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Alexsander Ovsyannikov/shutterstock
2019.09.27

【プロドッグトレーナー監修】犬にサプリは必要? 愛犬の健康のためのサプリとの付き合い方とは

Alexsander Ovsyannikov/shutterstock

プロドッグトレーナー

大久保羽純

大久保羽純

昔に比べて、犬用のサプリはとても手に入りやすくなってきました。サプリの用途も、関節をサポートしたり、皮膚をケアしたり、眼に良いと言われるものなど、まるで人間のサプリのように、多種多様な目的に合わせて販売されています。 飼い主さんは、たくさんの商品の中から、どれを使ったらいいのだろうという気持ちになりますよね。そんな疑問にお答えするために、今回は、犬のサプリの役割や、安全な使い方のお役立ち情報をお届けします。

ペットの治療費 こんなに高額に!?

ペットの治療費 こんなに高額に!?

今は健康なペット(わんちゃん・猫ちゃん)でも病気やケガは突然訪れるかもしれません。特に近年では動物医療の進化に伴い、治療費が思った以上に高額になるケースも。大切な家族のために、あなたも最適な選択ができるようにしてみませんか?

もくじ

    サプリメントの使い方をイメージしよう

    Alexsander Ovsyannikov/shutterstock

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    そもそもサプリメントは、お薬ではありません。人間のサプリでも同じことが言えますが、あくまで「栄養を補助する食品」と言う位置づけです。そのため、使い方のイメージは、今の暮らしで足りていない栄養素を補うための、あくまで補助的な食べ物として考えるのがおすすめです。サプリを治療という意味合いで使用するのではなく、予防や治療の補助として、うまく活用していくことで、今後の暮らしを快適に過ごすことができるでしょう。

     

    品質・情報が信頼できる物かどうか

    ALPA PROD/shutterstock

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    サプリには、どこでも購入できるものと、動物病院でしか購入が出来ないものがあります。

    サプリは医薬品ではなく、あくまで食品ですから、製品の成分試験や安全試験などをせずに、販売が出来てしまいます。そのため、品質や使い方も色々なものがあり、効果もまちまちです。最近の人間のサプリには、「特定機能食品(トクホ)」など、国の定めた審査を通過したものもありますが、ペットにはそのような製品はありません。

    しっかりとした基準がない中では、少しでも安全なものを選ぶ飼い主さんの目に、すべてがかかっています。口に入れるものですから、しっかり成分や原産国、メーカーの情報などをもとに、飼い主さんが愛犬の代わりに責任をもって選ぶことをおすすめします。

     

    誇大広告は疑おう!

    Kalamurzing/shutterstock

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    医療用医薬品であれば、いくつもの試験を重ねて、安全な摂取量や効果判定を行っていきますが、サプリはそのような裏付けがありません。
    そのため、例えば「白内障が治る!」とか「関節の痛みが消える!」などの、治療効果を打ち出すような広告や宣伝は禁止されています。逆に言えば、サプリは食品ですから、健康をサポートする食べ物として体に負担が少ない点が、お薬との違うメリットなのです。
    もしサプリに数日で効果が出てしまうような強い効果があるならば、それは体の別のどこかに負担をかけている可能性があります。
    人間でも、海外の「痩せるサプリ」を飲んだ方の死亡事故が起きています。品質が不明で、効果が強すぎるという事は、それだけ目的以外の部分にダメージを負わせることになるのです。

    サプリはすぐに劇的な効果を期待するものではなく、数カ月かけて、ゆっくりと状態が改善されているような気がするくらいのペースで取り入れることがおすすめです。愛犬のために、少しでも効果的なものを取り入れたい気持ちになりますが、誇大広告に惑わされることなく、こつこつ身体に良い影響を出すサプリを選びましょう。

     

    サプリの効果と逆効果!?

    Orawan Pattarawimonchai/shutterstock

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    人間のサプリでさえ、何がいいのか選ぶことは難しいのに、犬用のサプリを選ぶことなんて大変で当然です。愛犬のために、良かれと思ってサプリを与えたことで、逆効果になってしまう場合もあります。例えば、ミネラルの多い水や、カルシウムなどのサプリは結石のリスクを高める可能性があります。また、歯に良いと思ってキシリトールを与えるなんて絶対にダメ! 犬にとってキシリトールは、少量でも中毒を起こしてしまう危険な成分なのです。

    人間と違って犬は『動物』です。飼い主さんが知らない体の仕組みがたくさんあって当然です。さらに、すでにお薬を飲んでいる子は、お薬とサプリの相互作用を考える必要もあります。

    いかがでしょうか。ここまで聞いていただくと、今までよりもサプリ選びを難しく感じる方も多いかも知れません。実際のところ、自分でサプリを選ぶことが難しいと言っている飼い主さんがほとんどです。その場合はまず、獣医さんに相談して、今の愛犬に合うおすすめサプリを聞いてみましょう。最近では、獣医さんもサプリの勉強をしていたり、サプリを取り扱っている病院も増えてきました。動物病院でサプリを購入することもおすすめです。

     

    治療に向けて、サプリは1つの選択肢

    Best dog photo/shutterstock

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    ひとまとめに「サプリ」と言ってしまうと、それこそ膨大な数の商品があり、品質や効果もそれぞれです。サプリの中でも、国内外で非常に効果を期待されているサプリもたくさんあります。治療をするにあたり、お薬だけでなく、お薬とサプリを併用して、効果的に治療をしていくことは、医療の現場ではたくさんあることなのです。

    ただ、治療の目的でサプリを活用していくのは、獣医さんとの相談で行っていくものです。では、飼い主さんはサプリを選ぶことのほかに、愛犬のために何が出来るのでしょうか? 

    例えば、膝が悪い犬の場合。薬やサプリだけではなく、生活環境を改善して、関節の負担を減らすことも出来ます。

    例:関節の悪い愛犬のために、飼い主さんのできる対策例
    ・床に滑らないようなマットを敷く。

    ・体重が重ければ、ダイエットして関節の負担を軽減する。

    ・飛び降り予防のため、高いところに登らせないように柵を設置。ソファを座椅子に変更。

    ・関節に良いストレッチやマッサージを習ってやってみる。

    ・関節の負担を減らすエクササイズを習ってやってみる。

    どうでしょうか? 関節をケアするという目的のためにも、飼い主さんが出来ることがたくさんありますね。こういった作戦の中の1つの選択肢が、サプリです。

    サプリで全てを解決するという事ではなく、目的のための方法の1つであると考えて、上手く活用していきましょう。

     

    サプリを使うその前に! 体調不良や異変はまず病院へ

    RobsPhoto/shutterstock

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    最後に重要なお話です。サプリを使おうと思っているとき、大切な注意ポイントがあります! もしも現在、愛犬に何かしらの不具合を感じているのなら、まずはすぐに動物病院を受診しましょう。サプリを使って、様子を見ている場合ではありません。

    なぜこんなお話をするかと言うと、そもそも犬たちは痛みに強く、病気でも弱っている様子や症状を見せてくれないことが多いからなのです。
    もし現時点で飼い主さんが愛犬を見て、少しでも「おかしいな」と感じる異変があれば、もしかするとすでに症状が進んでいるかも知れません。
    痛みを伝えることが出来ない犬たちが、明らかな異変を見せている時…。それは、人間でいう救急車を呼ぶほどの状態かも知れません。
    サプリは栄養補助の食品ですから、病気や怪我をすぐに治せるものではないのです。犬の1日は、人間の1週間。おかしいなと思ってから数日が過ぎるという事は、体調不良を1か月以上放置するのと同じことなのです。様子を見る前に、まずは動物病院に連絡をするようにしましょう。

     

    まとめ

    Stickler/shutterstock

    飼い主さんは、愛犬に快適な日々を過ごしてもらいたい願いから、いろいろなサプリを検討されることかと思います。その愛情は素晴らしいものです。

    愛犬の笑顔のために、目的に合わせて、品質、使い方、効果を、たくさんの情報の中から飼い主さんが選んでいきましょう。ずっと一緒に暮らすパートナーが、ずっと笑顔で過ごせるように、日々の様子を見て、愛犬に合うものを探し続けていきましょう。

    プロフィール

    大久保羽純

    大久保羽純

    プロドッグトレーナー

    【所属】 PERRO株式会社 代表取締役
    SUNNY Dog Training Partner 代表
    東京都動物愛護推進員
    健全なペットとの暮らしを目指す協会P-ALIVE 代表
    家庭動物共生教育支援フォーラム(FAES) 理事

    【略歴】 1985年 東京都江東区に生まれる。フェレット5匹、デグー12匹、亀3匹と暮らす。
    2003年~2007年 東海大学工学部卒業。
    2007年~2011年 某製薬会社MR(医薬品営業)勤務。
    2012年 ドッグトレーナー学校在学。
    2012年~2013年 海外留学でトレーニング修行。ニュージーランド動物保護施設「SPCA Auckland」で犬・猫のケアやトレーニングをボランティアスタッフとして学ぶ。
    2013年~現在 出張トレーニング・しつけ教室・講演などを行う「SUNNY Dog Training Partner」を設立。世界の保護施設、トレーニングを学ぶため10カ国以上を視察、滞在。外国人の夫と国際結婚。保護犬ジャックラッセルテリアと家族になる。
    2014年~2017年 関東の犬のトレーニング施設4カ所で勤務。関東の動物保護施設で勤務。
    2018年~2019年 都内専門学校でトレーニング実習講師として勤務。
    2018年~現在 「健全なペットとの暮らしを目指す協会P-ALIVE」を設立。「家庭動物共生教育支援フォーラム(FAES)」理事に就任。
    2017年~現在 犬に関するコンサルティング・トレーニングなどの総合相談業務を行う「PERRO株式会社」を設立、代表取締役に就任。世界中の犬と人との幸せな暮らしのサポートのため、日々邁進。

    【資格】 ・米国CCPDT認定国際ドッグトレーナー資格 CPDT-KA所持。
    ・PDTA認定ドッグトレーナー。
    ・The Smart Dog Owner Academy Basic / Advance 修了。
    ・SPCA Auckland Volunteer。
    ・東京都動物愛護推進員。
    ・愛玩動物飼育管理士1級。
    ・日本ペットシッター協会公認ペットシッター士。
    ・高等学校教諭第一種免許。
    ・Advanced Open Water Diver。
    ・P-ALIVEペット安全生活101講演認定講師。

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