“抱っこ=嫌なこと”になってない?

猫は抱っこが大好き?安全な抱っこの仕方

“抱っこ=嫌なこと”になってない?

PNS編集部

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お部屋でくつろいでいたら、猫が甘えたそうにスリスリ。それなのに、抱き上げた途端に逃げられてしまった……という経験はありませんか?そんな方にぜひ読んでほしい、猫を抱っこするポイントをお話します。

ペットの治療費 こんなに高額に!?

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今は健康なペット(わんちゃん・猫ちゃん)でも病気やケガは突然訪れるかもしれません。特に近年では動物医療の進化に伴い、治療費が思った以上に高額になるケースも。大切な家族のために、あなたも最適な選択ができるようにしてみませんか?

もくじ

    そもそも猫は抱っこが好き?

    猫は抱っこが大好き?安全な抱っこの仕方

    (Stokkete /shutterstock)

    本来、猫は抱っこが苦手

    「かわいい愛猫をいつでも抱っこしたい!」
    「モフモフの毛並みを思う存分味わいたい!」

    飼い主さんなら当然の願いですよね。でも抱っこが嫌いな猫は意外と多いのです。自立心旺盛な猫にとって抱っこは、動きが制限されて束縛された状態。危険が迫ったときに素早く対処できなくなるので、残念ながら、基本的には好ましくないのです。

    抱っこされて育つ人間とは違い、猫にとって「抱っこされること」は自然なことではないのです。

    猫が抱っこを好きになるメリット

    しかし、愛猫が抱っこ好きだとメリットはたくさんあります。

    • スキンシップが増えるので病気やケガの早期発見に繋がる
    • 災害時の避難の際なども安心
    • 動物病院への通院が楽になる
    • 何より猫との楽しいコミュニケーションになる

    もしあなたの愛猫が子猫なら、遊びながらスキンシップを取ったり積極的に膝に乗せたりして、早いうちから抱っこに慣れさせていきましょう。

    成猫でも遅くはありません。焦らずに少しずつ信頼関係を築いていくことで、愛猫との距離が縮まっていくはずですよ。

    まずは猫の正しい抱っこの仕方を確認しよう

    まずは猫の正しい抱っこの仕方を確認しよう

    (ICKEDA /shutterstock)

    正しい抱っこをマスターできていない飼い主さんは、意外と多いもの。不安定な体勢を嫌って抱っこから逃げてしまうケースも多いので、正しい抱っこの仕方を確認しましょう。

    猫をリラックスさせる

    抱っこに不慣れなうちは、ソファや椅子に座って、安定した姿勢で抱っこするのがおすすめです。

    いきなり抱っこするのではなく、寄り添ったり膝に乗った状態で、優しく声をかけながら撫でて、猫をリラックスさせましょう。ブラッシング好きな猫なら、ゆっくりブラッシングしてあげるのもいいですね。

    くれぐれも、自分の時間を楽しんでいる猫を急に捕まえて、無理やり抱っこしようとしないようにご注意を。

    猫の正しい抱っこの方法

    猫がリラックスモードに入ったら、抱っこにチャレンジしてみましょう。

    ①片方の手を猫のわきに入れて胸を支えながら持ち上げ、もう片方の手(腕)でお尻と後ろ足を包むように支えます。

    ②すかさず身体に密着させて、腕と身体全体で包むようにしてあげましょう。

    お尻と後ろ足が安定すれば、前足はもう片方の腕や胸・肩など、猫が好きなところに置かせてあげて大丈夫です。

    ポイントは、猫の体が不安定にならないように腕や体全体に密着させて、しっかり支えてあげること。

    ただし、ギュッと抱きしめたり押さえつけたりするのは厳禁です。猫が圧迫感を感じない程度に密着させましょう。

    気付いて!猫が嫌がっているときのサイン

    気付いて!猫が嫌がっているときのサイン

    (Irina Kozorog /shutterstock)

    抱っこから抜け出したり暴れたりしなくても、以下のような動きは猫が嫌がっているサインです。

    • 体をくねらせる
    • 前足を突っ張る
    • しっぽの先を素早く振る
    • 機嫌が悪そうな声で鳴く
    • 床(下)を見る

    ここで抱っこし続けようと無理強いすると、抱っこがますます嫌いになりかねません。

    すぐに解放してあげてください。また、落ちそうになると猫は反射的に爪を立てます。抱っこに自信がないうちは、長袖や厚手の上着を着ておくとよいでしょう。

    意外かもしれませんが、人間の赤ちゃんを抱っこするように仰向けで抱っこするやり方はNGです。弱点であるお腹をさらし、足が宙に浮いている不安定な姿勢になるので、大抵の猫はこの姿勢が嫌いです。

    猫にとっては、自分で伏せている体勢に近いほうが落ち着ける姿勢です。猫の足がブラブラせず、腹ばいに近い姿勢になるように抱っこしましょう。

    “抱っこ=嫌なこと”になってない?

    “抱っこ=嫌なこと”になってない?

    (KDdesignphoto /shutterstock)

    正しい抱っこをマスターするだけでなく、愛猫が抱っこを嫌がる理由も探ってみましょう。思わぬ原因があるかもしれませんよ。

    トラウマがあって
    “抱っこ=嫌なこと”になっている

    無理やり抱っこされて痛い思いをした、抱っこされた後に嫌なこと(病院で注射など)があった、というようなトラウマを抱えているケース。コミュニケーションを重ねて、地道に信頼関係を作っていきましょう。

    抱っこされる気分や環境じゃない

    遊びに夢中になっていたり、気持ちよく眠っていたりするときは、抱っこが好きな猫でも嫌がります。神経質な猫は、気になる音がしたり、知らない人がいると落ち着かず、逃げてしまう場合があります。

    抱っこする人から嫌いなにおいがする

    人間にとってはいい香りでも、猫が嫌がる香りがあります。代表的なのは柑橘類。香水だけでなく、柔軟剤やボディソープなどの匂いを嫌がることも。タバコの匂いも嫌いなにおいの一つです。

    ケガや病気の痛みがある

    いつもは抱っこさせてくれるのに、急に嫌がるように……。そんな場合はケガや病気の可能性を考えましょう。触られるのを嫌がる部位がないかを確認し、おかしいと思ったらかかりつけの動物病院に相談してみてください。

    性格的に抱っこが嫌い

    身も蓋もないと思われるかもしれませんが、性格的に独立心が強く、ベタベタするのが苦手な猫もいます。こういうクールな猫は、短時間でも抱っこさせてくれたら「ありがとう」と感謝して、その性格を尊重しましょう。

    神経質な性格で抱っこを避けている

    一方で、神経質で臆病な性格から抱っこを避けている猫もいます。こちらの場合は時間を掛けて少しずつ距離を縮めれば、抱っこ好きになってくれるかもしれません。

    心当たりがあったら、ひとつずつ解決してみてくださいね。

    抱っこ嫌いの猫への接し方

    抱っこの楽しさを知ってもらうために(okanakdeniz /shutterstock)

    トラウマや性格が原因と思われる場合は、焦らずじっくり、時間をかけて抱っこの楽しさを伝えていきましょう。

    スキンシップに慣れてもらう

    「正しい抱っこの仕方」でも解説したように、まずはスキンシップに慣れてもらうところから始めましょう。猫がリラックスしているときに隣に座り、優しく声を掛けたり撫でてあげたりして、あなたが“安心できる存在”であることを伝えます。

    膝の上を好きになってもらう

    距離が縮まったと思っても、急に抱っこしようと持ち上げたりはせず、自分から膝に乗るのを待ちましょう。

    膝に乗ってくれたら、耳の後ろや顎下などの好きな場所を撫でてあげたり、少量のおやつをあげたりして、膝の上が“いい場所”だと思ってもらえるようにしていきます。おもちゃで誘導したり、膝にタオルなどの猫が好む布を広げておくのもいいですね。

    少しずつ抱っこに挑戦

    膝の上が好きになってきたら、いよいよ抱っこに挑戦です。座ったまま抱き上げてみて、少しでも嫌がったらすぐに離してあげましょう。

    重要なのは、絶対に無理強いはしないこと。毎日少しずつ繰り返して、触れ合うことを習慣づけてくださいね。

    なかなか長時間抱っこできるようにならなくても、こういった時間の蓄積は確かな信頼関係に繋がります。

    寒い季節は抱っこのチャンス!

    寒い季節や気温が低い時間帯は抱っこのチャンスです。寒がりの猫にとって、安心して暖を取れる飼い主さんの腕の中は魅力的な場所。お風呂上がりで身体が温まっているときに挑戦してみてくださいね。

    抱っこの楽しさを知ってもらうために

    残念ながら、ここまで頑張っても抱っこが苦手な猫はいます。

    でも誤解しないでくださいね。飼い主さんへの愛情と抱っこの好き嫌いは別物です。こうしてコミュニケーションを重ねたことで、あなたと愛猫との間には以前よりずっと深い絆が生まれているはず。

    一緒におもちゃで遊んだり、のんびりリラックスタイムを共有したり、色々な方法で猫との愛情たっぷりな暮らしを楽しんでくださいね。

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