ゴールデン・レトリーバーって?性格・特徴・飼い方を紹介
2021.12.01 作成

ゴールデン・レトリーバーって?性格・特徴・飼い方を紹介

PNS編集部

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不動の人気を誇るゴールデン・レトリーバー。高い学習能力と運動能力、人懐こい性格が持ち味の大型犬です。今回は、ゴールデン・レトリーバーの特徴、性格、正しい飼い方を紹介します。ゴールデン・レトリーバーとの暮らし方を学んでいきましょう。

もくじ

    ゴールデン・レトリーバーの性格

    ゴールデン・レトリーバーって?性格・特徴・飼い方を紹介
    (Olena Brodetska /shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーは、高い学習能力と運動能力、人懐こい性格が持ち味の大型犬です。人にも動物にも優しく接することができる穏やかな性格をしています。飼い主さんには従順で素直なため、犬を飼うのが初めての方や、犬に苦手意識がある方も打ち解けやすいでしょう。

    他の犬に対して反発することも少なく、複数のペットを飼いたい方にもおすすめの犬種です。

    ゴールデン・レトリーバーの特徴は?

    ゴールデン・レトリーバーの特徴は?
    (Africa Studi /shutterstock)

    ゴールドやクリームの美しい毛並み、クリっとした黒目が愛らしく、日本をはじめ世界中に愛好家がいます。猟犬として活躍してきた歴史もあり、学習能力が高いのも特徴です。しつけに苦労する心配はあまりないでしょう。

    活発で運動能力も発達しているため、ドッグショーなどを目指したい方にも人気があります。飼い主さんの指示に忠実に従いスムーズにしつけを身につけてくれます。他の動物とも友好的なため、さまざまな犬種と遊べるドッグランは格好の遊び場です。

    警戒心や短気なところがなく、冷静で落ち着いた性格なので、警察犬などの仕事のほか、病院などで活躍するセラピードッグとして活躍する一面も持っています。

    ゴールデン・レトリーバーの歴史

    ゴールデン・レトリーバーの原産地はイギリスで、誕生の起源には諸説あります。一説には、19世紀のスコットランドで、狩猟犬の育成を目的にさまざまな犬種を交配したことが、ゴールデン・レトリーバー誕生のきっかけだといわれています。

    交配には、運動能力の高いセター系の犬種や、ウェービー・コーテッド・レトリーバーなどが用いられました。当時、スコットランドの狩猟家だったトゥイードマウス卿のもとには、交配により生まれたウェービー・コーテッド・レトリーバーの黄色い子犬が誕生しており、ゴールデン・レトリーバーの祖先になったのではないかと考えられています。

    かつては黄色の毛並みから、イエロー・レトリーバーと呼ばれることもありましたが、1920年に現在の名称に統一されました。

    当時のレトリーバーが得意としていたのは、水辺にいる鳥をハンティングする鳥猟犬としての仕事です。レトリーバーの名前は、捕まえた鳥をくわえて獲ってくる様子から、「回収する」意味の英語「retrieve」を当てはめたとされています。

    のちにペットとしての人気も高まり、イギリスのみならず世界各国へ輸出されるようになりました。日本では1994年ごろから広く知られるようになり、現在も大型犬のナンバーワンといっていいほどの人気を誇ります。

    狩猟犬としての知性や運動能力は、現在では警察犬、災害救助犬などとしても発揮され、さまざまな場所で重宝される身近な犬種になっています。

    ゴールデン・レトリーバーの大きさ・体重

    ゴールデン・レトリーバーの成犬の平均的な大きさは、オスは体高56〜61㎝・体重29〜34kg、メスは体高51〜56㎝・体重25〜29kgです。いわゆる、大型犬に入ります。

    個体差はありますが、300g〜500gで生まれた後、1ヶ月で2倍以上に体重が増え、生後3ヶ月には10kgを超えます。とりわけオスは成長が早く、8ヶ月には25kgクラスにまで成長。あっという間に成犬へ育っていきます。

    体格は、ゴールデン・レトリーバーの種類によっても異なります。ゴールデン・レトリーバーには、イギリス由来のイギリス系、アメリカから輸入されたアメリカ系に大きく分かれます。イギリス系は、レトリーバーの中でも比較的体つきが大きく、どっしりとした体格。一方アメリカ系は、イギリス系に比べると細身でスマートなシルエットが特徴です。

    ※体高…四つ足をついて立ったときの、地面から背中までの高さのこと。

    ゴールデン・レトリーバーの毛の種類

    ゴールデン・レトリーバーの毛色や毛の長さには、他の犬種と比べてどんな特徴があるのでしょうか。

    ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーの違い

    ゴールデン・レトリーバーといえば、サラサラとした美しい黄金色の毛並みを思い浮かべる方も多いでしょう。ゴールデン・レトリーバーは、毛並みが長い長毛種の犬に分類されます。

    ラブラドール・レトリーバーの毛色は、黒や茶色、イエローが代表的で、短毛種に分類されます。

    ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーは似ているためよく間違えられますが、犬種は異なります。ゴールデンは長毛、ラブラドールは短毛と覚えておくと見分けやすいでしょう。

    ゴールデン・レトリーバーの毛の色

    毛の色はゴールド、またはクリーム色をしています。特にイギリス系はホワイト系統が多く、アメリカ系はゴールドや茶系の毛を持つ犬が多い傾向にあります。

    毛色は成長につれて変化することもあります。子犬の頃は白っぽい色でも、成犬では濃いゴールドになるケースや、年齢を重ねるにつれゴールドや茶色が薄まり白に近づくこともあるようです。

    黒色のゴールデン・レトリーバーはいない

    ゴールデン・レトリーバーには黒や茶色などを作り出せない劣勢遺伝子を持っていることもわかっており、黒毛を持つものはいません。

    黒毛の長毛種は、フラットコーテッド・レトリーバーという別の犬種です。体の大きさや毛並みがゴールデン・レトリーバーとよく似ているため、混同されることがあるようです。

    ゴールデン・レトリーバーの寿命

    ゴールデン・レトリーバーの寿命は、10〜13年が一般的。犬全体の平均寿命は14.5歳といわれているため、やや短命ですが、大型犬の中では平均的な寿命といえます。

    ゴールデン・レトリーバーの飼い方

    ゴールデン・レトリーバーの飼い方
    (Bankrx /shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーとの暮らしで重要なのは、なんといっても運動です。活発な性格のため、飼い主さんとの外遊びは至福の時間になります。屋内飼育が向いている犬種でもあり、外出でストレスを溜めさせないことが大切です。

    豊富な運動量が必要

    ゴールデン・レトリーバーは人と一緒に遊ぶことが大好きなので、できるだけ毎日戸外で十分な運動量を確保することが大切です。運動をさせないと欲求不満になり、問題行動につながります。最低でも1日2回、30分〜1時間は散歩をさせましょう。

    ドッグランで体を動かしたり、ドッグスポーツにチャレンジしたりするのもおすすめです。ドッグランなら、リードをはずして好きなだけ運動させてあげることができます。他の犬との交流もあり、友好的なゴールデン・レトリーバーにはぴったりでしょう。

    頭を使う遊びを取り入れる

    ただ歩くだけの散歩ではなく、脳トレなどを加えながら、外のいろいろな刺激で頭と心も満たしてあげましょう。タオルなどを使って引っ張りっこをしたり、ボールやディスクを投げて持ってきてもらったり、飼い主さんと一緒に楽しめる遊びを取り入れるとよいでしょう。

    ドッグスポーツにはさまざまな競技があり、各地で大会やイベントも開催されています。中でも障害物のあるコースを走ってタイムを競う「アジリティ」は世界的に人気。日本でも毎年競技会が各地で開催されています。最寄りのスクールなどを探してみるのもよいでしょう。

    温度調整可能な環境を

    ゴールデン・レトリーバーは屋外飼育ではなく、室内で人と一緒に生活します。一概に「〇℃」と決めることはできませんが、室温は20~25℃くらいで、湿度は60%以下を目安にするとよいでしょう。

    年齢や、体調によっても、設定する環境は変わりますが、夏と冬はエアコンや暖房などで温度調整が必要です。また、1カ所に閉じ込めるのではなく、涼しい場所や暖かい場所をゴールデン・レトリーバー自身で選べるように、家の中の環境設定をしてあげましょう。

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    体のケア

    ゴールデン・レトリーバーの健康の維持には体のケアも欠かせません。習慣づけたいお世話のポイントを確認しておきましょう。

    シャンプーやトリミングは必要?

    美しい長い毛でおおわれたゴールデン・レトリーバーは、毛が伸び続けるプードルなどの犬種と違い、トリミングサロンでカットをする必要はありません。しかし、毛が抜け落ちるので、毎日のブラッシングや月1回~2回のシャンプーが必要です。

    体重管理に気を付ける

    食べることが大好きなため、太らないように気を付けることも大切です。股関節に問題がある子も多いため、家の中の床にカーペットを敷いたり、足裏の毛をカットして滑らないようにしたりなど、安全に過ごせる環境設定をしましょう。

    また、関節に負担をかけないためには体重管理が大切です。太ってしまった場合、犬は自分で食事の制御は出来ないため、飼い主さんが食事制限をする以外にダイエットをする方法は無いのです。

    ゴールデン・レトリーバーの注意しておきたい病気

    ゴールデン・レトリーバーの注意しておきたい病気
    (Rohappy /shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーと幸せに暮らすために、起こりやすい代表的な病気のことを知っておきましょう。

    股関節形成不全

    股関節の形が正常でなく、歩行困難などで生活に影響が出ます。痛みや症状が出る子もいれば、無症状の子もいます。股関節の成長が完成する2歳くらいまでの間に、一度はレントゲン検査を受けておくことが推奨されます。

    悪性腫瘍(癌)

    ゴールデン・レトリーバーは腫瘍に悩まされる可能性が非常に高い犬種。急激に体重が減ったり、ふらついたり、食欲がなくなるなどの、目で見てわかる不調がみられたら、かなり進行している場合が多いです。

    体表や口腔内に出来る癌は、日頃のお手入れや生活の中で見つけられることもありますが、体内に出来る癌を外見から見つけることは出来ないため、定期的な健康診断は欠かせません。小型犬に比べて、大型犬はシニア期に入るのが早いため、4~6歳になったら、1年に1~2回のドッグドックを受診することをおすすめします。

    胃捻転

    胃がねじれて、胃の中にガスが溜まったり、血流が滞ってしまう病気。体内で起きることのため、外見で判断が難しいです。嘔吐しようとしても、胃がねじれているため上手く吐けず、苦しそうに吐く動作を繰り返したり、ガスのたまった、お腹あたりが膨らんで見えることも。苦しさから、倒れたり、気絶してしまうこともあります。

    数時間以内に病院で緊急手術をしないと、死亡してしまう大変怖い病気です。自然に胃のねじれが戻って、勝手に治ることは無いため、様子がおかしいと感じたら急いで病院に連連れて行きましょう。

    皮膚炎

    乾燥したヨーロッパの犬種で皮脂が多いため、湿度の高い日本では、皮膚トラブルになることが多いです。シャンプーやドライヤーをする際に、よく毛をかき分けながら、地肌を見て、赤味や湿疹などがないかを確認しましょう。

    外耳炎

    たれ耳で風通しが悪く、耳の毛も、皮脂が多いため、雑菌がわいて炎症が起きやすいです。耳垢が耳をめくって見える範囲についている場合には、病院に行って診てもらうことが大切です。ゴールデン・レトリーバーに限らず、犬の耳を綿棒でこすって掃除をすることは、耳を傷つけて悪化させる危険があるのでやめてくださいね。

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    誤飲

    食いしん坊で、遊びながら口に物を入れることも大好きなため、誤飲のリスクがとても高いです。口に入る大きさの物は、ゴールデン・レトリーバーの届かないところに片付けておきましょう。ストレスによって、誤飲や家具の破壊が増加することもあるため、運動や一緒に遊ぶことでストレス発散をさせましょう。

    ゴールデン・レトリーバーを家族に迎える方法と費用

    ゴールデン・レトリーバーを家族に迎える方法と費用
    (Hollysdogs /shutterstock)

    ゴールデン・レトリーバーの相場は、25~50万円ほど(2021年10月時点)。ただし、イギリス系の場合は50万円以上する場合もあり、個体によって迎え入れる費用は変動します。

    ゴールデン・レトリーバーを迎えたら、どんなことに気を付けたらいいでしょうか。

    ゴールデン・レトリーバーを家族に迎えたら

    子犬の場合、ゴールデン・レトリーバーは小型犬と違い、あっという間に大きくなります。4カ月頃になると、柴犬くらいの大きさに育ち、活発に動きまわります。いたずらをしたり、寝たり、起きたりを繰り返しながら、家族や社会の事を学びます。ゴールデン・レトリーバーを迎えた家族は、休む間もなく、元気いっぱいの子犬のお世話とトレーニングに時間を使うことになるでしょう。

    子犬と向き合う時間をとる

    ゴールデン・レトリーバーだけでなく、全ての犬種にいえることですが、子犬を迎えてから少なくとも3~8カ月間は、人の都合は通じません。子犬のペースに合わせられるように、時間に余裕を持った生活を整えましょう。子犬に4時間以上の留守番は長く、トイレの失敗や、問題行動につながりやすいです。長時間の外出の際は、子犬の保育園や、ペットシッターなども検討しましょう。

    生後6カ月以降は活発になる

    生後4カ月頃までは、体力がないため大人しいように見えます。寝る時間も多いため、手がかからないイメージを持つ方も多い事でしょう。しかし、生後6カ月から1歳くらいまでの間は、それまでと比べ物にならないほど、エネルギーがみなぎります。甘噛みや家具の破壊、お散歩での跳びつきや引っ張りなどの悩みと向き合うことになるでしょう。

    元気で健康な犬なら当たり前の行動です。2歳くらいまで、家族全員でコツコツと気長にトレーニングをしながら、子犬と一緒に成長していきましょう。

    1カ月にかかる飼育費用は?

    1カ月にかかる飼育費用は?
    (In Green/shutterstock)

    大型犬の平均的な飼育費用は、1カ月あたり1万5,000~3万円になります。

    食費

    フードやおやつといった食費。価格はピンキリですが、平均すると1カ月で5,000~6,000円ほどかかります。

    日用品代

    トイレシーツなどの日用品が1カ月で5,000~1万2,000円前後。

    シャンプー・トリミング代

    シャンプーなどのお手入れをトリミングサロンにお願いする場合は、大型犬の場合1回1万円以上かかるでしょう。

    医療費

    フィラリアやノミ・ダニの予防薬なども含め、健康であっても医療費として年間で4~6万円ほど必要でしょう。1カ月にすると4,000円程度です。

    知っておきたい、ペットの医療事情

    初めて犬を飼う方の盲点となるのが、ペットの医療事情です。ペットには公的な健康保険がなく、治療費は全額自己負担となります。自由診療のため病院によって料金が異なる点が、人とは違います。

    子犬がかかりやすい病気・ケガ

    子犬は、骨折や異物誤飲が多いです。

    • 骨折の平均的な治療費:7万~15万円
    • 異物誤飲の平均的な治療費:1万5,000~3万円 ほど

    ただし、どちらも場合によっては20万円を越えるケースもあるため、住環境を整えるなど事前の予防が大切です。

    お迎えしたばかりの頃は環境変化によるストレスで軟便や風邪にもなりやすいので体調の変化にも気を付けてあげましょう。

    ペット保険

    ペットの年齢によって保険料は変わりますが、大型犬の1ヶ月の保険料は1,800~3,500円*ほど。0~3歳の間に加入するケースが多いです。

    ペット保険は、健康でないと加入できず、加入可能年齢が「満7歳まで」のように制限のある場合がほとんど。人と同じように犬も年齢が上がれば病気のリスクも上がるため、早めに加入したいものです。

    【ペット保険選びのポイント】

    ペット保険はたくさんの種類があり、どれも同じように見えるかもしれませんが、各保険商品によって補償内容は大きく異なります。

    保険料だけではなく、以下の補償内容をよく理解し、最もご自身に適した保険を選ぶようにしましょう。

    • その犬種が発症しやすい慢性疾患が補償されるか
    • 金銭的に負担の大きい高額な手術に対応できているか
    • 1日あたりの支払い金額や年間の通院日数に制限がないか など
    保険最強ランキング2年連続1位のペット保険_大型犬

    *参照:慢性疾患にも、高額治療にも対応したペット保険!ペット&ファミリー損害保険「げんきナンバーわんスリム プラン50」

    愛犬と楽しく暮らそう 

    家族になる前からたくさんのことを学ぶことで、快適な暮らしをスタートすることができます。お迎えする犬の特徴や費用などをよく知ってよきパートナーとして信頼関係を築いていってくださいね。

    著者・監修者

    PNS編集部

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    ペットニュースストレージ編集部です。

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