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Kimrawicz /shutterstock
2019.09.27

【プロドッグトレーナー監修】可愛いの代表格。マルチーズの魅力と暮らし方

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プロドッグトレーナー

大久保羽純

大久保羽純

昔から、可愛い家庭犬として人気者のマルチーズ。白くてふわふわ、いたずらっ子のような活発さも併せ持つマルチーズは、私たちを笑顔にする魅力的な犬種です。現在マルチーズと暮らしている方も、これからマルチーズを迎えようかと思っている方も、魅力にあふれたマルチーズとの暮らし方を知っていきましょう。

ペットの治療費 こんなに高額に!?

ペットの治療費 こんなに高額に!?

今は健康なペット(わんちゃん・猫ちゃん)でも病気やケガは突然訪れるかもしれません。特に近年では動物医療の進化に伴い、治療費が思った以上に高額になるケースも。大切な家族のために、あなたも最適な選択ができるようにしてみませんか?

もくじ

    マルチーズの飼い方。歴史とルーツ編

    Kimrawicz /shutterstock

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    現代では日頃のケアのしやすさから、短めにヘアカットされたマルチーズをよく見かけますが、昔ながらのマルチーズは地面に着くほどの長い毛をなびかせながら歩く、貴族たちが愛する気品に満ちた犬でした。マルチーズは長い歴史の中で、貴族が抱いて歩くための犬でもあったことから、抱きやすい重さである3.2㎏以下が好ましいとされる小さな犬種です。

    現在の日本でのマルチーズの飼育頭数は、全犬種の中で第10位(JKC2018年度犬種別犬籍登録頭数参照)です。マルチーズの人気は絶大で、1968年~1984年の間には、飼育頭数第1位の座を不動のものにしていました。

    マルチーズは、紀元前1500年頃からの大変長い歴史のある愛玩犬です。現在の中東のレバノンあたりに住んでいた、海洋貿易を得意とする民族フェキニア人たちが、貿易中継点の地中海のマルタ島に持ち込んだ犬だと言われています。船員たちのペットとして船旅を共にする、海風に毛をなびかせるマルチーズを想像してみて下さい。愛らしい笑顔を浮かべたマルチーズたちは、きっと多くの船員たちを和ませていたことでしょう。

    その後、ヨーロッパにも広く知られるようになったマルチーズは、イギリスのヴィクトリア女王にも飼育され、それにより一般市民にも大流行することになりました。マルチーズは、日本に限らず、世界中で人気の愛玩犬なのです。

     

    マルチーズの飼い方。環境設定編

    Brea Persing /shutterstock

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    マルチーズは屋外飼育ではなく、人と一緒に室内で生活します。

    快適な気温は、高くても25℃ ほどで、湿度は低い方がいいでしょう。体調や年齢によって、快適な状態は変化しますから、エアコンや暖房などで温度調整が必要です。世界的にも、湿度が高い上に暑いと言われる日本の夏には、エアコンが欠かせません。特に、身体が小さなマルチーズは、気温の変化で体調を壊しやすいため、オーナーさんがよく温度管理をするようにしましょう。

    また、室内での注意点としては、足裏の毛が長かったり、床が滑りやすいと、足腰への負担につながります。家の中のマルチーズが歩く場所には、マットやカーペットを敷くようにしましょう。

     

    マルチーズの飼い方。運動量編

    NEO80/shutterstock

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    ほとんどの犬種は、狩猟の手伝いをするためや、家畜の護衛をするために、人間によって品種改良されてきました。しかしマルチーズは、他の犬たちのように狩猟の手伝いをする犬種ではありません。マルチーズのお仕事内容は、貴族に抱っこされながらパーティーに参加したり、馬車に乗って移動したり、一般家庭にペットとして可愛がられたりする、「愛玩犬」というものでした。

    そのイメージからも、運動量は少なくて済みそうに思えるかもしれません。もちろん、狩猟犬種と比べれば、運動量は少ないでしょう。しかし現代の日本人自体の運動量が、世界的に見ても少ないと言われているため、私たち日本人の思う「あまり体力がない」というイメージよりは、体力があると覚悟しておきましょう。

    マルチーズの運動量には個体差があります。寝ている時間以外は、常に「ねえねえ、一緒に遊ばない?」と元気に誘ってくる子もいれば、比較的のんびりしている子もいるでしょう。どちらにせよ、家の中だけで過ごしても、刺激が足りずに暇になってしまいますから、お散歩や遊びは必要不可欠です。

    マルチーズは小さな体にも関わらず、おもちゃ遊びや、お散歩、におい嗅ぎも大好きな、活発な犬種です。頭も良く、いろいろな芸を覚えてくれます。

    運動や刺激が足りないと、ストレスが溜まってしまい、いたずらや問題行動につながることもあります。吠えてしまう、イライラしている、いたずらが多いなどの問題が起きたときの一つの理由として、体力や知力を十分に発散させられているかも考えましょう。ぼーっと歩くだけの散歩ではなかなか疲れてくれませんので、におい嗅ぎをさせたり、一緒に遊んだりして、体力だけでなく、お外のいろいろな刺激で頭と心も満たすようにしましょう。

    マルチーズの飼い方。ビューティーケア編

    NTOUMAS ANTONIOS /shutterstock

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    マルチーズは、トリミングが不可欠な犬種です。柴犬のように一定の長さに保たれるわけではなく、毛が伸び続けます。そのため、月1回~数回のトリミングが必要です。トリミングサロンに通うための予算を、事前に想定しておきましょう。

    マルチーズは温暖な地域発祥の犬のため、下毛が無く抜け毛の少ない「シングルコート」です。細くて柔らかい毛が密集しているため、とても毛が絡みやすく、すぐに毛玉になります。毛玉は毛根が引っ張られて痛く、皮膚にも悪いため、毛玉を作らないように1日に数回以上のブラッシングは欠かせません。

    1日に何度もブラシをするのが難しい場合は、毛を長く伸ばすカットをあきらめて短めにしましょう。その場合でも、最低1日1回のブラッシングは欠かせません。貴族の愛した犬ですから、手間と時間がかかってなんぼの、高貴で美しい犬なのです。手をかけるほど可愛く、美しくなっていくマルチーズは、日々のビューティーケアをするのが大好きな方に、うってつけの犬種と言えるでしょう。

    マルチーズに限らず、犬全般に言えることですが、体を触られることに抵抗がある子はたくさんいます。または、背中は触らせてくれても、足先は嫌がるなど、触られるのが苦手な部分がある子も多いでしょう。

    一生のボディケアのためにも、体を触られることに抵抗を持たせないように、小さなころからトレーニングをしましょう。ご褒美に美味しいものをあげながら、全身をくまなく触る練習を繰り返し、人の手がワンちゃんの体に触れること自体に良い印象をもってもらえるようにしましょう。

     

    マルチーズの飼い方。起こりやすい病気編

    Olga Aniven/shutterstock

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    マルチーズと楽しく暮らすために、病気のことを知っておきましょう。

    ・膝蓋骨脱臼(通称:パテラ): 足の膝のお皿がずれやすく、歩くときに足を浮かしたり、跳ねたりする症状がでます。痛みや不快感を伴う場合があります。

    ・僧帽弁閉鎖不全症: 心臓の弁がうまく閉まらずに、血液が逆流してしまう病気です。6歳を過ぎたあたりから特に増えてくると言われています。

    ・流涙症、涙やけ: 通常、涙は目を潤した後に、目頭から吸収されて鼻に流れていきます。しかし、涙管が詰まってしまうと、涙が鼻の方に抜けずに、目頭からあふれてしまいます。これにより、眼の下の被毛や皮膚が涙に触れ続けて涙やけを起こし、皮膚の炎症につながることもあります。

    ・肥満: マルチーズに限らず現代の犬たちには、肥満が増えています。肥満は人生にとって百害あって一利なし。犬は自分で食事の制御は出来ないため、オーナーさんが食事制限をする以外にダイエットをする方法はありません。適正体重にすることが愛情だと思って、カロリーコントロールをしましょう。

    マルチーズの健康管理で大切なことは、「食事量」、「運動での活発さ」、「排泄の回数と量と質」の日々のチェックです。しかし日頃、チェックしているつもりでも、見ただけでは症状がわかりづらいものも多いため、若いうちは年1回以上、6歳以上なら半年に1回以上、動物病院で健康診断をしましょう。

     

    病気はマルチーズにとっても、家族にとっても苦痛です。勝手に良くなることはありません。少しでも異常を感じたら、早めに動物病院に行き、相談をしましょう。

    近年、動物医療が発展し、ワンちゃんたちの寿命も延びてきています。医療行為の選択肢が増えた分、かかる金額も高額になるケースもあります。治療費に備えてペット保険に加入しておくこともおすすめです。ただし、補償対象となる病気や補償割合などは保険会社によって異なるため、補償内容を保険会社・保険約款などで確認し、比較検討して加入しましょう。

    マルチーズの飼い方。家族への迎え方編

    Rita Petcu/shutterstock

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    子犬を迎える方は、どんなことに気を付けたらいいでしょうか。

    子犬は生後6か月くらいまで、数時間おきにオシッコやウンチをします。寝たり、起きたりを繰り返しながら、家族や社会の事を学びます。家族は休む間もなく、子犬のお世話やしつけに時間を使うことになるでしょう。子犬を迎えてから、少なくとも3~6カ月間は、子犬のペースに合わせられるように、時間に余裕を持った生活をしましょう。

    また、子犬には4時間以上の留守番だと長すぎて、トイレの失敗や、問題行動につながりやすいです。子犬の保育園や、ペットシッターなども検討しましょう。

     

    まとめ

    Sushitsky Sergey/shutterstock

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    いかがだったでしょうか。マルチーズと楽しく暮らすためのヒントはありましたか? マルチーズを迎える前に学ぶこと、そして、迎えた後も学び続けることが、幸せへの道です。日本中のマルチーズちゃんと、オーナーさんが笑顔で楽しく過ごせますことを、心から応援しています。

    プロフィール

    大久保羽純

    大久保羽純

    プロドッグトレーナー

    【所属】 PERRO株式会社 代表取締役
    SUNNY Dog Training Partner 代表
    東京都動物愛護推進員
    健全なペットとの暮らしを目指す協会P-ALIVE 代表
    家庭動物共生教育支援フォーラム(FAES) 理事

    【略歴】 1985年 東京都江東区に生まれる。フェレット5匹、デグー12匹、亀3匹と暮らす。
    2003年~2007年 東海大学工学部卒業。
    2007年~2011年 某製薬会社MR(医薬品営業)勤務。
    2012年 ドッグトレーナー学校在学。
    2012年~2013年 海外留学でトレーニング修行。ニュージーランド動物保護施設「SPCA Auckland」で犬・猫のケアやトレーニングをボランティアスタッフとして学ぶ。
    2013年~現在 出張トレーニング・しつけ教室・講演などを行う「SUNNY Dog Training Partner」を設立。世界の保護施設、トレーニングを学ぶため10カ国以上を視察、滞在。外国人の夫と国際結婚。保護犬ジャックラッセルテリアと家族になる。
    2014年~2017年 関東の犬のトレーニング施設4カ所で勤務。関東の動物保護施設で勤務。
    2018年~2019年 都内専門学校でトレーニング実習講師として勤務。
    2018年~現在 「健全なペットとの暮らしを目指す協会P-ALIVE」を設立。「家庭動物共生教育支援フォーラム(FAES)」理事に就任。
    2017年~現在 犬に関するコンサルティング・トレーニングなどの総合相談業務を行う「PERRO株式会社」を設立、代表取締役に就任。世界中の犬と人との幸せな暮らしのサポートのため、日々邁進。

    【資格】 ・米国CCPDT認定国際ドッグトレーナー資格 CPDT-KA所持。
    ・PDTA認定ドッグトレーナー。
    ・The Smart Dog Owner Academy Basic / Advance 修了。
    ・SPCA Auckland Volunteer。
    ・東京都動物愛護推進員。
    ・愛玩動物飼育管理士1級。
    ・日本ペットシッター協会公認ペットシッター士。
    ・高等学校教諭第一種免許。
    ・Advanced Open Water Diver。
    ・P-ALIVEペット安全生活101講演認定講師。

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