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2019.06.27

【プロドッグトレーナー監修】 トイプードルってどんな犬?性格・飼い方・特徴についてご紹介

現代の人気犬種の代表格、トイプードル。その愛らしさは、飼い主さんだけでなく、道行く人まで、笑顔にしてくれます。現在トイプードルと暮らしている方も、これからトイプードルを迎えようかと思っている方も、魅力にあふれたトイプードルの飼い方を知っていきましょう。

トイプードルの飼い方。歴史とルーツ編

mohitseb/shutterstock

プードルは、原産地が不明なほど、古くからヨーロッパで親しまれた犬種です。プードルのルーツは、水場での人間の猟を手伝う作業犬であったと言われています。ヨーロッパの上流階級の間で人気となり、大きなサイズの「スタンダードプードル」から、小型化された犬種が作られていき、ついに1700年代後半、最小サイズのプードルとして「トイプードル」が作られました。柔らかく美しい被毛と、愛嬌のある性格と表情、見ている人たちの心をつかんで離さないトイプードルたちは、多くの人々を魅了してきた歴史のある犬種なのです。

トイプードルの特徴・性格・飼い方。環境設定編

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トイプードルは屋外飼育ではなく、室内で人と一緒に生活します。小さくても体力があるので、お散歩も欠かせません。適切な気温は20~25℃くらいで、湿度や天候、体調によっても変わります。エアコンや暖房などで温度調整が必要です。また、家の中で、涼しい場所や暖かい場所をトイプードル自身で選べるように、環境設定をしてあげましょう。 足裏の毛が長かったり、床が滑りやすいと、足腰への負担につながります。家の中のトイプードルが歩く場所には、マットやカーペットを敷くようにしましょう。

トイプードルの特徴・性格・飼い方。運動量編

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トイプードルは、遊びが大好き。寝ている時間以外は、常に「遊ぼうよ!こっちを見てよ!」と誘ってくるほどです。小さな体にも関わらず、おもちゃ遊びや、お散歩、他のワンちゃんや人との遊びも大好きな、パワフルな犬種です。頭も良く、いろいろな芸を覚えてくれます。 小さくても、学習意欲が人一倍あるため、家の中だけにいる生活では、暇になってしまい、いたずらや問題行動につながります。毎日お散歩に行き、体力だけでなく、お外のいろいろな刺激で頭と心も満たしてあげましょう。

トイプードルの特徴・性格・飼い方。トリミング編

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トイプードルと暮らすと、トリミングの仕方で、様々な表情が楽しめます。テディベアカットでふっくらのお顔、オシャレにアフロカットなど、たくさんのカットスタイルがあります。どんなカットにするか、家族のみんなで相談する時間は、ワクワクしますね。 それと同時に、トイプードルは、トリミングが不可欠な犬種でもあります。例えば、柴犬は毛が生え変わることで、毛が一定の長さを保つため、カットをする必要はありません。しかし、トイプードルは抜け毛が少ない代わりに、毛が伸び続けます。そのため、必ずカットをする必要があります。月1回~数回のトリミングをすることになります。そのため、トリミングサロンに通うための予算を、事前に計算しておきましょう。また、毛が繊細で、からみやすいのも特徴です。毎日ブラッシングをして、毛玉を作らないように気を付けましょう。 手をかけるほど可愛く、美しくなっていくトイプードルは、日々のビューティーケアをするのが大好きな方に、うってつけの犬種と言えるでしょう。

初心者必見!トイプードルの種類・飼い方。大きさと選び方編

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「プードル」の仲間は、大きさによって4種類に分かれます。大きいものから順に、 1.スタンダードプードル 2.ミディアムプードル 3.ミニチュアプードル 4.トイプードル プードルの中では、トイプードルが最小です。足先から首の後ろ(肩)までの体高が、24~28㎝がトイプードルのサイズだと決められています。トイプードルよりも小さなサイズ(ティーカップ、タイニーなど)を見かけることもあるかもしれませんが、犬種に認められてはいません。愛犬団体JKCは、小さ過ぎるそれらの犬に対して「犬種標準から逸脱しているため、犬としての健全性に欠ける場合があるので注意が必要」と指摘しています。トイプードルよりも小さい個体は、様々な病気の可能性があることを知っておきましょう。

トイプードルの飼い方。起こりやすい病気編

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トイプードルと楽しく暮らすために、病気のことを知っておきましょう。 <骨や関節の病気> ・膝蓋骨脱臼(通称:パテラ):足の膝のお皿がずれやすく、歩くときに足を浮かしたり、跳ねたりする。 ・レッグペルテス病:成長期に多い。大腿骨の血行が悪くなり、股関節が変形してしまう。 ・骨折:骨が細いため、ちょっとした高さから降りたり、落ちたりすることで、骨折する。 <皮膚の病気> ・アトピー、アレルギー、膿皮症、かゆみ:乾燥したヨーロッパの犬種のため、皮脂が多く、湿度の高い日本では、皮膚トラブルになることが多い。 <耳の病気> ・外耳炎:たれ耳で風通しが悪く、耳の毛も、皮脂も多いため、雑菌がわいて炎症が起きやすい。 <目の病気> ・白内障・緑内障:人間と同様に、トイプードルも発症する。 ・進行性網膜萎縮症(PRA):目の網膜が委縮して失明に至る。遺伝疾患のため、血縁関係やその個体のキャリアを検査することで、発症の可能性があるか事前に把握できる。 <内分泌系の病気> ・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群):ホルモン異常で多飲多尿や、脱毛などが現れる。 <その他> 気管虚脱:気管が圧迫されて、潰れてしまう状態。小さな体であるトイプードルは、散歩で引っ張って歩いてしまう場合、首への負担が大きいため、首輪よりハーネス(胴輪)が推奨されている。 てんかん:体の病気や脳の神経異常から、発作が起きる。大きく体を揺さぶるものから、少し硬直したり、ふらふらする程度の発作もあるが、いずれも要治療。 停留睾丸:男の子は生後半年~8カ月くらいで、体内にあって外からは見えない2つの睾丸が、体の外からもわかるように陰嚢に降りてくる。何かしらの理由で両方、または片方が降りてこないことがある。 病気は、トイプードル自身にも、家族にも、苦痛です。勝手に良くなることはありませんから、少しでも異常を感じたら、早めに動物病院に行き、相談をしましょう。若いうちは年1回以上、6歳以上なら半年に1回以上、動物病院で健康診断をしましょう。

トイプードルの飼い方。家族への迎え方編

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子犬を迎える方は、どんなことに気を付けたらいいでしょうか。子犬は生後6か月くらいまで、数時間おきにオシッコやウンチをします。寝たり、起きたりを繰り返しながら、家族や社会の事を学びます。家族は休む間もなく、子犬のお世話やしつけに時間を使うことになるでしょう。子犬を迎えてから、少なくとも3~6カ月間は、子犬のペースに合わせられるように、時間に余裕を持った生活をしましょう。 また、子犬には4時間以上の留守番だと長すぎるため、トイレの失敗や、問題行動につながりやすいです。子犬の保育園や、ペットシッターなども検討しましょう。 子犬を迎えるときは、子犬の月齢にも注意しましょう。子犬は産まれてすぐに、母犬や兄弟から引き離されると、心と体の成長が未熟となり、しつけや社会性に悪影響があると言われています。最低でも2か月は母犬や兄弟と過ごさせてから、迎えるようにしましょう。信頼できるブリーダーの元で、親犬の健康状態や生活を見て、遺伝疾患も事前に確かめたうえで、家族に迎えましょう。 現代では、成犬を保護団体から迎えて里親になる方も増えています。成犬の場合は、その子の個性もハッキリわかりますし、団体の人から暮らし方のアドバイスをもらうことも出来ます。 いかがだったでしょうか。トイプードルと楽しく暮らすためのヒントはありましたか?トイプードルを迎える前に学ぶこと、そして、迎えた後も学び続けることが、幸せへの道です。日本中のトイプードルちゃんと、飼い主さんが笑顔で楽しく過ごせますことを、心から応援しています。

プロフィール

大久保羽純

大久保羽純

PERRO株式会社 代表取締役 国際ライセンスCPDT-KA認定ドッグトレーナー

日本とニュージーランドで修行。世界平和を目指し、現在は東京で、犬と人の心をつなぐレッスンや講師、執筆など各所で活躍中。