は一度審査に落ちても再度申込みが可能です。不調がある疑われる場合は、いったん回復を待ってから再び申込みましょう。
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猫の病歴によっては、次のような「特定疾病不担保」「特定部位不担保」といった条件付きの加入になることもあります。
例えば、猫は体質上「腎臓病になりやすい」とされています。腎臓病が特定疾病に指定された場合、腎臓病や腎臓病に関連する病気で通院や入院、手術が必要になっても補償は受けられません。特定部位不担保も同じです。尿管が特定部位に指定されている場合、尿管に関する病気の補償は受けられません。
このように、特定の病気や部位が補償対象外となる加入条件が付く場合もあるため、ペット保険への加入を検討する場合は、できるだけ猫が健康なうちに検討を始めましょう。
猫が病気やケガの治療中の場合、加入できない可能性が高いです。保険会社が定める「過去に発症していると加入できない傷病(疑いを含む)」にかかったことがある場合は、残念ですがペット保険に加入することができません。
なお、審査に落ちて加入できなかった場合でも「A社には断られたもののB社では加入できた」「再度申し込んだら審査が通った」といったケースもあるため、諦めずに加入できるペット保険を探しましょう。
猫は犬と違って「品種によってかかりやすい病気が違う」というわけではなく、比較的かかりやすい病気は似通っています。後述するような「猫がかかりやすい病気」があるリスクを踏まえた上で、ペット保険の加入を検討しましょう。

病気やケガによっては、発症してしまうとペット保険に加入できなくなる恐れがあります。
例えば、当社の『げんきナンバーわんスリム』の場合、保険に加入できなくなる病気は次の通りです(疑いを含む)。※